11月11日 アジアシリーズ:チャイナスターズ3−8サムスン
アジアシリーズ:東京ドーム:ロッテ2勝0敗
ロッテ 1200315    12
興 農 0000010    1
勝:清水1勝0敗
負:陽建福0勝1敗
本:
ベニー松山1,2
 ロッテ、猛爆12得点でコールド勝ち! 1次リーグ突破決定!
パ・リーグを3年連続で制覇したソフトバンクが日本シリーズを出場辞退
、そして、20年ぶりの日本一に輝いた阪神がアジアシリーズを出場辞退と言う異常事態が発生し、急遽、アジアシリーズに繰り上げ出場が決まったパ・リーグ2位のロッテ。この日の相手は台湾の覇者・興農。興農先発・陽建福に対して、ロッテは初回、先頭の西岡が四球を選ぶとすかさず二盗。更に、この時、悪送球の間に一気に三塁を陥れると、ここで今江がセンターへ犠飛を打ち上げ、ノーヒットで1点を先制。続く2回には李の内野安打,ベニー松山の四球の後、橋本のセカンドゴロで一死二、三塁のチャンス。ここで大塚がライトオーバーの走者一掃タイムリー二塁打を放ち、2点を追加。立ち上がりの悪さをつかれた陽建福だが、3回を三人で退けると、4回には三者三振と徐々に調子を取り戻してきたかに見えた。しかし、5回、ロッテは一死から塀内が歩くと、西岡のセカンドゴロゲッツーと思われた当たりを黄忠義が痛恨のエラーするタナボタのチャンス。ここで今江はキャッチャーへの小フライを打ち上げるヘッポコバントをかまし、二死と追い込まれたものの、続くフランコがライト前へタイムリーを放ち、塀内が生還。更に、続くサブローも走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、この回、3点。6回には2番手・郭勇志からベニー松山がレフトスタンドへ1号ソロを叩き込み、7点目。一方、ロッテ先発・清水は5回まで僅か1安打に抑える快調なピッチングを展開。6回に張建銘にタイムリーを浴び、1点を失ったものの、直後の7回、ロッテは一死満塁から、李の2点タイムリー,ベニー松山の2打席連続となる3ランで大量5点をゲット。清水はその裏、三者凡退に斬ってとり、指定により、7回コールドゲームと言う圧勝で2連勝。アジアシリーズ1次リーグ突破が決定した。尚、すっかり銭ゲバモードと化し、来季以降の残留交渉でモメていたバレンタイン監督だが、この日、出来高を含めた総額12億円(推定)の3年契約でようやく合意に至った模様。

 FA豊田と初交渉! 若大将・原監督、またも必殺のラブコール!
西武からFA宣言した豊田が、この日、都内のホテルで巨人と初交渉を行った。守護神不在が長年の課題となっている巨人は例によって、破格の条件を提示するかと思いきや、清武代表曰く「びっくりする様な条件ではなく常識的な金額」での2年契約を提示。むしろ、条件面よりもどれだけストッパーを必要としている状況であるかを誠意を持って伝えると言う巨人らしからぬ戦法に打って出た。また、中日・野口との初交渉時にも敢行した若大将・原監督からの電話によるラブコールがまたも炸裂。「僕の中では来季君と一緒に戦っているのを頭に描いている」と言われて、感激した様子の豊田だったが、「一度家に持ち帰り、整理して考えたい。宣言するまで悩んだし、自分にとっては最後の賭けなので…」と、結論は先送りにする慎重な姿勢を見せた。しかし、西武は再度残留交渉をする意向がない事を示しており、この儘、巨人入りに傾く可能性は高まってきた。