9月23日

ナゴヤドーム:中日12勝8敗
G  000001050  6
D  53200000× 10
勝:マルティネス7勝4敗
負:酒井Jr.0勝1敗
本:
福留26、T.ウッズ35
 名手・川相、悪夢のフル欠場! 10点差からあわや逆転負けの辛勝!
逆転Vには阪神の大低迷を願うしかないとは言え、それでも中日自身が勝ち続ける事が絶対条件であるにも拘わらず、落合監督はまたもや名手・川相をベンチに追いやるオレ流大チョンボ采配を敢行。しかし、不幸中の幸いは巨人の先発が予想されたカリメロではなく、今季初先発となる酒井Jr.であった事。格下の酒井Jr.相手に中日はいきなり荒木,井端の連打の後、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに福留,T.ウッズが連続アーチを放つなど、5点を先制。続く2回にはT.ウッズ,オチョアのタイムリーで3点を奪い、酒井Jr.をKO。更に、3回には巨人の守備のミスにつけ込み、2点を加え、早くも10点目。しかし、川相不在の中日ならば、逆転する余地はあるとばかりに巨人は6回に入団前から川相を目標としていたナイスガイ・岩舘のタイムリーで1点を返すと、8回には5安打を集中し、一気に5点を追加。これでも落合監督は川相を起用とせず、中日ナインのモチベーションはどん底まで落ち込んだが、土壇場9回、先頭のニックンが2番にあるまじき無茶振りでどん詰まりのセンターフライに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、追い上げムードに水を差した事で偉大なる史上最高の2番打者をむざむざ放出してしまった球団史上最大の失態を思い返してしまった巨人のモチベーションは中日をも更に下回り、後続も倒れて、ゲームセット。終わってみれば、ワンサイドどころか、辛くも勝ちを拾う形となり、ナインと指揮官の間の亀裂は更に深まったのは必至で逆転優勝の可能性は更に遠のいたと言っても過言ではないだろう。
神宮:ヤクルト8勝9敗
YB 000000005  5
S  000000000  0
勝:ゲーリー川村6勝6敗
負:花田0勝1敗
本:
メカゴジラ18、村田23、相川8、内川5
 土壇場9回、横浜、一挙4発のアーチ攻勢で快勝!
土肥,ゴンザレスの両先発が相譲らぬ好投を展開するなど、両軍ゼロ行進を続け、試合はその儘、土壇場9回へ突入。この回から代わったヤクルト2番手・花田に対して、横浜は一死からメカゴジラがライトスタンドへ18号ソロを叩き込み、ついに均衡を破る先制点をゲット。更に、二死後、マイケルが内野安打で出ると、村田,相川,内川と3連続アーチが飛び出して、この回、一気に5点を奪うビッグイニングを形成。その裏、3番手・木塚が締めて、完封リレーを達成。2番手・ゲーリー川村に6勝目がついた。
倉敷:広島6勝14敗
T  114000002  8
C  003110010  6
勝:藤川6勝1敗1S
負:佐々岡1勝6敗
S:久保田5勝4敗24S
本:
緒方20
 悠久の若虎、走者一掃決勝二塁打でマジック5!
初回、片岡の犠飛で先制した阪神は続く2回には投手の福原がタイムリー。更に、3回にはゼブラ今岡のタイムリーと、藤本の3点二塁打で一挙に4点を追加。早くも試合を決定付けたかに思われたが、その裏から広島がジワジワと反撃。嶋,新井のタイムリー等で2点を返すと、4回には山崎のタイムリー,5回には緒方の20号ソロが飛び出して、1点差。そして、8回、二死一、二塁から代打・森笠がレフト前へ弾き返して、ついに同点。しかし、土壇場9回、阪神は鳥谷,片岡が連打を浴びせると、二死後、悠久の若虎・桧山が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、勝ち越しに成功。その裏は守護神・久保田が無難に締めて、逃げ切り、マジックを1つ減らして、5とした。
西武吹き抜けドーム:西武8勝10敗
H  010011002  5
L  000001003  4
勝:杉内18勝4敗
負:河原2勝11敗
S:三瀬2勝1敗18S
本:
松中44、川崎4、ズレータ40、大道1
 ソフトバンク、一発攻勢でマジック2! 杉内、ハーラー単独トップの18勝目!
J.マッケンジーが今季絶望となり苦しい展開のソフトバンクだが、2回に松中の44号ソロで先制すると、5回には川崎が4号ソロ,6回にはズレータが40号ソロと一発攻勢で主導権を握る。先発・杉内は5回まで2安打無失点の好投を見せていたが、6回、中村のタイムリーで1点を返されると、更に、連続四球で満塁のピンチを迎えた所でKO。しかし、ここで代わった吉武が代打・栗山を空振り三振に斬って取り、ピンチ脱出。土壇場9回、ソフトバンクは代打・大道の今季初アーチとなる2ランでダメ押し。その裏、守護神・馬原が一死満塁のピンチを作ってKOされると、4番手・三瀬も1点差まで詰め寄られたが、最後は平尾を打ち取り、辛くも逃げ切り、優勝マジックを2と減らした。杉内はハーラーダービー単独トップに踊り出る18勝目をマークした。
FC宮城:悪の温床・楽天6勝13敗
M  100403040 12
E  000011010  3
勝:ジョニー黒木2勝1敗
負:有銘3勝9敗
本:フクーラ6、パスクチ8、大塚8、李30

 フクーラ、先制6号ソロ! ジョニー黒木、8回3失点で2勝目!
ロッテは初回、フクーラの6号ソロで1点を先制。4回には3連打で1点を加えると、一死後、パスクチに8号3ランが飛び出して、この回、4点。この後もロッテは大塚,李の一発等で加点し、大量12点をゲット。今季3度目の先発となるジョニー・黒木は大量リードを背に4回まで2安打無失点の好投。疲れが見え始めた中盤に入って、3点を失ったものの、今季最長となる8回を投げて、2勝目を飾り、逆転Vへ望みを繋いだ。
GS神戸:偽バファローズ7勝11敗
F  200030000  5
Bs 000010000  1
勝:ガンちゃん2勝2敗
負:吉井6勝5敗
本:
ガッツ36、青波の長瀬31
 ガッツ、先制36号2ラン! 吉井、2回降板で5連敗!
Aクラスへ僅かな望みを懸ける偽バファローズだが、開幕6連勝後、4連敗中の先発・吉井が初回、いきなりガッツに36号2ランを叩き込まれて、2点を失うと、2回二死一塁の場面であえなく降板。その後、仰木さん得意の小刻みな継投で耐えていたが、5回、3番手・萩原が青波の長瀬に2試合連続31号2ランを浴びるなど、3失点。偽バファローズはお株を奪う様な日本ハムの継投策の前にガルシアのタイムリーで完封を免れるのが精一杯だった。