9月5日
 セ・リーグ、悪夢の決断! 再来年にもペナント後のオープン戦開催か!?
この日、都内でセ・リーグ理事会が開かれ、再来年にもペナントレース終了後にAクラス同士のオープン戦開催を検討していく事で合意した事が明らかになった。ペナントレース終了後のオープン戦と言えば、昨年のペナントレースの覇者・ダイエーが行った2位の西武との対決が印象深い。ダイエーとの対戦権を賭けた3位日本ハム相手の3連戦に勝ち越した西武との5連戦。日本シリーズまで間が空いてしまった事で調整する狙いもあったが、緊張感を持って試合に臨むべく、ダイエーは負け越したら日本シリーズの出場辞退を表明。結局、最終戦で負け越したダイエーはあまりの不甲斐なさを恥じて、公約通り、日本シリーズを出場辞退してしまい、中日が不戦勝で50年ぶりの日本一に輝くと言う何とも後味の悪い結果となった。この失敗を全く糧にしていないパ・リーグは愚かにも今年もこのオープン戦を強いる予定。既に、優勝マジックを点灯させているソフトバンクだが、昨年の屈辱を忘れていない以上、万一、このオープン戦で負け越した場合、2年連続で日本シリーズを出場辞退する恐れも十分に考えられる。ペナントレースで優勝を飾ったチームが日本シリーズに出ないと言う異常事態を生みうるこのオープン戦は非難囂々だったと言うのに、一体、何の意図があって、セ・リーグまで導入しようと言うのか。この儘では、両リーグの覇者が出場辞退し、半ば代替試合のごとく優勝もしていないチーム同士のオープン戦と言う無価値な試合を見せられる可能性もありうるだろう。