球界トピックス

10月3日

 吉村、涙の引退! 最終打席は二飛


7回裏に桑田の代打として打席に立った吉村は、あわや150号か!?と言う大ファールを飛ばしたが、最終的にはセカンドフライに倒れ、節目の記録は飾れなかった。試合後、ナイン全員による胴上げと握手攻めで迎えられた吉村は「(指導者として)また帰ってきたいと思ってますので、その時には感動して喜んで頂ける様なチームにしたいですね」と豊富を語った。また、この日、試合展開次第では、引退登板が危惧されていた川口も、無事に登板を行った。金本を直球で三振に切って取り、有終の美を飾った。

 ゴジラ34号、2年連続100打点!
2回裏、黒田から34号3ランを放った松井は、8試合連続打点と言う猛チャージで、巨人では王さん以来20年ぶりの2年連続100打点の大台に乗せた。同時に100得点、100三振、100四球も記録しており、4部門で3桁に乗せる日本球界では初の偉業(?)を達成! これで全日程を終えた松井は、6本差つけた江藤、8打点差つけたローズらの結果待ちで、二冠王を狙う!

 熾烈新人王争い、高橋3割、川上13勝!
高橋が全日程を終えて、目標の20本塁打には届かなかったものの、巨人のルーキーでは茂雄以来40年ぶりの3割をキープ! 一方、ライバル・川上は、7回1失点の好投で13勝目をあげ、防御率も2位の野口に0.11差と肉迫した! また、坪井も川上から2安打を放ち、打率を,325まで上げ、新人の球団最多安打記録に王手をかけた!

 彦野、引退表明!
中日を支える乱闘要員の一角・彦野が引退を表明し、この日、引退試合を行った。1番センターでスタメン出場した彦野は、最終打席、ショートゴロに倒れ、現役生活に別れを告げた。

 鈴木(一)、8年ぶり代打安打!
エセネオエセ松井に7本差と迫られ、最多安打V5へ赤信号の鈴木(一)が、この日代打として登場。マットソンのナックルを叩き、15日ぶりのヒットを放った。球団マスコットの「ネッピー」として長年活躍してきた島野氏の引退に花を添えるべく、プリアムの2ホーマーなどの活躍で近鉄を下したオリックスは、ついに3位に浮上! 奇跡の逆転優勝へ夢を残した!

 またも首位いじめ! 横浜、地元Vへ黄信号!
終盤、横浜戦に、嫌がらせのごとくエース級を送り込んできたヤクルトが、横浜の地元Vを阻止すべく、この日も、伊藤がマシンガン打線を散発3安打に抑える快投で下した! これで、横浜の地元Vは、この後、3連勝しかなくなった。正確には、9日からの中日戦と言う可能性も残ってはいるが、それは、あくまで中日が連勝、横浜が連敗を続けたらの話。明日の先発は、最多勝を狙う川崎が有力視されており、ヤクルトの首位いじめは、まだまだ続く!