12月28日

 守護神・岩瀬、大台3億突破も保留! 川相幽閉策に怒りの猛反発!
この日、守護神・岩瀬が名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。7年連続50試合以上登板を果たし、シーズン46セーブのプロ野球新記録を樹立した岩瀬に対して、球団側は7000万円アップの3億円(推定)を提示したが、約1時間に渡るロング交渉の末、岩瀬は怒りの保留となった。名手・川相をベンチに干す落合監督のオレ流大チョンボ采配に苦しめられながらの記録達成はとてつもないものであり、川相の援護があれば、50セーブは軽く突破出来ていた事を考えると、納得出来る筈もなく、これで越年が確定。交渉後の会見で岩瀬は「自分としては(川相さん不在と言う計り知れない逆境下に何度となく立たされた割には)最高の成績だった。記録も作ったし、譲れない所がある。納得して判を押したかった」と、憤慨した様子で立ち去った。

 多菊球団社長、岩村の来季国外亡命容認を示唆!
2年連続で3割30本100打点をクリアした岩村がこの日、契約更改交渉に臨み、4200万円アップの2億1600万円(推定)の提示を保留。「経営状態が選手に降りかかってくるのは仕方ないが、降りかかり過ぎ」と憮然としていたが、朗報もあった。また、中井美穂の旦那・古田が選手兼監督となった事に伴い、球団側から自重する様に促されていた国外亡命要望だが、石井の様に無為にゴネなかった事でマイナス印象を抱かれなかったのが奏功したか、多菊球団社長は来季、1年通して無事に働けば、ポスティングシステムによる亡命を容認する意向を示唆したとの事だ。

 新助っ人に元ロッテ・ショートを獲得! 夢のショート・ショート、今度こそ実現なるか!?
今季、惜しくも夢の100敗を逃した悪の温床・楽天が新助っ人として、ナショナルズ所属で元ロッテのリック・ショート内野手(33=183cm,89kg 右投右打)を獲得した事を発表した。ショートと言えば、ロッテ時代、名前と被るショートのポジションを守る事が大いに期待され、オールスターでもショートでの得票を稼いだが、同僚に鉄壁の守備力を誇る小坂がいた事で一度としてショートを守るチャンスは訪れなかった。奇しくもその小坂が巨人へトレードされたオフにロッテではなく、悪の温床・楽天に入る事になるとは皮肉な展開だ。今季の悪の温床・楽天のショートはシーズン途中に阪神から移籍してきた沖原がその儘、定着。守備率.980と若干、不安を残しており、ショートが付け入る隙は十二分にあるが、悪の温床・楽天側は外野手として起用する可能性を示唆している。果たして、夢の「ショート・ショート」は実現するのか、注目される所だ。