9月15日
東京ドーム:巨人8勝12敗
T  500100100  7
G  000010000  1
勝:下柳12勝3敗
負:西村2勝2敗
本:
ゼブラ今岡26、悠久の若虎8、矢野16
 西村、2回5失点KO! 対阪神3年連続負け越し決定!
川相不在の中日を3タテしたかと思えば、阪神相手に大惨敗とセ・リーグの灯を消す気満々の巨人
はこの日も序盤から大劣勢の体たらく。先発・西村は初回、いきなり一死満塁のピンチを迎えるとゼブラ今岡に26号グランドスラムを叩き込まれて、早々と4点を献上。更に、続く悠久の若虎・桧山にもライトスタンドへ8号ソロを運ばれて、この回、5失点。西村は2回にも二死満塁のピンチを迎えて、あえなくKO。4回には3番手・岡島が一死満塁からゼブラ今岡に押し出し死球を食らわせて、6点目を献上。打っては、例によって、完投する気ゼロの阪神先発・下柳の前に4回まで一人の走者も出せない有様。5回にガッツな貴公子・仁志のタイムリーでようやく1点を返したものの、阪神は7回に矢野の通算1000本安打となる16号ソロで突き放し、再び点差は6点に。結局、巨人は大量点差にも拘わらず、JFKトリオを投入する阪神の大人げない継投の前に手も足も出ず、中日に対する嫌がらせとしか思えない大惨敗。阪神はこれで対巨人3年連続の勝ち越し。マジックは2つ減って11となった。
ナゴヤドーム:中日11勝6敗1分
YB 000001203  6
D  200000100  3
勝:ゲーリー川村5勝6敗
負:岩瀬1勝2敗40S
S:クルーン2勝1敗24S
本:
福留22
 名手・川相、悪夢のフル欠場! 落合監督、オレ流超特大チョンボ采配大炸裂!!!
阪神にマジックが点灯し、最早、1つも負けられない状況に追い込まれたにも拘わらず、落合監督はまたも名手・川相をベンチに追いやるオレ流大チョンボ采配を敢行。失意のどん底に叩き付けられた中日ナインだが、初回、福留,森野のタイムリーで2点を先制。先発・山井は川相不在と言う逆境下、ペース配分無視の全力投球モードで5回まで凌いできたが、6回、一死から3連打で1点を返され、無念のKO。続く7回には3番手・高橋聡が四球連発で一死満塁のピンチを迎えると、メカゴジラに2点タイムリーを浴びて、逆転を許す始末。1点ビハインドとなった中日はその裏、福留が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに右中間スタンドへ22号ソロを叩き込み、同点。3−3で迎えた土壇場9回、落合監督は同点の場面ながら、しかもその裏の攻撃が9番からであるにも拘わらず、9番の打順で守護神・岩瀬を投入。どう考えても、打席が終わったばかりの7番立浪の所へ岩瀬を入れ、名手・川相を9番サードで投入するのが定石だと言うのに、あまりにも訳の分からない指揮官の特大チョンボ采配に中日ナインは動揺を隠せない。岩瀬は一死から小池に痛打されるも、続く金城をファーストゴロゲッツーに打ち取り、ピンチ脱出…と思いきや、これをT.ウッズが後逸。しかも、転々とするボールを追っていった荒木が更に、ライト方向へ弾いてしまうヘッポコエラーをかまし、走者はそれぞれ進んで、二、三塁。相次ぐ拙守に川相さえいれば…と言う思いを拭えない岩瀬は続くメカゴジラに死球を食らわせ、満塁のピンチ。ハマのスペランカーは空振り三振に斬ってとったものの、続くマイケルのどん詰まりのハーフライナーが無情にもファーストの頭上を越えて、勝ち越し点を献上。しかも、ライトのピンキー井上がクッションボールの処理を誤っている間に二塁走者・金城が返ると、更に、一塁走者・メカゴジラまでが本塁へ突入。中継に入った荒木の送球は谷繁がジャンプしなければ届かない悪送球となり、まさかの走者一掃でこの回、絶望的な3失点。その裏、横浜守護神・クルーンに対して、全く勝とうと言う気の感じられない落合監督は、先頭の岩瀬に代えて、名手・川相…ではなく、高橋光を投入。しかし、高橋光はあえなく空振り三振に倒れると、士気を削がれた荒木,井端も倒れて、ゲームセット。名手・川相が悪夢のフル欠場に追い込まれ、拙守連発で守護神の足を引っ張ると言う最悪の展開で敗れるべくして敗れた中日と阪神の差は7.5まで開き、V2の可能性は大きく遠のいた。
神宮:ヤクルト11勝8敗
C  000000000  0
S  00001000×  1
勝:石川10勝7敗
負:黒田12勝10敗
S:石井4勝3敗34S
 城石、値千金の決勝スクイズ! 石川、8回零封で4年連続2桁勝利!
石川,黒田の両先発が互いに譲らぬ好投を見せ、0−0の儘、試合は中盤に突入。迎えた5回、ヤクルトはリグス,真中の連打で一、三塁とすると、城石がカウント1−1からの3球目に見事にスクイズを決め、ついに均衡を破る先制点をゲット。1点を貰った石川は8回まで5安打無失点の力投を展開。9回からマウンドに上がった守護神・石井は二死一、三塁のピンチを迎えたものの、最後は求道者・前田をピッチャーゴロに仕留めて、完封リレーを達成。石川は入団以来4年連続の10勝目となった。