9月10日
東京ドーム:巨人7勝11敗
D  010021100  5
G  20300030×  8
勝:久保7勝3敗7S
負:遠藤2勝1敗
S:林2勝2敗15S
本:
小久保31,32、森野8
 悪の温首位!
この日にも阪神の勝率1位マジックが点灯ししまうと言う状況であるにも拘わらず、落合監督は巨人が最も恐れている名手・川相をベンチに追いやるオレ流大チョンボ采配を敢行。これに対して、巨人先発の桑田は初回、三者凡退に斬って取る上々の立ち上がり。その裏、中日先発・マルティネスに対して、巨人は先頭の清水が先頭の清水がセンター前へ弾き返すと、矢野の犠打で二進。ここで桑田登板時には嫌がらせのごとく凡退を続ける怒濤のチャンスブレイカー・ニックンが無茶振りでどん詰まりのショートゴロに倒れる造反五人衆の刺客ぶりを遺憾なく発揮。しかし、ここで小久保がライトスタンドへ31号2ランを叩き込み、2点を先制。直後の2回、桑田は先頭のT.ウッズを抑えると、続く福留をショートへの凡ゴロに打ち取るも、ニックンが一塁へヘッポコ悪送球をかます造反五人衆の刺客ぶりを遺憾なく発揮し、一死二塁のピンチを迎えると、二死後、森野に粘られた末にセンター前へのタイムリーを浴びて、1点を献上。その裏、巨人はマッスル千代の富士,ガッツな貴公子・仁志と連続四球を選び、無死一、二塁とするも、無為な強攻策を指示された村田がショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。桑田も空振り三振に倒れて、結局、無得点。続く3回、巨人は一死から矢野がレフト前ヒットで出るも、桑田登板時には嫌がらせのごとく凡退を続ける怒濤のチャンスブレイカー・ニックンが無茶振りでどん詰まりのサードゴロに倒れる造反五人衆の刺客ぶりを遺憾なく発揮。しかし、これを立浪が一塁へ悪送球し、ボールが転々とする間に矢野が一気に生還。更に、続く小久保がレフトスタンドへ通算300号となる2打席連続の32号2ランを放り込み、この回、3点。4回にはガッツな貴公子・仁志,村田の連打の後、二死一、三塁とするも、四球を選んでニックンに繋いだ所で三者残塁になるのがオチと察知した矢野は焦って早打ちした結果、セカンドライナーに倒れて、二者残塁。勝利投手の権利が懸かった5回、桑田は先頭の森野に痛打されるも、谷繁をセンターフライに打ち取ると、続く代打・ピンキー井上をファーストゴロゲッツーに打ち取り、チェンジ…と思いきや、急造ファーストの阿部がこれを大トンネルするヘッポコエラーをかまし、一、三塁のピンチ。二死二、三塁となった所で井端を一、二塁間へのどん詰まりのゴロに打ち取りながら、体勢を崩しながら投げたガッツな貴公子・仁志の送球が逸れて、この間にピンキー井上の生還を許すと、続く立浪には一、二塁間を破られて、3点目を献上。同じ造反五人衆として、長年、苦楽を共にした盟友である名手・川相を欠いたヘッポコ内野陣に再三足を引っ張られながらも、桑田は根負けせずにT.ウッズを空振り三振に斬ってとり、ピンチ脱出。今季初となる6イニング目のマウンドとなった桑田は福留,オチョアと簡単に打ち取り、二死とするも、ここで森野に右中間スタンドへ8号ソロを浴びると、続く谷繁にこの日初めての四球を与えた所で無念の降板。ここで中日はいよいよ名手・川相を投入か…と思いきや、出てきたのはプロ初打席となる堂上。これに対して、前回、桑田の白星を粉砕してしまった借りがある2番手・シコースキーは渾身の投球で三球三振に斬ってとり、ピンチ脱出。しかし、その裏、二死走者なしの場面で悪太郎・堀内監督は代わったばかりのシコースキーに代打・三浦を送る訳の分からない采配を敢行。三浦は空振り三振に倒れ、7回からは3番手・久保を送り込むが、これが裏目。久保はいきなり先頭の荒木に痛打されると、続く井端には簡単に犠打を許して、一死二塁。二死後、T.ウッズにライト前へ同点タイムリーを浴びて、この瞬間、桑田の今季初勝利はまたもや消滅。その裏、巨人は四球の清水を矢野が送って一死二塁。ここでここまで怒濤のチャンスブレイクをかましていたニックンが桑田の白星が消えた途端に嫌がらせの様にセンター前へ弾き返す造反五人衆の刺客ぶりを遺憾なく発揮し、一、三塁となった所で小久保がレフト線へタイムリー二塁打を放ち、勝ち越しに成功。更に、この後、阿部,ガッツな貴公子・仁志にもタイムリーが出て、この回、3点。土壇場9回、巨人抑えの林に対して、中日は先頭の川岸に代わり、今度こそ名手・川相が登場か…と思いきや、出てきたのは英智。しかし、英智はあえなくライトフライと凡退。この後、二死満塁と一発が出れば逆転と言う場面を作ったものの、最後は福留がセンターフライに倒れて、ゲームセット。名手・川相が悪夢のフル欠場に追い込まれ、敗れるべくして敗れた中日は3連敗で首位阪神との差は5と大きく開いてしまった。巨人は約2ヶ月ぶりの3連勝となったが、阪神が勝った事で今季の優勝の可能性が完全消滅した。
横浜:横浜7勝8敗
S  001005000  6
YB 000100001  2
勝:ゴンザレス3勝4敗
負:土肥7勝10敗
本:
金城10、メカゴジラ16
 ゴンザレス、8回1失点で3勝目! 打っては走者一掃決勝二塁打!
ヤクルトは3回、ゴンザレス,青木,宮本の3連打で1点を先制。1点を追う横浜は4回、先頭の小池がヒットで出ると、すかさず二盗を仕掛けるも、あえなく憤死。しかし、ここで金城がライトスタンドへ10号ソロを放り込み、同点。更に、続くメカゴジラが二塁打でチャンスを繋いだものの、ハマのスペランカー,マイケルと倒れて、1点止まり。1−1の儘、迎えた6回、ヤクルトは無死満塁のチャンスを掴むも、城石,小野と浅い外野フライに倒れて、二死。しかし、ここでゴンザレスが自ら走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、勝ち越しに成功。更に、青木,宮本と連続タイムリーが飛び出して、この回、5点のビッグイニングを形成し、試合を決定付けた。2安打3打点とバットでも貢献したゴンザレスは8回をソロアーチによる1点だけで切り抜け、3勝目を飾った。
甲子園:阪神12勝6敗
C  010100000  2
T  03440280× 21
勝:安藤10勝5敗
負:大島1勝2敗
本:
矢野15、キュラソ星人35、シーツ19
 阪神、球団新21点の猛攻! 勝率1位マジック15点灯!
広島は2回、求道者・前田,新井の連打で無死一、三塁とすると、栗原のショートゴロの間に求道者・前田が先制のホームイン。しかし、その裏、阪神は関本,安藤,シャア少佐の3連続タイムリーであっさり逆転に成功。続く3回にはスペンサーのタイムリーの後、矢野が15号3ランを叩き込み、一挙4点を追加。既に、ワンサイドゲームの様相を呈してきたが、4回裏に事件が起きる。キュラソ星人が自己新の35号2ランを放ち、なおも一死一塁の場面で広島2番手・森の投球が矢野の頭部をスナイプ。森は勿論、危険球退場でスナイプされた矢野は昏倒し、その儘、退場。ここで、続く関本がライト前に弾き返すと、二塁走者・スペンサーが一気に本塁をついて、捕手の倉にハリケーンミキサーを敢行最下位の広島が7点ビハインドの場面で矢野を故意に潰す理由などある訳がないと言うのに、逆恨みも甚だしい故意の殺人野球をかまされ怒り心頭の広島ベンチが飛び出すと、最早、故意か過失かなどどうでも良くなっている阪神ベンチも応戦し、乱闘モードへ。結局、倉は本塁を死守したものの、担架で運ばれ退場。すっかり逆ギレモードの阪神はこの後、安藤に2本目のタイムリーが飛び出し、この回、4点を加えると、6回には関本,代打・浜中の連続タイムリーで2点。そして、7回には既に戦意喪失の広島が4エラーをかますわ、シーツが19号3ランを放つわで、大量8点を追加。球団新記録となる21点の猛攻で圧勝した阪神は勝率1位マジック15を点灯させた。
FC宮城:悪の温床・楽天3勝14敗
H  301002000  6
E  011000100  3
勝:杉内17勝4敗
負:有銘3勝7敗
S:三瀬2勝1敗17S
本:
松中41
 松中、先制3ラン含む3安打4打点! 杉内、ハーラートップタイの17勝目!
ソフトバンクは初回、大村,バティスタのヒットで一死一、三塁とすると、松中がライトスタンドへ41号3ランを叩き込み、先制。2回に併殺崩れの間に1点を返されるも、直後の3回、またも松中がタイムリー二塁打を放ち、4点目。3点を追う悪の温床・楽天はその裏、二死一塁から吉岡がタイムリー二塁打を浴びせて、再び2点差。4−2の儘、迎えた6回、ソフトバンクはバティスタ,松中の連打で一、三塁とすると、J.マッケンジーがレフトへ犠飛を打ち上げ、1点を追加。更に、二死後、ホルベルトにタイムリーが飛び出して、6点目。悪の温床・楽天は7回、高須のタイムリーでソフトバンク先発・杉内をKOするも、代わった佐藤の前に吉岡がショートゴロに倒れて、1点止まり。この後、8回途中からマウンドに上がった三瀬が最後まで投げきり、5月25日以来となる17セーブ目。杉内は7回途中で降板したものの、ハーラートップタイとなる17勝目をマークした。
札幌ドーム:日本ハム9勝6敗
Bs 001000000  1
F  02000000×  2
勝:伊集院光の弟子・金村12勝10敗
負:高木1勝3敗
本:青波の長瀬28、SHINJO20

 青波の長瀬,SHINJO、先制連続弾! 伊集院光の弟子・金村、完投で12勝目!
2回、日本ハムは先頭の青波の長瀬がレフトスタンドへ28号ソロを叩き込むと、続くSHINJOもレフトスタンドへ20号ソロと連続アーチで2点を先制。直後の3回、偽バファローズは北川,阿部真の連打で一、二塁とすると、一死後、相川がレフト前へタイムリーを浴びせて、1点差。先発・高木が2回途中でKOされた偽バファローズは以降、小刻みな継投で必死の防戦。1−2の儘、迎えた7回、ここまで無四球投球だった伊集院光の弟子・金村が3四球と突如、制球を乱し、一死満塁のチャンスを貰ったものの、代打・村松がセカンドゴロゲッツーの倒れる最悪の展開で無得点。8回には代走・大西が盗塁死,9回にはガルシアが走塁死と相次ぐ走塁ミスが祟り、あと1点が届かず。伊集院光の弟子・金村は完投で12勝目をあげた。
西武吹き抜けドーム:西武6勝11敗
M  003010310  8
L  102100000  4
勝:清水10勝10敗
負:正津0勝2敗
本:
フランコ19、フェルナンデス24、大塚5
 西岡、決勝タイムリー! 清水、4失点も4年連続2桁勝利!
序盤から点の取り合いとなったこの試合。まず西武が初回、カブレラのタイムリーで先制。1点を追うロッテは3回、二死一、二塁からフランコがライトスタンドへ19号3ランを叩き込み、逆転に成功。しかし、その裏、西武はフェルナンデスの24号2ランで追いつくと、続く4回には無死一、三塁から中島のセカンドゴロゲッツーの間に勝ち越し。直後の5回、ロッテは西岡のタイムリー二塁打で同点。4−4で迎えた7回、西武はこの回から先発・オツを引っ込め、正津にスイッチするも、これが裏目。ロッテは一死一、二塁のチャンスを作ると、西岡がライト前へ勝ち越しタイムリーを浴びせて、正津をKO。更に、代わったミッチーからフランコ,サブローの連打で2点を追加。8回には大塚が5号ソロを叩き込み、ダメ押し。先発・清水は6回1/3で4失点と言う不本意な投球ながらも、打線の援護に助けられ、4年連続の10勝目を飾った。