11月8日

 ゴールデングラブ賞発表! 荒木、川相効果で両リーグ最多得票!
この日、東京都内の三井物産本社で「三井ゴールデングラブ賞」の開票が行われ、18人の受賞者が発表された。セ・リーグは和製オジーと称される程の堅実無比の守備力を誇る名手・川相(中日)が二塁手,三塁手,遊撃手と様々な部門で大本命視されていたが、茂雄の陰謀と落合監督のオレ流大チョンボ采配により、大幅に出番を削減された事で、いずれの部門でも受賞ならず。しかし、中日からは川相から効果的な指導を受け、守備面で目覚ましいレベルアップを遂げた荒木,井端の二遊間コンビが2年連続の受賞を果たした他、福留も外野部門で3度目の受賞。荒木の獲得した168票は両リーグ最多。5年連続で選出者ゼロだった横浜と広島だが、金城(横浜)が外野手部門で、黒田(広島)が投手部門でそれぞれ初受賞。20年ぶりの日本一に輝いた阪神からは2年ぶり2度目の矢野,3年連続4度目のシャア少佐に加え、初受賞のシーツの3人が選ばれた。三塁手部門は通算5度の受賞を誇る立浪が勝ちゲームの終盤になると名手・川相に代わって貰うと言うオレ流超豪華守備固め政策により、逆に、互いの票割れを起こしてしまう悲劇に見舞われ、この間隙をぬった岩村(ヤクルト)が2年連続5度目の受賞。名手・川相が抜けた事により、拙守に歯止めが効かなくなった巨人は2年連続で受賞者ゼロの屈辱に見舞われた。巨人はベストナインと両賞で誰も選ばれない球団史上初の悪夢の展開となった。一方、パ・リーグは3年連続優勝のソフトバンクからは捕手部門で7年連続7度目のJ.マッケンジー,外野手部門で2年ぶり3度目の大村の2人が受賞。阪神が出場辞退した事でアジアシリーズの出場が決まっているロッテは一塁手部門でフクーラが2年連続2度目,ベストナインでは遊撃手で受賞した西岡が二塁手部門で初(ベストナインと違う部門での受賞は史上初),今江が三塁手部門で初、そして、小坂が遊撃手部門で4年ぶり4度目の受賞と内野部門を独占した他、サブローが外野手部門で初受賞。外野部門最後の一角は打撃では奮わなかったSHINJO(日本ハム)が2年連続2度目(セ・リーグで7度)の受賞と貫禄を見せつけた。投手部門もこれまた常連の霊感投手・松坂(西武)が3年連続6度目の受賞となった。