11月4日

 キュラソ星人は大差、杉内は僅差でMVP受賞! 新人王は青木と久保!
この日、MVP,新人王,ベストナインを選出する記者投票が行われた。セ・リーグのMVPは無冠ながらも、40本,120打点と堂々たる成績を残しただけでなく、フルイニング4番に座り続けるなど精神面でもチームを引っ張り、20年ぶりの日本一に大いに貢献したキュラソ星人(阪神)が藤川,ゼブラ今岡ら同僚に大差をつけての初受賞。一方、パ・リーグは最多勝,最優秀防御率の二冠に輝き、沢村賞も獲得するなど、シーズン通して安定した投球でローテを守り、チームを3年連続リーグ制覇に導いた杉内(ソフトバンク)が松中(ソフトバンク)に1位票の数では下回りながらも、2位票を大量に獲得し、トータルで21点差と言う僅差で初受賞となった。新人王はセ・リーグ初の200安打を突破し、首位打者に輝いた2年目の青木(ヤクルト),パ・リーグは10勝をマークした久保(ロッテ)が、いずれもほぼ満票に近い票を稼いで選ばれた。セ・リーグのベストナインは優勝した阪神からはMVPのキュラソ星人の他、打点王のゼブラ今岡,司令塔の矢野,盗塁王のシャア少佐の4人が受賞。二塁手,三塁手,遊撃手とあらゆる部門で大本命だった名手・川相(中日)は茂雄の陰謀と落合監督のオレ流大チョンボ采配により、出番を極端に抑えられた事が大きく響き、惜しくも受賞はならなかったものの、技術面・精神面を初め、あらゆる事を川相から学び、大きく成長を遂げた荒木,井端の中日二遊間コンビが2年連続の受賞。最下位広島からは最多勝,最多完投の黒田,ここ数年の不振を吹き飛ばして本塁打王に輝いた新井がそれぞれ初受賞。そして、外野手最後の一角は新人王で首位打者の青木が選ばれた。一方、パ・リーグは日本シリーズこそ出場辞退したものの、V3を果たしたソフトバンクからは両リーグ最多の5人が受賞。MVPで投手二冠の杉内打撃二冠の松中の他、今オフ国外亡命が濃厚視されているJ.マッケンジーが6年連続の受賞。そして、絶対にアリカメナイ男・ズレータ,16年目で初の規定打席到達となった宮地が悲願の初受賞を果たした。ソフトバンク,阪神の出場辞退により、繰り上がりでアジアシリーズに出場が決まっているロッテからは今季大ブレイクの今江,西岡に加え、18年目の大ベテラン・,助っ人・フランコの4人がいずれも初受賞。西武から唯一、ベンちゃんが3度目(DHを含めると通算4度目)の受賞。悪の温床・楽天から誰も選ばれないのは言わずもがなだが、横浜は2年ぶり,巨人は12年ぶり、そして、偽バファローズは39年ぶりの選出者ゼロとなった。

 宮内オーナー、悪の温床・楽天に荷担!? 議長権限で問題先送り!
この日、札幌市内のホテルで12球団オーナー会議が開かれ、TBS株を大量に買い付けている悪の温床・楽天の球団二重保有問題について協議された。先の実行委員会で11球団全てから協約違反と主張される事は想定範囲…と言うよりも、むしろ但し書きにある例外事項としての容認をハナから狙っていた確信犯である事を露呈し、余計に反感を買った悪の温床・楽天。この日も悪の舞の海こと三木谷オーナーは現状ではTBSへの支配権がない事を強調して、容認を求めたが、支配権がないのはあくまで「現状」であり、将来的に支配権を持ちうる可能性が十二分に考えられる以上、他のオーナー連が容認する筈もなかった。しかし、協約違反を唱えたのは11球団ではなく10球団。悪の温床・楽天がライブドアのパクリ戦略で球界参入を果たした際にバックについていたと思われる悪の三巨頭の一角・偽バファローズ・宮内オーナーは異議を唱えなかったのだ。宮内オーナーはオーナー会議の議長を務めているのをいい事に来年1月のオーナー会議までの継続審議とする事をゴリ押しで決めてしまい、問題を先送りにしてしまった。この陰には、偽バファローズが村上ファンドに絡む阪神との二重保有疑惑がかかっている事が原因と見る向きもある。自分の所に飛び火させない為にも悪の温床・楽天問題にお茶を濁して隠蔽しようとしているのではないかと見られているが、この儘では、宮内オーナーと犬猿の仲であるナベツネが黙っていなさそうだ。
 豊田、FA宣言で移籍濃厚! 巨人、早くも獲得に名乗り!
この日、豊田がFA宣言すべく必要書類を球団に対して提出した事を明らかにした。水面下で残留要請をされている豊田だが「FAの権利を取ったら宣言しようとは思っていた。(西武から)残ってくれと言う話を貰っているが、自分を一番必要としてくれる所が第一にあるので、これからゆっくり考えたい」と移籍の可能性が高い事を示唆してる。ここ2年は故障にも悩まされ、物足りない成績ではあるものの、長年ストッパー不在が最大の課題となっている巨人が早くも獲得に乗り出しており、西武との交渉が難航している事から巨人入りの可能性は極めて高いと見られている。