10月15日

ナゴヤドーム:中日14勝6敗2分
YB 100000000  1
D  00200000×  2
勝:人斬り抜刀斎17勝7敗
負:岸本0勝1敗
S:山本昌11勝7敗1S
 名手・川相、勝利を呼ぶ芸術的犠打炸裂! 引退試合に花添える大活躍!

余力を十二分に残しながら、落合監督の深慮遠謀により、無念の現役引退に追い込まれた名手・川相。巨人時代に続いて、3年ぶり2度目の引退試合となったこの日、川相は2番サードでスタメン出場。初回から川相の好守が見られたものの、村田のタイムリーで1点を先制されてしまう。その裏、一死走者なしで打席に入った川相は岸本の2球目のストレートを見事に捉えて、レフト前に弾き返す会心のヒットで出塁し、まだまだ現役として通用する所をまざまざと見せつける。しかし、この後、福留,T.ウッズと倒れて、川相は一塁に釘付け。川相の引退試合に花を添えようと気負い過ぎている先発・中田は2回、金城,古木と連打を浴びるも、相川を空振り三振。続く岸本のバントを素早く処理した中田は三塁へ転送。送球を受けた川相はすかさず一塁へ素晴らしい送球を見せ、ゲッツーを完成。0−1の儘、迎えた3回、中日は先頭の荒木が左中間突破の二塁打を浴びせると、ここで打席に入った名手・川相は500%バントと警戒されている場面で体にぶつかろうかと言う内角の厳しいボールをかわしながら、いとも簡単に三塁線へ打球を転がす芸術的犠打を炸裂させ、前人未踏の通算犠打記録を533と更新。続く福留は川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりにレフト前へタイムリーを放ち、荒木が同点のホームイン。更に、続くT.ウッズが歩いた後、森野が川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりにライト前へ弾き返して、勝ち越しに成功。直後の4回、一死から吉村が三遊間へ痛打するも、これを名手・川相が華麗なダイビングキャッチ。グラブの先っぽに引っかかった事で握り直した為、一塁は間一髪セーフとなるも、吉村は二盗を仕掛けて憤死し、結局、この回は3人で攻撃終了。4回からマウンドに上がっていた人斬り抜刀斎はこの川相のプレーで士気が高まったか、続く5回から5連続三振の快投を見せる。5回裏、先頭打者として打席に入った川相は簡単に2−0と追い込まれるも、ここからファールで粘る持ち味のしぶとさを見せるも、最後は無念の空振り三振。7回に入った所で井端がサードへ回り、名手・川相はついに聖域ショートの守備に就くも、残念ながら守備機会は訪れなかった。その裏、再び先頭打者として打席が巡ってきた川相はまたもや執拗にカットする粘り腰を見せたが、最後は顔面付近のボールによける様にバットが出てしまい、空振り三振。川相は8回からは守備に就かず、これが現役最後の打席となった。試合は7回からマウンドに上がった山本昌が最後まで投げきり、7年ぶりのセーブをマーク。川相の作ったチャンスで勝ち越した1点のリードを守りきり、川相の引退試合に花を添えた。この後、引退セレモニーでファンへの挨拶を行った川相だが、落合監督は日本シリーズで川相を出場選手登録する意向を示しており、まだ川相のプレーを堪能する機会は残されている様だ
神宮:ヤクルト8勝14敗
G  000000000  0
S  01000001×  2
勝:川島2勝2敗
負:内海12勝13敗
S:館山2勝5敗5S
 宮出、先制タイムリー! 川島、7回10Kの快投で2勝目!