3月5日 WBCアジアラウンド:中国3−12台湾 オープン戦:H1−9G、C5−4YB、T5−8L、Bs5−5D、F6−2M
WBCアジアラウンド:東京ドーム:日本2勝1敗
韓国 000010020  3
日本 110000000  2
韓:金善宇−奉重根−ペ英洙−○具台晟−朴賛浩
日:渡辺俊(M)−藤田(M)−杉内(H)−●石井弘(S)−藤川(T)−大塚(レ)
本:川崎(H)、李スンヨプ(G)
 川相不在の弊害、大露呈! 石井弘、痛恨被弾で悪夢の逆転負け!
2勝0敗同士で迎えた韓国との一戦。失点数では韓国を上回る為、一次リーグ1位突破を果たすには引き分けも許されない日本は初回、一死からヒットで出た好調・西岡(ロッテ)が二盗を決めると、福留(中日)のセカンドゴロの間に三進。ここで松中(ソフトバンク)は一、二塁間へ痛打。セカンド・金鐘国のダイビングキャッチに阻まれるも、全力疾走で一塁を駆け抜け、タイムリー内野安打とし、西岡が先制のホームイン。続く2回には二死走者なしから川崎(ソフトバンク)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへソロアーチを放ち、2点目を追加。しかし、明らかに格下の中国,台湾と違い、韓国は川相不在で楽に勝てる相手ではなかった。3回にクリーンアップが三者凡退に斬ってとられると、4回には満塁のチャンスを掴みながら、ワンヒットで十分な場面だと言うのに川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振した西岡のライト線への大飛球が李晋暎にダイビングキャッチされ、三者残塁とまたまたまた川相不在の弊害を露呈。一方、日本先発・渡辺俊は4回まで無失点投球を展開していたが、5回、一死二、三塁のピンチを迎えると、李炳圭に犠飛を許して、1点差。更に、韓国の石毛宏典・李ボンジョムに死球を食らわせた所で、制限の65球を待たずしてKO。ここで打席に入った李スンヨプ(巨人)に対して、王さんは去年までの同僚・藤田(ロッテ)を投入すると、藤田は見事に期待に応え、空振り三振に斬ってとりピンチ脱出。何とか突き放したい日本は7回、先頭の鈴木一朗(マリナーズ)が死球で出塁。ここで韓国は元オリックスの具臺晟を投入。これに対して、西岡はヘッポコバントを連発した挙げ句に見逃し三振に倒れる体たらく。この後、代打・ベンちゃん(西武),松中と倒れて、結局、鈴木一朗は一塁に釘付けとまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈ヘッポコバントでチャンスを潰すと言う川相さえいれば考えられなかった無様な展開にとても勝っているとは思えない陰鬱としたムードに包まれた日本は8回から石井弘(ヤクルト)を投入するも、一死から韓国の石毛宏典・李ボンジョムにセンター前へ痛打されると、続く李スンヨプに右中間スタンドへ2ランを叩き込まれて、一気に形勢逆転。その裏、三者凡退で打ち取られた日本は土壇場9回も韓国の守護神・朴賛浩の前に代打・金城(横浜),川崎と倒れて、あっと言う間に二死。そして、最後は鈴木一朗がショートフライを打ち上げて、万事休す。全勝での二次リーグ進出を目指していた王さんだったが、茂雄の陰謀による川相不在と言う致命的欠陥のあるチーム構成が肝心な所で機能せず、屈辱の2位に終わった。まるでこうなる事を見切っていたかの様に観戦に訪れていた茂雄は川相不在で王さんが苦渋を味わうと言うこれ以上ない展開に満面の笑顔を浮かべて、球場を後にした