11月5日 マスターズ・リーグ:大阪5−3名古屋 ベストプレーヤーマッチ:札幌ドーム 不出場 024001000 7 出 場 000000102 3 不:○ハマのチンピラ(YB)−斉藤(H)−ミッチー(L)−福盛(E)−菊地原(Bs)−江尻(F)−林(G)−永川(C)−小林雅(M) 出:●ダルビッシュ(F)−朝倉(D)−坂元(S)−久保(M)−真田(G)−高橋聡(D)−一場(E)−藤川(T) 本:塀内(M)、稲葉(F) 名手・川相、悪夢の不出場! 甲子園出場組、屈辱の大惨敗! 甲子園出場組と不出場組に分かれての「ベストプレーヤーマッチ2005」が札幌ドームで行われた。出場組からは投手として2度に渡って甲子園を熱狂の渦に巻き込んだ球界の至宝・名手・川相(中日)が当然、選出されると思われたが、茂雄の陰謀により、出場せず、川相をバックに投げる事を楽しみにしていた先発・ダルビッシュ(日本ハム)が失意のどん底へ叩き落とされたのは言うまでもない。落胆の色を隠せないダルビッシュに対して、不出場組は2回、二死二塁のチャンスを掴むと、塀内(ロッテ)がライトスタンド2ランを叩き込み、2点を先制。続く3回には日頃から世話になっており、川相の凄さを熟知している2番手・朝倉(中日)がこれまた川相不在と言う信じられない状況に茫然自失。これに対して、不出場組は一死から3連打で満塁すると、木元(日本ハム)の併殺崩れの間に1点を追加。更に、続く稲葉(日本ハム)がライトスタンドへ3ランをぶち込んで、この回、一気に4点。6回には入団前から川相を信奉していたなナイスガイ・真田(巨人)がマウンドに上がったが、茂雄とチンピラ三山元代表の陰謀で放出された川相との久々の対面を心待ちにしていたにも拘わらず、それを無惨に裏切られて、愕然。これに対して、不出場組は二死三塁からガッツ(日本ハム)のタイムリーでダメ押しの7点目を追加。出場組は6回まで7残塁と怒濤の拙攻三昧。終盤に何とか3点を返したものの、焼け石に水。川相不在が大きく響き、敗れるべくして敗れる事となった。 25年ぶりの入団拒否! 高校生ドラフト4巡目・福井の獲得を断念! 名手・川相の放出以降、人気,成績共に下降の一途を辿る巨人だが、この日、高校生ドラフト4巡目で指名した福井優也投手(済美)から入団拒否された事が明らかになった。福井は今夏の甲子園では2回戦敗退となったものの、昨春の選抜では優勝,夏の大会でも準優勝に輝いた本格派右腕。指名後にスカウトから挨拶を受けた時点では若大将・原監督との対面を心待ちにするなど、好感触で、7日にも仮契約を結ぶ方向で話が進んでいた。しかし、話し合いを進めていくうちに、大学・社会人ドラフトを含めるとトータルでは7〜8巡目くらいの評価しか受けていない事を痛感。地元岡山の星である名手・川相を蔑ろにし、金満大補強を重ねて、無駄に層を厚くしながら、実は弱小と言う訳の分からない球団にそんな低い評価でやっていく自信を失った福井は「評価してい頂いた事は感謝していますが、もう少し高い評価を受けたいと言う気持ちもありました。大学へ進学して、4年後のプロ入りを目指したい」と、東京六大学野球で力を磨くべく、早大,法大の一般入試を受験する事を決意し、入団拒否を表明した。福井の決意は固いと見た巨人側はこれを了承し、福井の獲得を断念。巨人に指名された選手が入団拒否するのは1980年の瀬戸山満年捕手(中京高)以来25年ぶり延べ33人目。 |