10月17日 練習試合:福岡ドーム:ソフトバンク2勝3敗 M 000001020 3 H 011000000 2 勝:藤田2勝0敗 負:三瀬0勝1敗 S:小林雅0勝1敗3S ソフトバンク、2年連続日本シリーズ出場辞退! 阪神、20年ぶり日本一決定! 負ければ、日本シリーズ出場辞退と言う背水の陣で臨んだソフトバンクは初回、ロッテ先発・セラフィニに対して、先頭の川崎がセンター前に弾き返すと、荒金の犠打で二進。しかし、バティスタはセンターへ打ち上げると、この日も不振から抜け出せない松中はサードゴロに倒れて、無得点。しかし、続く2回、先頭のズレータが四球を選ぶと、続くホルベルトがレフト線へ二塁打を放ち、二、三塁。大村は空振り三振に倒れたものの、鳥越がレフトへ犠飛を打ち上げ、ズレータが先制のホームイン。3回にはセンター前ヒットの川崎を荒金が送った後、バティスタが凡退して二死二塁と言う初回と全く同じ展開。ここで悩める主砲・松中がレフト線へ練習試合初安打となるタイムリーを浴びせ、2点目を追加。直後の4回、ソフトバンク先発・杉内に対して、ロッテは早坂の内野安打,フクーラの四球で無死一、二塁のチャンス。しかし、サブローはショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。続く里崎もファーストへのファールフライを打ち上げて、結局、無得点。2−0の儘、迎えた6回、ロッテは先頭の西岡がヒットで出ると、すかさず二盗。一死後、フクーラが右中間突破のタイムリー二塁打を浴びせて、1点差。点こそ入らなかったものの、7回も二死一、二塁のチャンスを作るなど、押せ押せのロッテは8回、先頭の早坂を下げて、今季限りで引退を決めている初芝を代打で投入。初芝の打球はショートへの平凡なゴロとなったが、何とサードのバティスタが割って入って、川崎と交錯した挙げ句、一塁へ悪送球して、内野安打としてしまう大チョンボ。相手のミスにつけ込みたいロッテは続くフクーラがライト前に弾き返して、3番手・三瀬をKO。ここで代わった4番手・馬原に対して、一死後、里崎が左中間フェンスを直撃する走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、一気に逆転に成功。その裏、この回から代わったロッテ4番手・薮田に対して、ソフトバンクは二死から松中が粘って四球で出ると、続くズレータの初球のワンバウンドを里崎が弾いた一瞬の隙をついてスタートを切ると、、猛然と頭から突っ込み、二塁を陥れる執念のプレー。急にボールが浮き出した薮田はカウントを悪くした事でズレータを敬遠気味に歩かせ、一、二塁。ここで打席に入ったホルベルトはフルカウントまで粘った末に右へ痛打するも、これがライト正面へのライナーとなり、二者残塁。そして、迎えた土壇場9回裏、ロッテは満を持して守護神・小林雅を投入。これに対して、ソフトバンクは先頭の大村が慎重にボールを選んで四球で出塁。続く鳥越は初球こそ打ち上げてしまったものの、動揺する事なく、2球目できっちり犠打を決め、一死二塁。ここで代打・柴原が登場するも、セカンドへのどん詰まりのフライに倒れると、この日2安打を放っている川崎もレフトへ打ち上げてしまい、万事休す。この5連戦に屈辱の負け越しを喫したソフトバンクは2年連続で日本シリーズを出場辞退すると表明。この瞬間、阪神の20年ぶりとなる日本一が決定した。尚、日本シリーズの為のセッティングを無駄にするのも勿体ないと言う事で、出場辞退したソフトバンクに代わって、ロッテが阪神と4勝勝ち抜け最大7試合のオープン戦を行う事になった。 |