10月3日

 大阪桐蔭・辻内、競合の末、巨人が交渉権獲得! 平田は中日が一本釣り!
今季から導入された高校生対象のドラフトが都内のホテルで開催された。注目の剛球左腕・辻内崇伸投手(大阪桐蔭)は多数の競合が予想されたが、土壇場に来て、各球団が次々と回避。偽バファローズの一騎打ちの末、見事に巨人が獲得を果たした。一旦は偽バファローズの交渉権獲得が発表されたが、これは中村GMがNPBの公式印を交渉権確定印と勘違いして大喜びした為で、悪太郎・堀内監督も中村GMの反応を見て、自分の引いたくじに「交渉権確定」の文字が書いてある事を分かっていながら、特にアピールもせずにうなだれて席へ戻ってしまい、更に、NPB側までが両者のくじをしっかり確認しない儘、アナウンスしてしまった事によるハプニングとなった。これは辻内ばかりか、ソフトバンクと日本ハムが競合した陽仲寿内野手(福岡一)でも同様の事が起こり、王さんはがっくり。巨人ファンの辻内はともかく、兄・耀勲と共にソフトバンクへ入る事を夢見ていた陽は落胆の色を隠せなかった。また、投の辻内と並び立つ大阪桐蔭の主砲・平田良介外野手は中日が一本釣り。メジャーからも注目を浴びた本格派左腕の片山博視投手(報徳学園)は広島との競合の末、悪の温床・楽天が交渉権を獲得した。ヤクルトは完成度,球威共に関東No.1と評判の村中恭兵投手(東海大甲府),横浜は今春の選抜で151kmを叩き出し、一躍注目の的となった快速右腕・山口俊投手(柳ケ浦),西武はフットワーク抜群の好素材・炭谷銀仁朗捕手(平安),ロッテはMAX149kmの速球と精密な変化球の制球を誇る柳田将利投手(青森山田),阪神は流れる様なフォームからMAX151kmと鋭いスライダーを繰り出す鶴直人投手(近大付)の交渉権をそれぞれ獲得。また、抽選で敗れたソフトバンクはシュアな打撃と強肩でポストJ.マッケンジーとして期待を寄せられる荒川雄太捕手(日大高)を,偽バファローズは「ナニワの松井さん」と呼ばれる高校通算55本塁打のスラッガー・岡田貴弘外野手(履正社),広島は俊足・強肩に加え、高校通算64発の強打と三拍子揃った鈴木将光外野手(遊学館)をそれぞれ指名した。


高校生ドラフト各球団指名選手
鶴  直人 投手 近大付 1巡目 荒川 雄太 捕手 日大高
希望入団枠使用 2巡目 希望入団枠使用
若竹 竜士 投手 育英 3巡目 大西 正樹 投手 神戸国際大付
前田 大和 内野手 樟南 4巡目 大田原隆太 投手 都城工
−−−  5巡目 川口 容資 投手 楊志館
 
 
平田 良介 外野手 大阪桐蔭 1巡目 柳田 将利 投手 青森山田
希望入団枠使用 2巡目 林  啓介 投手 福井商
春田  剛 外野手 水戸短大付 3巡目 末永 仁志 投手 福井商
高江洲拓哉 投手 府中工 4巡目 細谷  圭 内野手 太田市商
金本 明博 投手 酒田南 5巡目 −−−
 
 
山口  俊 投手 柳ケ浦 1巡目 炭谷銀仁朗 捕手 平安
希望入団枠使用 2巡目 希望入団枠使用
黒羽根利規 捕手 日大藤沢 3巡目 田沢 由哉 投手 旭川大高
−−− 4巡目 田中 靖洋 投手 加賀
 
  
村中 恭兵 投手 東海大甲府 1巡目 岡田 貴弘 外野手 履正社
希望入団枠使用 2巡目 希望入団枠使用
川端 慎吾 内野手 市和歌山商 3巡目 柴田 亮輔 内野手 愛工大名電
水野 祐希 捕手 東邦 4巡目 −−−
 
辻内 崇伸 投手 大阪桐蔭 1巡目 陽  仲寿 内野手 福岡一
希望入団枠使用 2巡目 希望入団枠使用
加登脇卓真 投手 北照 3巡目 木下 達生 投手 東邦
福井 優也 投手 済美 4巡目 今成 亮太 捕手 浦和学院
 
 
鈴木 将光 外野手 遊学館 1巡目 片山 博視 投手 報徳学園
今井 啓介 投手 中越 2巡目 希望入団枠使用
斉藤 悠葵 投手 福井商 3巡目 宇部 銀次 捕手 盛岡中央
相沢 寿聡 投手 太田市商 4巡目 枡田慎太郎 外野手 智弁学園