12月22日
 ガッツな貴公子・仁志、小坂の入団を歓迎!
この日、ガッツな貴公子・仁志が大手町の球団事務所で契約更改交渉を行い、2000万円ダウンとなる1億6000万円(推定)の提示にも文句一つ言わずに一発サイン。フロントがずっと抱えていた名手・川相(中日)放出に対する後悔と、怒濤のチャンスブレイカー・ニックンに対する不信感により、ついに実現した会心のトレード・小坂(元ロッテ)獲得について、「小坂君とは、球場で会うと話をしたりする仲。一緒にプレー出来るのは楽しみだし、幸せな事」と、歓迎した。フロントの理想はガッツな貴公子・仁志,小坂の二遊間。打者に応じた変幻自在のシフトでヒットと思われた打球を阻むガッツな貴公子・仁志と、難しい打球をまるでイージーな打球であるかの様に捌いてしまうが故に地味に見えてしまう堅実ぶりが名手・川相を彷彿とさせる小坂とのタッグは名手・川相の愛弟子である荒木,井端の鉄壁二遊間に匹敵する。しかし、若大将・原監督と言えば、ニックンには贔屓気味であり、逆にガッツな貴公子・仁志とは確執がある事で知られている。小坂が不慣れなセカンドに回され、ニックンがショートに残ってしまう危険も考えられる展開だ。「競争の中で勝ち負けはあるだろうが…」と一瞬、表情を曇らせたガッツな貴公子・仁志は小坂との競争を強いられる可能性を覚悟しているかの様だった。
 球団史上最高昇給! 黒田、球団初の2億円投手へ!
最多勝を獲得した黒田が広島球場内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。チームは最下位に甘んじたものの、孤軍奮闘した黒田に対して、球団側はタイトル料込みで2億円(推定)を提示。2000年のキュラソ星人の7200万円を上回る球団史上最高の8500万円アップに黒田は「他球団のいい投手達に近づきたい気持ちがあった」と、笑顔の一発サイン。球団史上初となる2億円投手の誕生した所で広島は全選手の契約更改が終了した。
 ゼブラ今岡、大台3億突破! セ・リーグ最高年俸野手へ!
打点王・ゼブラ今岡が甲子園球場内の球団事務所で契約更改交渉を行った。投手陣に対しては、やや渋チン査定気味だった阪神フロントだが、今季球団新記録となる147打点をあげ、20年ぶりの日本一に大きく貢献したゼブラ今岡に対しては、8000万円アップとなる3億3000万円(推定)の大盤振る舞い。ゼブラ今岡は。「打点と優勝と、この2つが全てのシーズン。今年の成績に対して、凄い評価をして貰った」と満足気に一発更改を済ませた。日本人選手で大台3億円突破は球団史上初で、セ・リーグ最高年俸野手に上り詰めた。