7月23日
オールスターゲーム/宮崎:全パ73勝64敗8分
全セ  010201021  7
全パ  002020000  4
全セ…内海(G)−黒田(C)−朝倉(D)−○永川(C)−藤川(T)−クルーン(YB)

全パ…斉藤和(H)−涌井(L)−八木(F)−福盛(E)−●馬原(H)−小林雅(M)
本:劇団ひちょり(F)、オチョア(D)、シーツ(T)
 藤本、決勝2点打でMVP! クルーン、球宴記録の160kmマーク!
全パ先発・斉藤和(ソフトバンク)に対して、全セは一死から金城(横浜)がヒットで出るも、日本を代表するゲッツー量産マシンとして球宴に選ばれたニックン(巨人)が期待に応えてショートゴロゲッツーに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、3人で攻撃終了。しかし、続く2回、キュラソ星人(阪神),オチョア(中日)のヒットで二死一、二塁とすると、阿部(巨人)がライト前へ弾き返して、キュラソ星人が先制のホームイン。一方、全セ先発・内海(巨人)の前に2回を無得点に抑え込まれた全パだが、黒田(広島)にスイッチした3回に先頭の大村(ソフトバンク)が左中間突破の二塁打を浴びせると、マジュニア劇団ひちょり(日本ハム)がレフトスタンドへ2ランを叩き込み、一気に逆転に成功。1点を追う全セは直後の4回、全パ2番手・涌井(西武)に対して、一死からシーツ(阪神)がセンターへ弾き返すと、続くオチョア(中日)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ2ランを放り込み、再逆転。しかし、5回、全セ3番手・朝倉(中日)に対して、全パは一死から劇団ひちょりがセカンドへの内野安打で出ると、西岡(ロッテ)のライト前ヒットで三進。続く中島(西武)の打席で西岡は二盗を敢行し、阿部が二塁へ送球した隙に劇団ひちょりは果敢にスタートを切って、本盗を決め、同点。西岡は調子ぶっこいて三盗を仕掛けて憤死するも、中島,カブレラ(西武)と連打を浴びせて、再び勝ち越しに成功。またも1点を追う展開となった全セは直後の6回、シーツが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーンへ豪快なアーチをぶち込んで、同点。全パは7回、全セ4番手・永川(広島)に対して、一死から中島がセンターオーバーの三塁打を浴びせ、絶好の勝ち越しのチャンスを作るも、カブレラ,松田さん(偽バファローズ)と連続三振に倒れて、中島は三塁に釘付け。直後の8回、この回からマウンドに上がった馬原(ソフトバンク)に対して、シーツ,オチョアの連打で二、三塁のチャンスを作ると、途中出場の藤本(阪神)がセンター前へ2点タイムリーを放ち、勝ち越しに成功。9回には李(巨人)の犠飛でダメを押すと、最後はクルーン(横浜)が球宴記録となる160kmを記録するなど、快速球で全パの反撃を断ちきり、今年の球宴は全セの2連勝で幕を閉じた。MVPは決勝2点タイムリーの藤本が選ばれ、賞金200万円をゲット。優秀選手賞には全セからはいずれも一発を含む3安打のシーツオチョア、全パからは一時は逆転弾となる2ランに加え、本盗も決めた劇団ひちょりと、あわやサイクルと言う3安打を放った中島が受賞。新人賞には2回無失点の内海劇団ひちょりが選ばれた。