12月8日
 WBC制覇へ赤信号! 王さん、茂雄の陰謀で苦肉のオーダー!
来年3月開催となるWBCの日本代表監督を務める王さんがこの日、オーダー編成について言及。その内容は「1番・鈴木一朗,2番・井口」と日本代表が向かい風に立たされている事を象徴付けるものだった。王さん曰く「一番塁に出る確率が高い」鈴木一朗(マリナーズ)の1番は分かる。しかし、2番は定石ならば、日本球界が世界に誇る職人・名手・川相(中日)以外の名前が挙がる事は考えられない。ここに井口(ホワイトソックス)を入れなくてはならないと言う事は川相が候補選手から漏れている事を意味する。日本最強オーダーの完成を目指していた王さんだが、これを阻止せんと茂雄が裏で動いた可能性は十二分に考えられるだろう。自分が日本代表の監督となった際には、鈴木一朗にも今夜の松井さん(ヤンキース)にも出場を蹴られ、嫌がらせで川相を外すなど、最強とは程遠いメンバーしか組めなかった。そんな茂雄から見れば、現役時代から決して越えられない存在と言うコンプレックスの対象である王さんがその3人をきっちり揃えようとするのを黙って見ている筈がない。最初は難色を示していた今夜の松井さんも出場の可能性が高まり、あとは精神的支柱でもある川相さえ揃えば…と言う所だったが、ここで川相の出場を阻止すれば、王さん,川相と双方に対する嫌がらせとなり、正に、茂雄としては万々歳の展開になる。床に伏せていても川相への嫌がらせに関しては余念がないのがこの男だ。しかも、現段階で出場が決まっているメンバーの中にはショート専任の選手がよりにもよって、怒濤のチャンスブレイカー・ニックン(巨人)しかいないと言う異常事態。他に幾らでもいいショートはいるだろうに、あえてニックンを持ってくるのは不可解極まりない。川相をシメて、ニックンを使うと言うやり口はどう見ても茂雄の手が回っているとしか思えない展開だ。早くもWBC制覇へ向け、意欲を燃やしていた王さんだが、早くも窮地に立たされたと言っていいだろう。