11月6日
 ガッツな貴公子、小田嶋との交換トレードで横浜へ!
この日、ガッツな貴公子・仁志が小田嶋+金銭の交換トレードで横浜へ移籍する事が発表された。昨年、2年ぶりに若大将・原監督が復帰したが、仁志との確執は依然として深かった模様。昨オフ、パ・リーグ屈指の名ショートである小坂をロッテから獲得し、雑で緩慢なフィールディングのニックンの外野ないしはサードへ回して、仁志とのゴールデン二遊間を結成させるかと思いきや、あろう事か小坂をセカンドにコンバートすると言うあからさまな嫌がらせを受けた。小坂が打撃不振に陥っても、仁志に出番が回ってくるでもなく、今度は広島からキムタクを獲得。そうこうしているうちにルーキー・脇谷が頭角を表してきた事により、仁志はすっかり二軍暮らしが板についてしまう事に…。挙げ句の果てに、9月末には右手人差し指の骨折で再び登録抹消と踏んだり蹴ったりの一年だった。今回のトレードは私情により飼い殺される理不尽な状況に不満を募らせていた仁志の希望によるものだったとの事で会見でも「チームの中での自分の位置が変わり、今後を考えなくてはいけなかった。トレード成立を後押ししてくれた球団に感謝している。35歳という年齢に関係なく、もっと飛躍したい。大矢新監督の下、新しい気持ちでやれる事は嬉しい。ベイスターズのチームの底上げに力になりたい」と、さっぱりした表情を浮かべていた。交換相手の小田嶋は若大将・原監督の後輩である東海大出身で、元々は捕手として入団したが、近年は一塁手に転向。一発もあり、二軍では外野も守った事があるとあって、巨人側は幅広く起用出来ると期待している模様。