10月25日

オープン戦:甲子園:阪神0勝3敗
M  010200700 10
T  010000000  1
勝:小林宏1勝0敗
負:下柳0勝敗
本:
フクーラ1
 ロッテ、3戦連続10得点! フクーラ、ダメ押しグランドスラム!
3年連続パ・リーグ制覇を果たしたソフトバンクがよもやの日本シリーズ出場辞退となり、不戦勝と言う不本意な形ながらも20年ぶりの日本一に輝いた阪神。折角の準備を無駄にするのは興行的にも勿体ないと、急遽、組まれる事となったロッテとのオープン戦第3戦。連敗を止めたい阪神はセ・リーグ最多勝の下柳を先発に立てるも、2回、先頭のサブローに右中間を破られると、ベニー松山の打席で暴投をかまして、無死三塁のピンチ。ここでベニー松山にレフトへ犠飛を打ち上げられて、早くも1点を献上。その裏、阪神はロッテ先発・小林宏に対して、ゼブラ今岡がレフト前へ弾き返すと、悠久の若虎・桧山が歩いて、一、二塁。続く矢野のセカンドゴロで二、三塁となった所で、関本のサードゴロの間にゼブラ今岡が同点のホームイン。1−1で迎えた4回、ロッテは堀,フクーラが連打を浴びせると、一死後、ベニー松山が歩いて満塁。ここで里崎はショートゴロに倒れ、6−4−3のゲッツー…と思われたが、一塁は間一髪セーフ。微妙な判定に脱兎のごとく猛抗議に走った下柳だったが、認められる筈もなく、この間に堀が返って、勝ち越し。更に、続く今江はサード前へのボテボテのゴロと完全に打ち取られながら、ボテボテとなったのが奏功して、タイムリー内野安打となり、この回、2点。阪神は5回に代打を送った下柳に代わり、6回からこの練習試合で初登板となる藤川を2点ビハインドながら早くも投入。この回は3人で抑えた藤川だったが、続く7回、先頭の里崎をショートゴロに打ち取りながら、鳥谷がこれをエラーしてからリズムが狂い出す。続く今江にはセンターオーバーの二塁打を浴びると、代打・フランコを歩かせて、無死満塁の大ピンチ。ここで代打・橋本に粘られた末の9球目をセンター前に弾き返され、致命的な2点を献上して、無念のKO。更に、代わった3番手・桟原もいきなり西岡にセンター前へタイムリーを浴びると、堀を歩かせて満塁とした所でフクーラにライトスタンドへグランドスラムを叩き込まれて、3戦連続の2桁失点。大量9点のビハインドとなった阪神はその裏、ロッテ2番手・小野を攻め、一死から悠久の若虎・桧山,矢野の連打で一、二塁とするも、続く関本がショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。これで完全に息の根を止められた阪神は8回からは藤田、9回からは薮田と繋ぐロッテの継投の前に沈黙し、悪夢の3連敗を喫した。