8月20日
第86回全国高校野球選手権:京都外大西3−5駒大苫小牧 57年ぶり夏連覇

東京ドーム:巨人7勝9敗
C  000010000  1
G  000000000  0
勝:黒田11勝7敗
負:桑田0勝6敗
S:ベイル2勝0敗15S
 桑田、5回1失点の好投も援護なし! ニックン、怒濤のチャンスブレイク!
この日の先発め桑田は前回の初回5失点危険球退場と言う屈辱を払拭する素晴らしい投球を展開。初回から三者凡退に斬ってとると、4回まで1安打無失点と今季最高の内容だ。しかし、肝心の味方打線が広島先発・黒田に対して、再三のチャンスを掴みながら、一向に点が奪えない。初回、先頭の清水がヒットで出るも、矢野がヘッポコバントをかました上、苦し紛れの守備妨害をかまして凡退。怒濤のチャンスブレイカー・ニックンはあわやゲッツーのショートゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮すると、小久保は空振り三振に倒れて、無得点。3回には先頭の亀井が右中間突破の二塁打で出ると、一死後、清水が歩いて、一、二塁のチャンス。しかし、矢野は空振り三振に倒れて、二死となると、怒濤のチャンスブレイカー・ニックンは中途半端なスイングで空振り三振に倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、二者残塁。4回にも阿部のヒットと江藤の四球で二死一、二塁のチャンスを掴みながら、亀井が空振り三振で二者残塁と怒濤の拙攻三昧。ここまで完全に黒田に投げ勝っていた桑田だが、5回、先頭の求道者・前田にセンターオーバーの大飛球を浴びると、打球処理にもたついている間に三塁まで陥れられてしまう始末。この試合、初めてのピンチを迎えた桑田は続く栗原を歩かせ、一、三塁となった所でフランコに三遊間を破られ、ついに先制点を献上。この後、二死満塁とピンチを拡大した桑田だったが、山崎を浅めのセンターフライに打ち取り、1点で切り抜けた。その裏、先頭打者となる桑田があまりにも不甲斐ない味方打線はアテにならないとばかりに自ら口火を切る…と思いきや、何と悪太郎・堀内監督は早くも桑田を引っ込め、代打・三浦を投入する嫌がらせを敢行。しかし、三浦はあえなくサードゴロと凡退。好投の桑田に白星をつけるには、この回で逆転する以外ないとあって、清水,矢野が連打でチャンスを作ったものの、ここで怒濤のチャンスブレイカー・ニックンは無茶振りでライトへのファールフライと相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。この間に清水は三塁を陥れるも、小久保はサードゴロに倒れて、二者残塁となり、この時点で桑田の今季初勝利は消滅してしまった。続く6回にも2つの四球と代打・川中のヒットで二死満塁のチャンスを掴んだ巨人だが、清水がどん詰まりのセカンドゴロに終わり、三者残塁。尻上がりに調子を上げる黒田の前に7,8回と3人で退けられた巨人は9回も守護神・ベイルの前に三者凡退に終わり、完封負け。桑田は好投虚しく、打線の援護を得られず、開幕6連敗。
ナゴヤドーム:中日9勝4敗1分
YB 100108001 11
D  200200001  5
勝:アゴくら9勝5敗
負:野口3勝5敗
本:
小池15
 名手・川相、悪夢のフル欠場で3連敗! 野口、失意の5回KO!
執拗な川相幽閉策により、阪神との差は開く一方だと言うのに、全く懲りていない落合監督は立浪をスタメンから外しながら、またも名手・川相をベンチに追いやるオレ流大チョンボ采配を敢行。失意の先発・野口は初回、金城にタイムリー二塁打を浴びて、簡単に先制点を献上。その裏、T.ウッズ,福留の連続タイムリーで逆転して貰うも、4回、ハマのスペランカーにタイムリーを許して、同点。中日はその裏、オチョアのタイムリー等で2点を勝ち越すも、6回、1点差と詰め寄られ、なおも満塁のピンチを迎えた所で野口は失意のKO。更に、ここで代わった遠藤が大乱調。いきなりマイケル,代打・古木に連続タイムリーを浴びて、勝ち越し点を献上すると、更に相川の犠飛で1点を失い、一死後、石井タクローを歩かせ、再び満塁となった所で小池に痛恨の15号グランドスラムを叩き込まれて、この回、悪夢の8失点。結局、名手・川相は悪夢のフル欠場に追い込まれ、敗れるべくして敗れた中日は7月5日以来の3連敗となり、首位・阪神との差は4にまで広がってしまった。尚、横浜先発・アゴくらはこれで史上4人目となる12球団からの勝利を飾った。
神宮:ヤクルト8勝7敗
T  000160110  9
S  010010001  3
勝:杉山6勝5敗
負:館山8勝4敗
本:
悠久の若虎6、キュラソ星人29、寿司職人ラミレス27、矢野13、小野4
 鳥谷、決勝押し出し四球! キュラソ星人、とどめの29号満塁弾!
2回に鳥谷のエラーで先手を取られた阪神だが、4回、二死走者なしから悠久の若虎・桧山が同点6号ソロ。続く5回には、エラーと死球等で無死満塁とタナボタのチャンスを掴むと鳥谷が押し出し四球を選んで労せずして勝ち越しに成功。更に、シーツがタイムリーを浴びせた後、キュラソ星人がライトスタンドへ29号グランドスラムを叩き込み、この回、大量6点をゲット。これで大局を決めた阪神は終盤にも小刻みに加点し、ダメ押し。先発・杉山は胸に死球を受けた影響で5回降板となったものの、連投が続いているJFKトリオを久々に温存出来る理想的展開で快勝を収めた。
福岡ドーム:ソフトバンク7勝7敗
L  000000001  1
H  00000101×  2
勝:杉内16勝3敗
負:オツ15勝4敗
本:
ベンちゃん25
 杉内、1失点完投で最多勝対決制す! 松中、価値ある先制タイムリー!
杉内とオツ、いずれも15勝3敗で並ぶ最多勝同士の直接対決は下馬評通り、息詰まる投手戦となった。5回まで杉内は1安打無失点,オツも3安打無失点と一歩も譲らず、試合は0−0の儘、終盤へ突入。均衡が破れたのは6回、ソフトバンクは先頭の大村が二塁打で出ると、川崎の犠打で三進。バティスタは倒れるも、松中がセンター前に弾き返して、大村が先制のホームイン。更に、ソフトバンクは8回には的場の二塁打を皮切りに二死三塁とした所でバティスタがタイムリーを放ち、貴重な1点を追加。杉内は土壇場9回、一死からベンちゃんに25号ソロを叩き込まれ、完封こそ逃したものの、中島,G.G.佐藤と退け、完投。これで杉内はオツを突き放して、ハーラーダービー単独トップとなる16勝目をマークした。
大阪ドーム:偽バファローズ6勝7敗
F  100000000  1
Bs 000001001× 2
勝:萩原2勝2敗1S
負:建山4勝5敗1S
 北川、サヨナラタイムリー! 萩原、5回無失点の好救援!
日本ハムは初回、先頭の劇団ヒチョリがサードへの内野安打で出るとヨン様の犠打で二進。ここでガッツがセンターオーバーのタイムリー二塁打を浴びせて、1点を先制。1点を追う偽バファローズは6回、一死からガルシアが二塁打を放つと、続くブランボーがセンター前へタイムリーを浴びせて、同点。1−1の儘、迎えた土壇場9回、偽バファローズは北川のヒット,建山のエラーの後、阿部真が送って、一死二、三塁。一塁が空いている事で代打・後藤が敬遠されて、満塁となった所で村松がライト前に弾き返して、北川がサヨナラのホームイン。5回からロングリリーフで無失点に抑えた2番手・萩原に2勝目がついた。
FC宮城:悪の温床・楽天5勝9敗
M  000200200  4
E  000002000  2
勝:セラフィニ8勝3敗
負:有銘2勝5敗
S:小林雅2勝2敗25S
本:
里崎9
 大塚、走者一掃決勝二塁打! 悪の温床・楽天、泥沼の9連敗!
0−0で迎えた4回、ロッテは一死からサブローがセンター前に弾き返すと、続く里崎がライトスタンドへ9号2ランを叩き込み、先制。2点を追う悪の温床・楽天は6回、四球の斉藤を中村が送って一死二塁となった所で礒部,沖原と連続タイムリーを浴びせて、試合は振り出しに。追いつかれたロッテは直後の7回、里崎の四球と李のヒットで二死一、三塁のチャンスを掴むと、ここで大塚が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、2点を勝ち越し。8回からは藪田,9回からは守護神・小林雅を投入する必勝リレーで逃げ切り、セラフィニは8勝目。悪の温床・楽天はこれで9連敗となった。