11月2日

 バレンタイン監督、球団初,外国人初の正力松太郎賞受賞!
この日、都内で開かれた「正力松太郎賞」の選考委員会において、ロッテのバレンタイン監督が選ばれ、賞金500万をゲットした。ロッテからの受賞も外国人の受賞も史上初。 同賞はプロ野球の発展に貢献した選手や監督に贈られる。選考委員会は「打撃の神様」ドン川上氏,「神様仏様」稲尾和久様,「バントの神様」こと球界の至宝・名手・川相(中日)を育てた藤田元司氏に加え、野球ジャーナリストの田口雅雄氏の4人で構成されている。今季のバレンタイン監督は予告先発制を十二分に活用した猫の目打線でチームを2位に引き上げており、パ・リーグを制覇したにも拘わらず日本シリーズを出場辞退したソフトバンクに代わり、不戦勝で日本一に輝いた阪神と練習試合を行い、会心の4連勝。自信喪失の阪神がアジアシリーズを出場辞退した事により、またまた繰り上がりで出場する事が決まっている。受賞に対して「栄誉ある賞とは知っていたが、私自身が選ばれるとは思ってなかった。彼ら(王さんら過去の受賞者)は素晴らしい人物。仲間に入れてもらえたのは光栄」とと喜びを表したバレンタイン監督だが、来季の去就については微妙な状況。「日本の野球はもっと評価される余地がある。そこに、まだ残された仕事があると思っている」と、来季こそリーグ制覇を目指したい意向を示しているが、ロッテ側が破格の条件を出しているにも拘わらず、残留交渉は難航しているとの事。「ロッテの指揮官として、野球人生を全うしたい。この基本線は揺るがないが、私がロッテに残りたいのと同じくらいの気持ちを、ロッテが私に持ってくれれば」などと語っており、要するに、オファーが殺到している米球界復帰の可能性を盾に更に条件を釣り上げようと言う銭ゲバモードに突入している模様で、チームに対する愛情を強調しながら、実は表層的なものでしかない事を覗かせた。