8月26日
甲子園:阪神8勝8敗
G  010120000  4
T  000000000  0
勝:カリメロ10勝7敗
負:ダーウィン0勝1敗
本:
ガッツな貴公子10
 カリメロ、打球直撃も執念の力投! 史上初42歳での2桁勝利達成!
右足首捻挫で戦線離脱していたマッスル千代の富士が7月8日以来の復帰となった巨人は初回から一死満塁と絶好の先制のチャンスを掴むも、阿部に続いて、復帰直後のマッスル千代の富士が悉く空振り三振に終わり、三者残塁。相変わらずのタイムリー欠乏症に絶望したガッツな貴公子・仁志は続く2回、やはり、一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーン横へ10号ソロを叩き込み、1点を先制。史上初の42歳での2桁勝利を目指す巨人先発・カリメロは初回一死一塁,2回二死一、二塁,3回一死一塁と毎回ピンチを迎えながらも要所を抑える粘りの投球を展開。何とかカリメロを援護したい巨人は4回、阿部,マッスル千代の富士が連打を浴びせると、一死後、村田がタイムリー二塁打を放ち、1点を追加。続く5回には2つの四球で貰った二死一、二塁のチャンスに阿部が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、4点目。4回に三者三振に斬ってとるなど、尻上がりに調子を上げてきたカリメロは5回も先頭の矢野を空振り三振に取り、これで3回から5者連続三振。しかし、続く関本の打球が左肘を直撃。勝利投手の権利まであと一人と言う場面での不運に巨人ベンチは凍り付いたが、カリメロはアイシングの末、再びマウンドに上がると代打・浜中を打ち取り、勝利投手の権利をゲット。更に、続く6回も投げ続け、3人で退け、ようやく降板。6回以降、巨人打線は1安打と沈黙したが、カリメロの執念の力投を無駄には出来ないと、シコースキー,林がパーフェクトリリーフを展開し、完封リレーを達成。これでカリメロは日本球界史上最年長での10勝目を飾った。
 左:史上初の42歳での10勝目をマークしたカリメロ
ナゴヤドーム:中日10勝5敗
C  030000021  6
D  00000440×  8
勝:山井2勝5敗1S
負:黒田11勝8敗
S:岩瀬1勝1敗35S
本:
求道者・前田23,24
 名手・川相、代走起用でセンス溢れる好走塁! 逆転勝利で首位に肉迫!
一気に首位阪神に肉迫したい所だと言うのに、落合監督はまたも名手・川相をベンチに追いやるオレ流大チョンボ采配を敢行。失意の先発・マルティネスは2回、先頭の新井に痛打された後、求道者・前田にライトスタンドへ23号2ランを運ばれると、更に、無死二、三塁とピンチを背負った所で倉に犠飛を許して、この回、3失点。広島先発・黒田の前に5回まで3安打と抑え込まれながらも、最後まで諦めない川相スピリットが注入されている中日は6回、立浪の四球,T.ウッズの二塁打で無死二、三塁とした所で福留がレフト前へ弾き返して、ようやく1点を返すと、続くオチョアが歩いて、無死満塁。一死後、谷繁がライト前へ2点タイムリーを浴びせて、同点。更に、二死後、荒木がライト前へタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。続く7回には立浪,T.ウッズの連打で無死一、二塁のチャンス。ここで落合監督は名手・川相を呼びつけ、福留に代わってのピンチバンターと言う思いきった起用をかますのかと思いきや、何とT.ウッズの代走として起用。ここで福留がタイムリー二塁打を浴びせると、なおも二、三塁の場面でオチョアの打球はファースト後方へのフライ。すると三塁走者・川相はファースト・栗原の体勢が崩れている一瞬の隙を見逃さない類稀なる走塁センスを発揮し、タッチアップで鮮やかに本塁を陥れる好走塁。走塁でもチームを盛り上げる川相のプレーに意気上がる中日は更に、森野,荒木にもタイムリーが飛び出し、またまた4点を追加。川相は直後の8回からサードの守備へ。広大無比な守備範囲と堅実無比な守備力を誇る川相擁する鉄壁の内野陣を突破するのは困難を極めるとあって、広島は一発に賭けるしかないとばかりに求道者・前田のこの日2本目となる24号2ランで2点を返すと、土壇場9回にも守護神・岩瀬から一発に賭けた緒方のタイムリー二塁打で2点差まで詰め寄るも、最後ば代打・野村が川相の所へ打たされる岩瀬の頭脳的投球にハマり、万事休す。川相効果で4連勝を収めた中日は首位阪神に1.5差と詰め寄った。
神宮:ヤクルト5勝6敗
YB 100120030  7
S  003120101× 8
勝:石井3勝3敗29S
負:加藤3勝5敗
本:
小池16、寿司職人ラミレス29、小野5、岩村22,23、青木2
 青木、2号サヨナラアーチ! 岩村、2打席連発4打点の活躍!
激しい点の取り合いとなったこの試合、まず横浜が初回、小池の16号で先手を取るも、ヤクルトは3回、二死一塁から岩村のタイムリー三塁打で追いつくと、続く寿司職人ラミレスがレフトスタンドへ29号2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。その後、4回に横浜がマイケルのタイムリーで1点を返せば、その裏、ヤクルトが小野の5号ソロで再び2点差。5回に横浜が小池,メカゴジラの連続タイムリーで同点とすれば、ヤクルトは岩村の22号2ランで再び勝ち越し。ヤクルトは7回にも岩村に2打席連続23号ソロで1点を加え、これで決まったかに思われたが、横浜は8回、4連打で2点を返すと、金城の犠飛でついに同点。7−7の儘、迎えた土壇場9回、ヤクルトは先頭の青木がレフトスタンドへ2号ソロを放ち、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。ヤクルトの連敗は4でストップした。
西武吹き抜けドーム:西武10勝7敗
E  000002001  3
L  00051000×  6
勝:宮越3勝0敗
負:有銘2勝6敗
本:細川8、フェルナンデス20
、山崎21
 細川、とどめの8号グランドスラム! 宮越、6回降板も3勝目!
0−0で迎えた4回、西武は一死からフェルナンデス,カブレラの連打で一、三塁とするも、ベンちゃんがショートゴロに倒れて、最悪のゲッツー…と思いきや、これを沖原がエラーし、タナボタの1点を先制。更に、礒?のヒットで二死満塁となった所で細川がレフトスタンドへ8号グランドスラムを叩き込み、この回、大量5点をゲット。続く5回にはフェルナンデスの20号ソロで1点を加え、悪の温床・楽天先発・有銘をKO。6点ビハインドとなった悪の温床・楽天だが、直後の6回、一死一塁から山崎の21号2ランで西武先発・宮越をKOすると、土壇場9回には西武守護神・豊田を相手に連打と四球で無死満塁と絶好のチャンス。しかし、ここで沖原はサードゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。この間に1点を返したものの、続く吉岡もセカンドゴロに終わり、ゲームセット。
千葉マリン:ロッテ9勝7敗
Bs 000000000  0
M  01030000×  4
勝:小林宏12勝5敗
負:吉井6勝3敗
 小林宏、9年目のプロ初完封で12勝目! 吉井、神通力消え失せ3連敗!
ロッテは2回、先頭のサブローが二塁打を浴びせると、フクーラのセカンドゴロの間に三進。ベニー松山が歩いて、一、三塁となった所で李のショートゴロ併殺崩れの間にサブローが先制のホームイン。4回にはサブロー,フクーラの連打で一、二塁した所でベニー松山が走者一掃のタイムリー二塁打。更に、一死後、今江のヒットで一、三塁となった所で今度は里崎のセカンドゴロ併殺崩れの間に1点を加えて、4点目。投げては先発・小林宏が偽バファローズを6安打に抑え込み、プロ初完封で12勝目を飾った。偽バファローズ先発・吉井は不敗神話が途絶えてから、これで3連敗。