1月25日
 怒濤のシカト包囲網! ノムさん、改革案連発も悉く不発に!
この日、都内で12球団監督会議が開かれ、ノムさんは「試合前から戦いは始まっている。戦いは知識,情報を駆使した読みが9割。しかも野球は8割が投手。先発を予告していたのでは後継者育成の大きな弊害となる。野球の本質を外れないルールにして欲しい」と、かねてより主張していたパ・リーグの予告先発制度撤廃案を25分にも渡って力説した。しかし、案の定、自分がオーダーを組みやすいからに他ならないにも拘わらず、あくまでファンの為と言い張るバレンタイン監督を初め伊東監督,ヒルマン監督は徹底したノムさんシカト包囲網を展開。監督会議により決定出来る事項でない為、パ・リーグ小池会長が「(最終的な決定機関になる)パ・リーグ理事会に提案してくれ」と制止する場面もあった。更に、ノムさんはこれにくじける事なく、ベンチからメガホンで指示する事を禁ずるパ・リーグ限定の規約を痛烈批判したり、プレーオフの改革を訴えるなど、一人でヒートアップする一方だったが、これまた反応がない為、空回りするばかり。若大将・原監督は「意識の高さに感銘を受けた」と理解を示したが、セ・リーグの監督とあって、援護にならず。意見を否定しているくせに、討論となる事を避けたいがごとく会議中には感想も意見も一切述べてこず、会議が終わってから、長々と反論をぶちまけるバレンタイン監督らに対して、ノムさんは怒りを爆発させた。