9月21日

 王さん、ようやく退院で現場復帰へ意欲! 高校生ドラフト出席は見合わせ!
自力優勝が消滅し、V4へ黄信号が灯っているソフトバンクだが、東京都新宿区の慶応義塾大学病院に再入院していた王さんがこの日、ようやく退院。胃の全摘手術後、一度は8月2日に退院したものの、食事が詰まってしまい、食事の摂取方法等の栄養指導の為、8月6日に再入院していた。約1ヶ月半に渡り、入念な指導を受けた王さんは手術前から15kgも体重を落とし、痩せこけた姿ながらも「せっかちな性格である上に、生来の大食漢なので、胃がないという事実を理解して食事を取るのは思った以上に大変だった」と、明るい表情を浮かべた。優勝争いが佳境に入っている中、復帰の時期が注目されるが「すぐにでもチームに合流し、選手達と共に戦っていきたいが、この数ヶ月が重要と聞いている。とりあえずは体力をつけないと。しっかりとリハビリに取り組み、元気になって復帰したい」と語るなど、日本シリーズに出場を果たしても、現場復帰はせずに陰ながらチームを見守る方針。数日は都内の自宅で療養し、体調次第では福岡ドームでのシーズン最終戦(楽天戦)の観戦を予定しており、そこでナインに直接、檄を飛ばす意向だ。尚、25日に行われる高校生ドラフトについて、球団側から出席を打診されていたが、こちらは見合わせるとの事。ソフトバンクナインは福岡ドームでの全体練習前に王さん退院の朗報を知らされた喜びを露わに。川崎は「王さんも強い気持ちでいらっしゃる。その気持ちに報いる為にも、残り試合、全力で戦いたい」と、逆転Vを誓った。