１０月１７日 　小久保、ＦＡ権行使を明言！　ソフトバンク復帰は濃厚か！？ 茂雄とチンピラ三山元代表の陰謀により、名手・川相が去ってから、凋落の一途を辿るばかりで、最後の藤田チルドレン・桑田までが退団濃厚となるなど、有能な幹部候補生を次々に失い、先行きの見通しは真っ暗闇の巨人だが、追い打ちをかける様に更なる戦力ダウンの危機に瀕している。この日、主砲・小久保が「ＦＡは自分で得た権利で大事にしたい思いがあった。巨人との契約が切れ、もう一度、自分の野球のあり方を考えるいいチャンスと考え、ＦＡ権を行使する事にした」と、今オフ、ＦＡ権を行使する方針を正式に表明したのだ。これにより、ソフトバンクへ移籍する事はほぼ確実と見られている。昨オフ、Ｊ．マッケンジーに亡命された上、松田，江川らの成長を信じた上でのバティスタとの契約解除が完全に裏目に出た事で、４年連続のリーグ制覇を逃してしまったソフトバンクにとって、攻撃力アップは最大の懸案事項。松田，江川に成長の兆しが見えない今、サードに入る大砲は喉から手が出る程、欲しい人材。３年前、ダイエーのフロントと確執を深め、無償トレードで巨人へ移籍した小久保だが、王さんとは蜜月の関係であり、ホークス復帰の機会を窺っていた事も想像に難くない。王さんも「井口やＪ．マッケンジーは自分から出ていったが、小久保は事情が違う」と小久保獲得へ自信を覗かせている。ダイエーがソフトバンクに身売りした事で確執のあるフロントも崩壊した今、福岡へ戻る事に何ら障害はなくなった。巨人は壊滅的な戦績で厳冬更改となるのは確実でＦＡした小久保に更なる年俸アップを提示する事も出来ない状態であり、慰留する事は困難極まりないと思われる。巨人にとって、小久保は戦力的には勿論の事、チームリーダとしても重要な地位にあった事は言うまでもない。今季も序盤は首位を独走しながら、小久保が離脱した途端に泥沼の連敗地獄に陥った事を考えても、小久保を失う事は計り知れないダメージとなりそうだ。