11月8日

イオン日米野球2006/福岡ドーム:全米5勝0敗
全日本  0002000010  3
全 米  0000120002× 5
日:和田(H)−永川(C)−ミッチー(L)−馬原(H)−●小倉(E)
米:ラッキー−カプアーノ−ヘンスリー−フエンテス−ジョー姉さん−○シールズ
本:
新井(C)1、村田(YB)1、レイエス1
 レイエス、サヨナラ2ラン! 全日本、川相不在で72年ぶり全敗の屈辱!
72年ぶりとなる日米野球全敗と言う屈辱は何としても回避したい全日本は0−0で迎えた4回、全米先発・ラッキー(エンゼルス)に対して、先頭の新井(広島)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへソロアーチを叩き込み、1点を先制。更に、二死後、村田(横浜)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ放り込み、この回、2点。全日本先発・和田は4回までパーフェクトの快投を展開していたが、5回、先頭のハワード(フィリーズ)にライト前へ弾き返されると、二死後、ライト(メッツ)にレフト前へ痛打され、一、三塁のピンチ。ここで昨年までバッテリーを組んでいたJ.マッケンジー(マリナーズ)にライト前へタイムリーを浴びて、1点差。流れを引き寄せた全米は続く6回、全日本2番手・永川(広島)に対して、先頭のレイエス(メッツ)が振り逃げ,井口(ホワイトソックス)が死球で出塁し、一、二塁。一死後、絶好調のハワードがライトオーバーのタイムリー二塁打で同点に追いつくと、なおも二、三塁の場面でA.ジョーンズ(ブレーブス)がセンターへ犠飛を打ち上げ、勝ち越しに成功。1点を追う全日本は8回二死から、青木(ヤクルト)の三塁打,新井の四球で一、三塁とするも、フクーラ(ロッテ)がファーストライナーに倒れて、二者残塁。1点差の儘、迎えた土壇場9回、全米4番手・フエンテス(ロッキーズ)に対して、全日本は一死から村田がライト前ヒットで出ると、二死後、代打・ニックン(巨人)がセンター前ヒットを浴びせて、一、二塁。ここで大村(ソフトバンク)がレフト前へタイムリーを浴びせて、ついに同点。なおも一、二塁で一打勝ち越しと言う所で全米は抑えの切り札・ジョー姉さん(ツインズ)を投入。ジョー姉さんの快速球の前に梵(広島)は空振り三振に倒れ、試合は延長に突入。10回、全日本は二死からフクーラのヒット,里崎(ロッテ)のエンタイトル二塁打で二、三塁とし、ジョー姉さんを引きずり下ろしたものの、代わったシールズ(エンゼルス)に対し、村田はライトライナーに倒れて、二者残塁。すると、その裏、この回からマウンドに上がった小倉(悪の温床・楽天)に対して、全米は先頭のホール(ブリュワーズ)が三遊間を破ると、続くレイエスがレフトスタンドへ2ランを叩き込み、サヨナラ勝ち。5連勝の全米は賞金1億4000万円を獲得。MVPには打率.556,3戦連発の4本塁打8打点と大爆発したハワードが選ばれた川相不在で敗れるべくして敗れ続けた全日本は72年ぶりの日米野球全敗。世界を相手にするに当たり、日本球界にとって名手・川相がまだまだ必要不可欠な存在である事を改めて思い知らされる事になった事は言うまでもないだろう。