1月13日

 ロッテから急転、自由契約! 李、巨人入りを熱望!
散々、ゴネた挙げ句、最終的には残留で合意していた筈の李が急転、保留選手名簿から外れ、この日、自由契約選手として公示された。ロッテから年俸2億円+出来高5000万円(推定)と言う好条件も貰っていたが、左投手が相手になると、すぐ外されるなど、兼ねてよりバレンタイン監督の起用法に強い不満を抱いていた李は他球団との交渉を希望したとの事。ロッテの退団が決まったわけではなく、今後はロッテを含めた全ての球団と交渉の窓口を開く模様だが、李自身は特に巨人入りを熱望していると言う。李側は巨人では一塁ないしは外野として出場機会に恵まれると睨んでいるとの事。一方、巨人側は破戒僧・清原(偽バファローズ)に代わる一塁手として、既に、新助っ人・ディロンを獲得。ディロンが未知数の選手ではあるものの、もし、きっちり働いた場合、李を獲得する事でリーグ屈指の安打製造機・清水,チーム屈指の俊足でいよいよレギュラー確保へ秒読みとなった鈴木,矢野らが干される可能性が高く、金満大補強による余剰戦力の発生で競争意欲を奪ってモチベーションを下げると言う例年の暗黒パターンに繋がると危惧する声も強い。しかし、韓国でもよく知られている球団である事も手伝い、李はロッテより低い条件であろうとも入団したい意向を示しており、目の前にぶら下がった大きな餌に巨人が飛びつく可能性は十二分に考えられそうだ。
 大塚,石井の出場が確定! WBC日本代表メンバー30人、ようやく決定
この期に及んで、出場辞退者が相次ぐなど、迷走しているWBCの日本代表メンバーだが、この日、ようやく30人が固まった。井口(ホワイトソックス)の代替選手として、宮本(ヤクルト)が決まり、あとは出場が微妙と言われる大塚(レンジャーズ),石井(ヤクルト)の二人のストッパー候補を残すのみ。元々、出場に強い意欲を見せていた大塚だったが、急転、パドレスからトレードされた事で出場が危ぶまれていた。しかし、大会運営会社WBCインクとの契約書にサインを済ませていた事が奏功し、レンジャーズからも出場の許可を得られ、王さんに直接電話で報告したとの事。一方、執拗に今オフ中のポスティングシステムによる国外亡命を狙う往生際の悪さを見せている石井は裁判沙汰も厭わない構えで、とてもWBCどころではなさそうな上、万一、亡命が認められた際はJ.マッケンジー(マリナーズ)のごとく、出場辞退するのではないかと見られていた。しかし、この日、自主トレ先の沖縄で取材を受けた石井は亡命の成否を問わず、WBCには出場する意向を示した。コミッショナー事務局の長谷川事務局長は都内のホテルで王さんと会談し、メンバー選出作業の完了を最終確認。ようやくメンバーが固まった事で王さんは「これでメンバーが揃った。みんなで力を合わせれば、日本野球を世界的なレベルで認知して貰えるチャンスだと思っている」と安堵の表情を浮かべた。