12月27日

 茂雄の陰謀大炸裂! 名手・川相に続き、今夜の松井さんも代表入りならず!
WBCの日本代表監督として選ばれた王さんの悲願が完全に打ち砕かれた。名手・川相(中日)を締め出すと言う計り知れない程、深く大きな墓穴を掘った茂雄が五輪でなしえなかった日本最強メンバー結成に意欲満々の王さんだったが、茂雄の怒濤の嫌がらせ攻勢に苛まれたのだ。まず、病に伏せっていても川相をシメる事は忘れない茂雄はコンプレックスの対象である王さんへの妨害工作と一石二鳥とばかりに川相の代表入りを阻止。事実上、この段階で最強メンバー結成計画は破綻したと言っていいが、それでも下柳(当時日本ハム)の死神ボールに恐れをなして国外逃亡を図り、京都の花札屋に買収された鈴木一朗(マリナーズ),茂雄の執拗な嫌がらせ攻勢に耐えかねて国外逃亡を図った今夜の松井さん(ヤンキース)と言う日本が誇る亡命2枚看板を揃える事は決定的と見られていた。茂雄は1枚たりとも招聘しえなかっただけに大きく水を空けたと思われたが、甲子園で活躍,高卒でプロ入り,左打者,老け顔,サード(高校時代だが),茂雄を超えうるスター性…と、茂雄が忌み嫌う要素を多分に兼ね備えた松井さんは案の定、茂雄の標的となってしまう。こと陰謀にかけてはノムさんを凌駕しうる知謀を誇る茂雄は裏から圧力をかけ、「満田拓也の呪い」をかけるなど、松井さんがWBCに参加しづらい環境を着々と構築したと思われる。返事を保留していた松井さんの為に最後の1席をわざわざ残しておいた王さんだったが、27日深夜、関係者を通じて松井さんから代表入りを辞退する書面を受け取る事となった。ここに来て、阿部(巨人)が右肩痛で出場辞退。井口(ホワイトソックス),大塚(レンジャース)らも参加が微妙となってきており、王さんは苦しい立場に立たされた。尚、阿部の代替選手は相川(横浜)に決定。松井さんの代替選手として福留(中日)が要請を受けた模様だが、返事は保留している。