10月15日
練習試合:福岡ドーム:ソフトバンク1勝2敗
M  0020000200  4
H  0000000041× 5
勝:馬原1勝0敗
負:小野0勝1敗
 ソフトバンク、起死回生の同点劇! 延長10回、川崎、サヨナラタイムリー!
負ければ、日本シリーズ出場辞退と言う背水の陣で臨んだソフトバンクは初回、ロッテ先発・渡辺俊に対して、一死から柴原がセンター前ヒットで出塁。不振の上、渡辺俊と相性の悪いバティスタに代わり、3番に入った宮地のセカンドゴロで二進すると、これまた絶不調の松中が何とか四球を拾って、二死一、二塁のチャンス。しかし、これまたブレーキのズレータが空振り三振に倒れて、二者残塁。0−0で迎えた3回、ここまでパーフェクトに抑えてきたソフトバンク先発・新垣だったが、李,今江と連打を浴びると、一死二、三塁となった所で西岡にセンター前へ弾き返され、先制点を献上。更に、二死後、フクーラにもタイムリーを浴び、この回、2失点。2点を追うソフトバンクは4回、先頭のズレータが右中間突破の二塁打で出ると、一死後、本間がレフト前に弾き返して、一、三塁。しかし、稲嶺はキャッチャーへのファールフライに倒れると、的場もライトへ打ち上げて、二者残塁。ロッテは8回、一死から西岡のヒット,堀の四球で新垣をKOすると、代わった三瀬からフクーラがライト線へ走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、ダメ押しの2点を追加。8回に藪田を挟み、9回からは守護神・小林雅を投入する必勝リレーを展開。これに対して、この儘、むざむざ敗れる訳にはいかないソフトバンクは猛反撃を開始。ホルベルト,代打・大道のヒットで一死一、二塁と攻め立てると、代打・大村がライト前へタイムリーを放ち、まず1点。更に、川崎がレフト前ヒットで繋いで満塁とした所で荒金がセンター前へ2点タイムリーを放ち、1点差。宮地のファーストゴロで二、三塁となった後、幸か不幸か大ブレーキの松中が敬遠されて、二死満塁。ここでズレータがストレートの四球を選んで、川崎が押し出しの同点ホームイン。なおも満塁のチャンスだったが、ホルベルトはショートゴロに倒れて、三者残塁。試合は延長にもつれ込んだ。そして迎えた10回裏、ソフトバンクは途中出場のバティスタがレフト前に弾き返すと、鳥越の犠打で二進。続く大村がセンター前へヒットを放ち、一、三塁。ここで川崎がライト前へタイムリーを浴びせて、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。