12月9日
 WBC日本代表メンバー29人が発表! 最後の1枠は今夜の松井さんの返事待ち!
来年3月開催となるWBCのメンバー29人がこの日、発表された。シーズン中から打診していたと言うサブマリン・渡辺俊(ロッテ)を早くもエースに指名するなど、アメリカにはない「日本的な特徴」を全面に打ち出したいと言う王さんにとって、バントの達人と言う正に日本的野球の象徴とも言える名手・川相(中日)の代表入りは絶対不可欠だったが、川相をシメる事にかけては恐るべき知謀を巡らせる茂雄の政略により、残念ながらメンバーに入れる事は叶わなかった。ホワイトソックスのワールドシリーズ制覇により、この所、持て囃されている「スモール・ベースボール」だが、そんなものはとっくの昔に体得していた川相の存在は計り知れないものがあっただけに王さんは悔しさを隠しきれない様子。しかし、一方的に茂雄にしてやられる訳にはいかない王さんは代表入りが何故か確実視されていた怒濤のチャンスブレイカー・ニックン(巨人)を蹴落とし、自ら育てた好素材・川崎(ソフトバンク)をねじ込んで何とか意地を見せた。シーズン2位に終わりながら、ソフトバンクの日本シリーズ出場辞退,阪神のアジアシリーズ出場辞退により、繰り上げで回ってきたアジアシリーズを制覇したロッテからは渡辺俊を筆頭に最多の8人が選出されたのに対して、偽バファローズ,悪の温床・楽天の合併&残りカス球団からは誰一人として選ばれず。また、国外亡命組では下柳(阪神)の死神ボールに恐れをなして国外逃亡を図り、京都の花札屋に買収された鈴木一朗(マリナーズ),ワールドシリーズ制覇の一員・井口(ホワイトソックス)、そして、大塚(パドレス)の3人が確定したが、今夜の松井さん(ヤンキース)については、未だに保留状態。しかし、松井さんをシメようとする茂雄の陰謀を打破する為にも、何としても松井さんを4番に入れたい王さんは「必ず一緒に戦ってくれると確信している」と、松井さんの為に30人目の枠を残している。

第1回WBC日本代表メンバー
投 手 藤川球児(阪神)
石井弘寿(ヤクルト)
上原浩治(巨人)
黒田博樹(広島)
和田毅(ソフトバンク)
杉内俊哉(ソフトバンク)
清水直行(ロッテ)
渡辺俊介(ロッテ)
小林宏之(ロッテ)
藤田宗一(ロッテ)
薮田安彦(ロッテ)
霊感投手・松坂(西武)
大塚晶則(パドレス)
捕 手 谷繁元信(中日)
阿部慎之助(巨人)
里崎智也(ロッテ)
内野手 岩村明憲(ヤクルト)
新井貴浩(広島)
松中信彦(ソフトバンク)
川崎宗則(ソフトバンク)
西岡剛(ロッテ)
今江敏晃(ロッテ)
ガッツ(日本ハム)
井口資仁(ホワイトソックス)
外野手 ハマのスペランカー(横浜)
金城龍彦(横浜)
青木宣親(ヤクルト)
ベンちゃん(西武)
鈴木一朗(マリナーズ)

今夜の松井さん(ヤンキース)

 新助っ人に豪州銀メダリスト右腕・オクスプリングを獲得!
この日、阪神は新助っ人としてパドレス所属のクリス・オクスプリング投手(28=183cm,83kg 右投左打)を獲得した事を発表。契約金,年俸共に50万ドル(推定)の1年契約で背番号は「45」。アテネ五輪で銀メダルを獲得したオーストラリア代表の一員でもあったオクスプリングはカーブ,スライダー,チェンジアップと言う3種類の変化球と150km近い速球を武器にする本格派右腕で、今季は3Aで12勝6敗,防御率3.75の成績を残すと、9月にはメジャーに昇格し、5試合の登板で勝敗はなし。下見を兼ねて、来日しての契約を果たすと、会見では「(オーストラリア代表として共に戦った)ウィリアムスとは阪神ではどうすればいいか、細かい所までアドバイスを貰った。投手陣がいいチームと知っているが、勝ち残りたい。先発でも中継ぎでも与えられた場所でいい仕事をしたい」と抱負を語った。