3月9日 オープン戦:H1−4T、Bs5−5E、M4−8L
 上原、マリナーズ相手に5回無失点! 久保田はペタジーニに痛恨被弾!
WBC2次リーグに備え、アリゾナ入りしている日本代表がこの日、鈴木一朗の亡命先でもある京都の花札屋傘下のマリナーズと練習試合を行った。先発の上原(巨人)は5回を投げ、1安打6三振の無失点と上々の仕上がり具合。韓国戦では湿っていた打線もガッツ(日本ハム),鈴木一朗のタイムリー等で3点を先制するなど、常に主導権を握る展開で6点をゲット。気になるのは抑えの一角を務める久保田(阪神)。4点リードで迎えた土壇場9回、いきなり連打を浴びて、無死一、二塁のピンチを迎えると、招待選手としてキャンプに参加している元巨人・ペタジーニに3ランを叩き込まれてしまった。後続は断ち切り、辛くも逃げ切ったものの、2次リーグに向け、不安を残す内容となった。一方、この日、1次リーグB組で優勝候補と目されるアメリカがカナダに6−8で敗れる波乱が起きた。これにより、アメリカの自力による2次リーグ進出が消滅。この後、アメリカが南アフリカに勝っても、カナダがメキシコに敗れると、2勝1敗で3チームが並ぶが、この場合、該当チーム同士の試合での1イニング当たりの失点率で順位を決する事になる。南アフリカ戦の結果は対象外となる為、アメリカはいかに南アフリカに圧勝しようとも、カナダがメキシコに2失点以内で敗れると、1次リーグ敗退が決まる。