8月27日
甲子園:阪神9勝8敗
G  100001000  2
T  30100010×  5
勝:安藤8勝5敗
負:桑田0勝7敗
S:久保田4勝4敗21S
本:
シーツ18、キュラソ星人30,31
 桑田、失意の3回KOで7連敗! キュラソ星人、ダメ押しの2ホーマー!
巨人は初回、鈴木の二塁打,小久保の四球で二死一、二塁とすると、阿部がライト前へタイムリーを放ち、1点を先制。巨人の先発は前回、好投を見せていたにも拘わらず、悪太郎・堀内監督の嫌がらせに遭い、白星のチャンスを奪われた桑田。とんだケチがついて、リズムを崩した影響か、その裏、一死から鳥谷を歩かせると、続くシーツにレフトスタンドへ18号2ランを叩き込まれて、あっと言う間に形勢逆転。続くキュラソ星人にもライトスタンドへ30号ソロを放り込まれて、3点目を献上。更に、連打を浴びて、ピンチを背負ったが、後続を断ち切ると、2回は三者凡退で切り抜け、尻上がりに調子を上げていく。3回は先頭のシーツに痛打されるも、続くキュラソ星人をセカンドゴロに打ち取り、ゲッツー…と思いきや、ガッツな貴公子・仁志とニックンの呼吸が合わず、一塁は間一髪セーフ川相さえ聖域にいれば…と落胆の色を隠せない桑田は続くゼブラ今岡に右中間を破られ、4点目を失った所で失意のKO。3回には鈴木が走塁死,4回にはガッツな貴公子・仁志がゲッツーと相変わらずの拙攻三昧を繰り広げていた巨人は6回、一死一、二塁から阿部のタイムリーでようやく2点目をあげるも、7回、4番手・岡島がキュラソ星人にこの日2本目となる31号ソロを浴び、致命的な5点目を献上。8回一死からマウンドに上がった阪神守護神・久保田の前に完璧に抑え込まれて、万事休す。桑田はこれで自己ワーストの連敗記録を7と伸ばしてしまった。
ナゴヤドーム:中日11勝5敗
C  020000012  5
D  00000601×  7
勝:鈴木4勝1敗
負:森0勝2敗
S:岩瀬1勝1敗36S
本:
福留19、井端5
 井端、決勝5号グランドスラム! 中日、逆転勝ちで5連勝!
一気に首位阪神に詰め寄り、プレッシャーをかけたい状況だと言うのに、落合監督はまたもや名手・川相をベンチに追いやるオレ流大チョンボ采配を敢行。失意の先発・野口は2回、新井,求道者・前田,栗原と3連打を浴びて、先制点を献上。更に、フランコのゲッツーの間に求道者・前田の生還を許し、この回、2失点。広島の先発はプロ初登板となるルーキー・小島。小島は5回まで無失点の好投を見せるも、山本監督は6回から森にスイッチ。しかし、これで試合の流れは一転して中日ペースとなってしまう。最後まで諦めない川相スピリットを注入されている中日は先頭のT.ウッズがヒットで出ると、続く福留が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに19号2ランを叩き込み、一気に同点。更に、この後、3四死球で二死満塁のチャンスを掴むと、井端が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ5号グランドスラムを叩き込み、勝ち越しに成功。8回からようやく名手・川相かサードの守備に登場。広島は徹底的に川相の守備範囲を避ける狙い打ちで2点差まで追い上げたものの、最後は守護神・岩瀬が反撃を断ちきり、5連勝を飾った。
神宮:ヤクルト6勝6敗
YB 200000000  2
S  000000111× 3
勝:石井4勝3敗29S
負:ゲーリー川村4勝5敗
本:
金城9
 ユウイチ、サヨナラタイムリー! ヤクルト、再び貯金生活!
横浜は初回、一死から小池がセンター前に痛打すると、金城がライトスタンドへ9号2ランを叩き込み、2点を先制。横浜先発・アゴくらの前に6回まで散発2安打と沈黙していたヤクルトだったが、7回、宮本の二塁打を皮切りに宮出のタイムリーでようやく1点を返すと、続く8回には2番手・ゲーリー川村を攻め立て、一死満塁のチャンス。ここで寿司職人ラミレスがレフト前に弾き返して、ついに同点。勢いづくヤクルトは土壇場9回、先頭の城石がレフト前ヒットで出ると、小野が送って、一死二塁。ここで途中から守備に入っていたユウイチがセンター前へ弾き返し、城石が返って、サヨナラ勝ち。3番手・石井に4勝目がついた。
札幌ドーム:日本ハム4勝13敗
H  1000030000  4
F  1000000301× 5
勝:トーマス1勝5敗
負:馬原6勝6敗16S
本:
ガッツ31,32
 王さん、早めの継投策が裏目! 田中幸、1000打点目がサヨナラ打!
初回、ソフトバンクが松中のタイムリー二塁打で先制すると、その裏、日本ハムはガッツが31号ソロを叩き込み、同点。その後、杉内,ダルビッシュの両先発の投げ合いが続き、1−1の儘、試合は中盤へ突入。迎えた6回、ソフトバンクは一死から松中の内野安打,ズレータの四球で一、二塁とすると、宮地がライト前へ勝ち越しタイムリー。更に、一死後、本間が走者一掃のタイムリー三塁打を浴びせて、ダルビッシュをKO。3点を勝ち越した事で王さんはその裏、何と杉内を早くも降板させる継投策を敢行。2番手・三瀬が6回を0点で切り抜けると、3番手・吉武も7回を0点に抑え、継投策は成功したかに見えたが、8回に悪夢が訪れた。2イニング目となる吉武はミスタースナイパー,小田と日本ハムの代打陣に痛打され、一死一、三塁のピンチを迎えると、ここでガッツにレフトスタンドへこの日2本目となる32号3ランを叩き込まれて、一気に試合は振り出しに。そして、迎えた延長10回、この回からマウンドに上がった守護神・馬原は一死から実松,ガッツと連打を浴びると、青波の長瀬を敬遠する満塁策を選択。続く稲葉は空振り三振に斬ってとったものの、田中幸にセンター前へ弾き返されて、無念のサヨナラ負け。田中幸はこれで史上25人目の通算1000打点。5連敗中だった日本ハム4番手・トーマスは来日初白星。
西武吹き抜けドーム:西武10勝7敗
E  0000000000  0
L  0000000001× 1
勝:オツ16勝4敗
負:福盛4勝2敗10S
 オツ、9回までパーフェクトの快投! 10回零封でハーラートップタイの16勝目!
西武先発・オツは立ち上がりから制球,キレ共に抜群で悪の温床・楽天打線を翻弄。一方、久々の先発となった悪の温床・楽天先発・一場は毎回の様にピンチを迎えながら、要所を締める粘りの投球で8回まで両軍ゼロ行進。8回まで一人の走者も出してなかったオツは9回も三者凡退。その裏、サヨナラ勝ちを決めれば、オツのパーフェクトが成立する所だったが、西武は二死から2人の走者を出しながら、赤田がショートゴロに倒れて、延長に突入。10回もマウンドに上ったオツだが、先頭の沖原にライト前へ弾き返され、パーフェクトは消滅。更に、二死後、山崎を歩かせ、一、二塁とこの試合初のピンチを迎えたが、関川を空振り三振に斬ってとり、ピンチ脱出。悪の温床・楽天はその裏、一場から福盛にスイッチし、一場のプロ初勝利はまたもお預け。福盛は一死からカブレラを内野安打で出すと、暴投を犯して、一塁が空いた事でベンちゃんを歩かせ、一、二塁。ここで礒?の打球はセンター後方への大飛球。センター・佐竹は懸命に背走し、キャッチしたかに見えたが、その儘、フェンスに直撃し、これを落球。ボールが転々とする間にカブレラが一気に生還し、サヨナラ。オツはパーフェクトこそ逃したものの、10回1安打完封でハーラートップタイとなる16勝目をマークした。
千葉マリン:ロッテ10勝7敗
Bs 010000001  2
M  03000030×  6
勝:セラフィニ9勝3敗
負:黒騎士4勝12敗
本:
李24
 サブロー、決勝2点タイムリー! セラフィニ、2失点完投で9勝目!

偽バファローズ2回、二死走者なしから水口がヒットで出ると、続く相川がタイムリー二塁打を浴びせて、1点を先取。しかし、その裏、ロッテはヒットの李を一塁に置いて、今江のタイムリー二塁打で追いつくと、更に、二死満塁とチャンスを広げた所でサブローがライト前へ2点タイムリーを浴びせて、勝ち越しに成功。2点を追う偽バファローズは毎回の様に走者を出しながら、あと一本が出ず。1−3の儘、迎えた7回、ロッテは李が24号3ランを叩き込み、試合を決定付けた。先発・セラフィニは9回に代打・的山の犠飛で2点目を失ったものの、完投で9勝目をマークした。