10月5日

東京ドーム:巨人10勝12敗
C  400000000  4
G  100000000  1
勝:デイビー6勝6敗
負:春風亭半ケツ8勝12敗
S:ベイル2勝1敗24S
本:
マッスル千代の富士17
 若大将・原氏、監督復帰決定! 悪太郎政権、最後も完敗で80敗目!
ナベツネが土下座した訳でもないのに、若大将・原辰徳氏があっさり監督復帰決定。かくして、球団史上初めて一度も優勝出来ない監督となってしまった悪太郎・堀内監督の最後の采配となるこの試合だったが、先発・春風亭半ケツが立ち上がりから大乱調。一死からキムタク,嶋と連打を食らい、二、三塁のピンチを迎えると、新井,求道者・前田,栗原と3連続タイムリーを浴びて、3失点。更に、ルパン広瀬に死球を食らわせた後、倉にライトへ犠飛を許して、4点目を献上。その裏、巨人は二死走者なしからマッスル千代の富士がライトスタンドへ17号ソロを放り込み、1点を返したものの、2回以降、完全に打線が沈黙。春風亭半ケツが立ち直るなど、広島打線も追加点を奪えず、試合は膠着状態の儘、終盤へ突入。巨人は5回に西山,8回にヒットマン後藤と今季限りでの引退が決まっている選手を次々に代打起用。同じく引退するソーサ元木はスタメンで起用されたが、3連続内野ゴロで最終回に迎えた第4打席でもショートゴロに倒れて、有終の美を飾れず。この後、星のプロ初安打等で、二死一、二塁のチャンスを作ったものの、最後は代打・三浦が打ち上げて、シーズン80敗目と球団ワースト記録を更新して、今季最終戦を終えた。
神宮:ヤクルト9勝12敗
D  020000011  4
S  10000104×  6
勝:吉川3勝2敗
負:朝倉5勝7敗
S:石井4勝3敗36S
 名手・川相、悪夢のフル欠場! 朝倉、失意の4失点KO!
執拗な川相幽閉策により、連覇に失敗したにも拘わらず、全く反省の色が見えない落合監督はまたもや名手・川相をベンチに追いやるオレ流大チョンボ采配を敢行。失意の先発・朝倉は初回、二死走者なしから岩村,寿司職人ラミレスと連打を許して、一、二塁のピンチを迎えると、リグスにレフト前へタイムリーを浴び、先制点を献上。直後の2回、中日は一死一、三塁から土橋のタイムリーエラーで追いつくと、続く小山がタイムリー二塁打を放ち、勝ち越しに成功。これで川相を投入して逃げ切り体勢に入るかと思いきや、一向に起用しようとしない落合監督のオレ流大チョンボ采配に落胆の色を隠せない朝倉は6回、二死走者なしからリグスに二塁打を浴びると、続く真中にライト前へ弾き返され、リグスは同点のホームイン。追いつかれた中日は8回、2つの四球で二死一、二塁のチャンスを作ると、代打・ピンキー井上がライト前へタイムリーを浴びせて、勝ち越し。今度こそ名手・川相を投入しての逃げ切りモードに入るかと思いきや、この期に及んで川相を使おうとしない落合監督のオレ流大チョンボ采配に失意のどん底に突き落とされた朝倉は二死から寿司職人ラミレス,リグスと連打を浴びて、失意のKO。代わった高橋聡も代打・中井美穂の旦那・古田に史上27人目の通算1000打点目となるタイムリーを浴びて、同点。更に、3番手・鈴木もいきなり小野を歩かせて、満塁とした所で小野に走者一掃の勝ち越しタイムリー二塁打を浴びて、この回、悪夢の4失点。土壇場9回、先頭の鈴木に代わり、名手・川相が登場か…と思いきや、出てきたのは高橋光。しかし、高橋光はサードへのファールフライと凡退。二死後、連続四球で一、二塁とした所で渡辺のタイムリーで1点を返したものの、最後はオチョアが空振り三振に倒れて、万事休す。名手・川相が悪夢のフル欠場に追い込まれ、敗れるべくして敗れた中日は3連敗。
甲子園:阪神13勝6敗3分
YB 0002000000  2
T  0001010001× 3
勝:下柳15勝3敗
負:加藤4勝6敗
本:
鳥谷8,9
 下柳、今季初完投でハーラー単独トップ15勝目! 鳥谷、劇的サヨナラ弾!
0−0で迎えた4回、横浜は一死満塁のチャンスを作ると、マイケル,村田の連続タイムリーで2点を先制。その裏、阪神は二塁打のシーツを三塁に置いて、ゼブラ岡がライト前へ弾き返して、1点差。6回に先頭の鳥谷が8号ソロを叩き込み、試合は2−2の儘、延長へ突入。今季7回以上投げたのは僅かに1試合と言う阪神先発・下柳だが、最多勝が懸かっている事で延長に入ってもマウンドへ。10回、一死からハマのスペランカーに二塁打を浴びるも、マイケル,村田と打ち取り、ピンチ脱出。その裏、阪神は一死から鳥谷がレフトスタンドへこの日2本目となる9号ソロを叩き込み、劇的なサヨナラ勝ち。今季初完投となる下柳はハーラーダービー単独トップに躍り出る15勝目をマークした。

 9月の月間MVP発表!
この日、9月の月間MVPが発表された。セ・リーグは2年ぶりのリーグ制覇を果たした阪神勢が独占。投手部門は完投する気ゼロで7回以降はJFK任せの投球で4勝無敗,防御率0.65の安定した数字を残した下柳が日本ハム時代以来5年ぶりとなる2度目の受賞。打者部門はリーグトップの30打点に加え、打率.303,6本と勝負強い打撃でチームを引っ張ったゼブラ今岡が初めて選ばれた。一方・パ・リーグも3年連続優勝を飾ったソフトバンク勢が独占。投手部門は2完封を含む4勝(0敗),投球回数34回1/3,奪三振39といずれもリーグトップの数字をあげ,防御率も2.62と活躍した新垣が昨年7月以来となる3度目の受賞。ソフトバンクは今季4〜9月まで全ての月で投手部門の月間MVPを獲得した。打者部門は二冠に輝いた松中が打率.386,7本,18打点と主要三部門でリーグトップに輝く打棒爆発で今季7月に続いて5度目の受賞となった。