2月11日
 最後の愛弟子・桑田、藤田氏の追悼試合先発へ意欲!
巨人は9日に心不全で死去した藤田元司氏の功績を讃え、追悼試合の開催を計画している事を明らかにした。藤田氏が現役時代に付けていたエースナンバー「18」に因んで、3月18日に予定されているソフトバンクとのオープン戦が最有力とされているが、その「18」の継承者であり、巨人の現役選手では藤田政権を経験した最後の一人となった愛弟子・桑田が、この日の先発マウンドへ意欲を燃やしている。前日、宮崎キャンプから遠路、都内の藤田氏の自宅を弔問すると、この日はすぐさま宮崎へ戻り、空港から直接、球場へ乗り込むハードスケジュールを展開するなど、意欲満々。昨年は悪太郎・堀内前監督の嫌がらせ采配により、屈辱の未勝利に終わっており、今季は文字通り、崖っ淵の年でもある。「感謝の気持ちは忘れません。18番の心構えと言うものを、事ある毎に教えて頂いた。ジャイアンツの伝統、歴史を伝えてやってくれと言われていました」と語る桑田。受け継いだエースナンバーのプライドに賭けても、昨年の様な無様な成績は残せない。
 3度の紅白戦で好投! 元偽バファローズ・岩下、テスト合格で正式入団!
日本ハムのキャンプにテスト生として参加していた岩下がこの日、正式に契約を結ぶ事になった。年俸700万円(推定)の1年契約で背番号は「69」。急性骨髄性白血病と言う難病から見事に復活を遂げながら、皮肉な事にその所為で水島の呪いにかかってしまった岩下は、昨年、僅か1試合の登板に留まり、偽バファローズから自由契約とされていた。しかし、現役続行に固執し、日本ハムのキャンプに参加を決めると、紅白戦3試合で3回を2安打無失点と安定した投球を展開。左の中継ぎが不足している状況も手伝って、首脳陣から合格の評価を勝ち取った。ヒルマン監督から「3度の登板をこなし、彼自身がチャンスを掴んだ。大いに期待している」と期待をかけられた岩下は「嬉しいです。戦力として考えてくれたと言う事でしょう」と、まだ野球が続けられる喜びに満面の笑みを浮かべた。
 新助っ人・ガルバと正式契約! ベレイラは育成選手として契約へ!
この日、中日は新助っ人として、クラウディオ・ガルバ投手(28=188cm、110kg 左投左打)と正式に契約した事を発表。背番号はFAで巨人へ移籍した野口が付けていた「47」に決定。ドミニカ出身のガルバはメジャー経験はなく、マイナーリーグや独立リーグ,台湾球界を転々としており、春季キャンプにはテスト生として参加していた。念願の入団を果たしたガルバは「自分はストレートで押していくタイプ。先発でも抑えでも与えられた所をやりたい」と、抱負を語った。また、同じくテスト生として参加していたベネズエラ出身のエルネスト・ペレイラ投手(23=193cm、100kg 左投左打)は育成選手として契約する事が決定。背番号は「200」。