3月21日 オープン戦:L3−9G、Bs4−0T、S2−7H、D6−1C、F2−2YB、M3−3E
WBC決勝:ペトコ・パーク
日  本 400020004 10
キューバ 100002021  6
日:○霊感投手・松坂(L)−渡辺俊(M)−藤田(M)−大塚(レ)
キ:●ロメロ−オデリン−N.ゴンザレス−ペドロソ−パルマ−マヤ−Y.ゴンザレス
本:パレ、セペダ2
 チーム一丸でキューバを撃破! 王JAPAN、WBC初代王者に君臨!
紆余曲折あったものの、ついにWBC決勝に辿り着いた日本。迎え撃つはアマチュア最強軍団・キューバ。王さんは川崎(ソフトバンク)を初めて1番に起用し、好調・里崎(ロッテ)を6番へ昇格させるなど、準決勝に続いて打線のテコ入れを敢行した。これが奏功したか、初回、西岡(ロッテ)の内野安打を皮切りに一死満塁のチャンスを掴み、早くもキューバ先発・ロメオをKO。そして、代わったオデリンに対して、ハマのスペランカー(横浜)が押し出し死球を食らって先制点をゲットすると、二死後、今度はガッツ(日本ハム)が押し出し四球を選んで2点目。更に、今江(ロッテ)が2点タイムリーを放ち、この回、いきなり4点。しかし、その裏、アテネ五輪で唯一キューバに黒星をつけた男として先発起用された霊感投手・松坂(西武)がパレに先頭打者アーチを浴び、4−1。以降、両軍相譲らぬ攻防で3点差の儘、試合は中盤へ突入。迎えた5回、日本は鈴木一朗(マリナーズ),松中(ソフトバンク)の連打で無死二、三塁と絶好のチャンス。ここでハマのスペランカー(横浜)の三塁線の痛烈なゴロがタイムリー内野安打となると、里崎(ロッテ)が送った後、ガッツが犠飛を打ち上げ、2点を追加。すると、その裏、王さんはまだまだ制限投球数には余裕のある霊感投手・松坂を引っ込め、渡辺俊(ロッテ)を投入。期待に応え、この回は簡単に3人で退けた渡辺俊だったが、続く6回、川崎のエラーでピンチを招き、川相不在の重さを痛感したか、ボレロ,セペダ,ウルティアと3連打を浴びて、2点を献上。7回は無失点で切り抜けこそしたものの、2つのエラーが飛び出すなど、世界一へのプレッシャーから川相不在の弊害を露呈しまくり、徐々に重苦しいムードに包まれる日本ベンチ。そして、8回には一死一塁から3番手・藤田(ロッテ)がセペダに2ランをぶち込まれ、1点差にまで詰め寄られた。何とか突き放したい日本は土壇場9回、西岡の絶妙のセーフティバントが決まるなど、一死一、二塁のチャンスを掴むと、ここで鈴木一朗がライト前ヒット。一気に本塁を狙った二塁走者・川崎がペスタノの好ブロックの間隙をぬった絶妙のホームタッチを見せ、貴重な1点を追加。これで勢いに乗った日本は王さんが代打の切り札として残しておいた福留(中日)の2点タイムリー,ガッツの犠飛で10点目。その裏、8回途中からマウンドに上がっていた大塚(レンジャース)が内野安打で1点を失ったものの、最後はエンリケス,グリエルを連続三振に斬ってとり、ゲームセット。イカレ審判,イカレ観客,茂雄の陰謀など、様々な障害に遭いながら、苦難を乗り越えた王ジャパンは見事にWBC初代王者に輝いた。尚、MVPには霊感投手・松坂が輝き、ベストナインは日本からは霊感投手・松坂,里崎,鈴木一朗の3人が選出された。