11月13日 マスターズ・リーグ:大阪5−1福岡

アジアシリーズ決勝:東京ドーム
サムスン 001000002  3
ロッテ  10220000×  5
勝:渡辺俊1勝0敗
負:「英洙0勝1敗
本:
渡辺正1
 ベニー松山、決勝二塁打でMVP! ロッテ、アジアシリーズ初代王者に!
パ・リーグを3年連続で制覇したソフトバンクが日本シリーズを出場辞退
、そして、20年ぶりの日本一に輝いた阪神がアジアシリーズを出場辞退と言う異常事態が発生し、急遽、アジアシリーズに繰り上げ出場が決まったパ・リーグ2位のロッテ。1次リーグを全勝で突破しての決勝の相手は2位の韓国・サムスン。ロッテ先発・渡辺俊は初回、いきなり先頭の朴漢伊にセンターオーバーの二塁打を浴びるも、続く姜東佑のバントを素早く捌いて三塁で刺す好プレー。この後、二死二、三塁のピンチを迎えるも、後続を断って、辛くも無得点で切り抜ける。その裏、ロッテは西岡がセンターオーバーの二塁打で突破口を開くと、今江の死球,サブローの四球で一死満塁のチャンス。ここでフランコがレフトへ犠飛を打ち上げ、1点を先制。1点を追うサムスンは3回、二死二塁の場面で金翰秀が泳がされながらも、ライト前へ運ぶタイムリーを放ち、ついに同点。しかし、その裏、ロッテは先頭の今江がライト前ヒットで出塁。李,サブローと連続三振に倒れるも、フランコがライトフェンス直撃の二塁打を放ち、二、三塁となった所でベニー松山がレフト前へ弾き返して、2点を勝ち越し。続く4回には二死から四球で出た西岡を一塁に置いて、表の攻撃から今江に代わってサードの守備に入っていた渡辺正がレフトスタンドへ2ランを叩き込み、5点目を追加。この後、ロッテは7回から藤田,8回から薮田と挟み、守護神・小林雅へ繋ぐ必勝リレーを展開。小林雅は2点を返される詰めの甘さを覗かせたものの、辛くも逃げ切り、ロッテは記念すべきアジアシリーズの初代王者に輝いた。MVPは打率.333 2本 9打点と打ちまくったベニー松山が受賞序列では日本4位でしかないロッテにしてこの強さとは、日本一の阪神や、パ・リーグ一のソフトバンク、そして名手・川相がフル出場した時の中日は一体どれ程の強さを誇るのか…とアジア諸国は恐れおののいているとかいないとか…。