1月15日

 王さん、WBC日本代表監督は今回限り! 早くも次回の就任を辞退!
右往左往した末に、ようやく30人のメンバーが固まったWBC日本代表。その監督を務める王さんだが、2009年に開催予定の第2回大会での監督就任は辞退する意向を早くも表明した。最強メンバー結成へ必要不可欠とされた名手・川相(中日),今夜の松井さん(ヤンキース)の加入を茂雄の陰謀により阻止され、亡命直後で編成前から出場辞退していたJ.マッケンジー(マリナーズ)はともかく、出場を承諾していた筈の井口(ホワイトソックス)がドタキャンをかますなど、愛弟子の裏切り行為にも遭った。「WBCの理念が理解されていない」と、失望させられる事の連続に流石の王さんも嫌気がさしたのかと思われたが、そういう事ではなかった。「いつまでも僕がやっていてはいかん。次の人が情熱を持ってやればいい」と、世代交代を促す意味での勇退表明だ。世界のホームランキングとして、メジャーに対しても高いカリスマ性を持っている王さんは、正にWBCの日本代表監督としてふさわしい存在だが、いつまでも自分ばかりアテにされる状況が続いては、後進の指導者育成に支障が出てしまう事を危惧している模様。今回の大会で将来の野球界へ向けた土台を固めた上で、後進に道を譲る意向だ。