9月3日
広島:広島10勝8敗
G  001407000 12
C  000131310  9
勝:シコースキー6勝1敗
負:長谷川2勝10敗
S:林2勝2敗13S
本:
鈴木1、嶋22、清水11、ラロッカ18、求道者・前田27、栗原12
 鈴木、痛恨のタイムリーエラー! 桑田、悪夢の初勝利消滅!
巨人の先発は今度こそラストチャンスと言われている桑田。何とか桑田に勝たせたい巨人は初回、一死から鈴木がセーフティバントを決めるも、怒濤のチャンスブレイカー・ニックンは無茶振りでファーストへのファールフライに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。たまらず二盗を敢行した鈴木だが、あえなく憤死し、結局、3人で攻撃終了。毎度の様に拙攻を続ける打線に辟易とする桑田はその裏、一死から山崎に対して、2−0と追い込んでから粘られた末の9球目をセンター前に弾き返されると、暴投を犯して、一死二塁のピンチ。嶋を空振り三振に取った後、ラロッカにはまたもセンター前へ痛打されるも、一気に本塁を狙った山崎を鈴木の好返球で刺して、ピンチ脱出。直後の2回、巨人は阿部のヒット,ガッツな貴公子・仁志の四球で二死一、二塁のチャンス。ここで村田の打球はライトポール際に飛び込む先制3ランか…と思いきや、無情にも僅かに右へ逸れるファールとなり、結局、この後、見逃し三振に倒れて、二者残塁。その裏、桑田は一死から新井に痛打されるも、続く栗原をサードゴロゲッツーに打ち取り、ピンチ脱出。巨人は3回、二死走者なしから次のインケツ男に繋いだ所でチャンスブレイクされるのがオチと察知した鈴木が最早、一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ2年ぶりの一発を放り込み、ついに1点を先制。その裏、桑田は先頭の倉に三塁線を破られ、無死二塁のピンチを迎えるも、続く小島の送りバントを巧みに捌いて、三塁で刺す好フィールディング。この後、緒方,山崎と打ち取って、この回も無失点。直後の4回、巨人は3連打で無死満塁の大チャンス。ここでガッツな貴公子・仁志が押し出しの四球を選んで小島をKO。一死後、桑田がライトへ自らを助ける犠飛を打ち上げ、3点目。更に、3番手・佐竹から清水,鈴木と連続タイムリーを浴びせて、この回、4点。なおも一、二塁のチャンスだったが、恐怖の残塁量産マシン・ニックンはライトフライに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、二者残塁。5点のリードを貰った桑田だったが、その裏、先頭の嶋にライトスタンドへ22号ソロを浴びて、ついに1点を献上。そして、5回には倉のタイムリー二塁打で1点を失った後、なおも一死一、二塁から山崎,嶋と連続タイムリーを許し、1点差と迫られたが、ここでラロッカをサードゴロゲッツーに打ち取り、今季初めて勝利投手の権利を獲得。しかし、6回から代わったシコースキーが、いきなり先頭の求道者・前田にセンター前へ痛打されると、ヘッポコ牽制悪送球をかまし、無死二塁のピンチ。一死後、栗原にセンター前へ弾き返されるも、求道者・前田は三塁で止まりかけたものの、バックホームを焦った鈴木が打球をお手玉するヘッポコタイムリーエラーをかましている隙に一気に生還し、これで桑田の白星がまたも消滅。この後、巨人は7回に打者11人の猛攻で7点を勝ち越しながら、3発のアーチを浴びて、3点差まで追い上げられる何ともバタバタした内容ながらも、辛うじて白星を掴み、逆3タテで最下位転落と言う最悪のシナリオは回避した。

ナゴヤドーム:中日12勝5敗
S  000100000  1
D  05004010× 10
勝:マルティネス6勝3敗
負:館山8勝5敗
本:宮出8、福留21、T.ウッズ32
 森野、先制犠飛で連敗阻止! マルティネス、7回1失点で6勝目!
これ以上、首位阪神に離される訳にはいかないと言うのに、またもや落合監督は名手・川相をベンチに追いやるオレ流大チョンボ采配を敢行。勝敗度外視の指揮官に逆ギレした中日は2回、3連打で無死満塁のチャンスを掴むと、森野の犠飛で1点を先制。更に、二死満塁となった所で荒木,井端,立浪と3連続タイムリーが飛び出して、この回、大量5点。4回に宮出の8号ソロで1点を返されるも、5回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した福留の21号3ラン等で4点を追加。7回には川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにT.ウッズが32号ソロを叩き込み、ダメ押しの10点目。大量9点のリードとなった事で名手・川相を投入せずとも、辛くも逃げきれた中日の連敗は2でストップ。先発・マルティネスは7回1失点の好投で6勝目を飾った。
札幌ドーム:横浜5勝11敗3分
T  003001000  4
YB 100000002  3
勝:安藤9勝5敗
負:アゴくら9勝6敗
S:久保田4勝4敗22S
 安藤、1失点の好投で9勝目! 打ってはダメ押しタイムリー!
初回、横浜は二死走者なしから金城の二塁打,メカゴジラのタイムリーで1点を先制。1点を追う阪神は3回、連続四球で一、二塁とすると、シーツがセンター前へ同点タイムリー。なおも一、三塁の場面でアゴくらの暴投で労せずして勝ち越し。更に、ゼブラ今岡の犠飛でこの回、3点。その裏、横浜は二死から3連打で満塁とするも、小池が空振り三振に終わり、三者残塁。阪神は6回、二死一、二塁から安藤のタイムリー内野安打で4点目を追加。7回途中からはウィリアムス−藤川と繋ぎ、最後は久保田を投入する必勝リレーを展開するも、粘る横浜は3本の安打で一死満塁と攻め立てると、代打・鈴木なおのりの押し出し死球,金城のタイムリー内野安打で1点差。なおも満塁のチャンスだったが、メカゴジラは空振り三振。続くハマのスペランカーもショートゴロに倒れて、あと一歩及ばなかった。
福岡ドーム:ソフトバンク8勝8敗
L  020100010  4
H  000000000  0
勝:オツ17勝4敗
負:杉内16勝4敗
本:
中村19、カブレラ35
 杉内、無念の4失点KO! オツ、ハーラートップの17勝目!

杉内とオツ、共に16勝の最多勝同士の投げ合いとなったこの試合、先に点を許したのは杉内。2回、先頭のベンちゃんにセンター前に弾き返されると、中村にレフトスタンドへ19号2ランを叩き込まれて、2点を献上。4回にはカブレラに35号ソロを浴びると、8回に中島のタイムリーで4点目を失った所で無念のKO。一方、前回、幻の完全試合を達成したオツはこの日も好調を持続し、8回まで5安打無失点の好投を展開。9回は豊田にマウンドを譲り、完封はならなかったものの、杉内を抜いて、ハーラー単独トップに躍り出る17勝目をマーク。西武はこれで再び3位浮上となった。
千葉マリン:ロッテ11勝6敗
F  000000000  0
M  00010001×  2
勝:渡辺俊14勝4敗
負:ダルビッシュ3勝4敗
本:李26

 李、先制26号アーチ! 渡辺俊、散発4安打完封で14勝目!
1,2回と立て続けに満塁のチャンスを逃してきたロッテだが、4回、先頭の李が右中間スタンドへ26号ソロを放り込み、1点を先制。その後も押し気味に試合を進めながら、あと一本が出ずにいたが、8回、二死一、三塁のチャンスに西岡にタイムリー内野安打が飛び出し、貴重な2点目を追加。先発・渡辺俊は全く危なげのない投球を見せ、散発4安打の完封で14勝目をマークした。
FC宮城:悪の温床・楽天5勝12敗
Bs 000000011  2
E  03002400×  9
勝:一場1勝7敗1S
負:高木1勝2敗
本:
山崎23
 一場、2失点完投で待望のプロ初勝利! 悪の温床・楽天、夢の100敗完全消滅!
悪の温床・楽天は2回、山崎の2試合連続となる23号ソロで先制すると、更に、相手のエラー等で2点を加え、この回、3点。5回には酒井のタイムリーで2点を追加すると、続く6回には吉岡のタイムリーの後、関川が満塁の走者を一掃するタイムリー二塁打を放ち、9点目。前回の登板では9回を無失点に抑えながら、相手投手のオツに9回完全投球されるツキのなさで白星を逃した一場だが、この日は大量援護に悠々と投げ込み、7回まで無失点。8,9回に1点ずつ失ったものの、完投で待望のプロ初白星をマーク。悪の温床・楽天は2ヶ月ぶりの3連勝で夢の100敗の可能性が完全消滅した。