8月13日
第86回全国高校野球選手権:遊学館3−4東北 聖光学院2−3桐光学園
京都外大西12−10関西 大阪桐蔭8−1藤代


東京ドーム:巨人7勝7敗
T  010020000000  3
G  201000000001× 4
勝:シコースキー4勝1敗
負:久保田3勝4敗18S
本:
キュラソ星人28、阿部22
 久保田、連夜の悪夢! 延長12回、阿部、サヨナラタイムリー!
巨人は初回、一死から川中,ニックンの連打で一、三塁とすると、小久保がレフト前へタイムリーを浴びせて、1点を先制。更に、二死満塁となった所で原が押し出し四球を選んで、2点目。なおも満塁のチャンスだったが、亀井はセンターフライに倒れて、三者残塁。巨人先発・上原に対して、阪神は直後の2回、キュラソ星人がライトスタンドへ弾丸ライナーで飛び込む4戦連続28号ソロを放ち、1点差。その裏、先頭の上原が自ら口火を切るヒットを放つも、清水はセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。この後、一、二塁と再びチャンスを作るも、小久保がライトへ打ち上げ、二者残塁。早くも5残塁と残塁量産体勢に入った巨人だったが、3回、最早、一発に賭けるしかないとばかりに阿部がライトスタンドへ22号ソロを叩き込み、3点目。この後、ガッツな貴公子・仁志,原の連打で一、二塁とするも、後続3人が凡退し、二者残塁とまたまた大拙攻。味方の拙攻ぶりに辟易としながらも、耐えていた上原だったが、5回、矢野,藤本の連打で一、三塁とされると、通算1500試合出場となる代打・片岡,シャア少佐と連続タイムリーを許して、試合は振り出しに。3−3で迎えた土壇場9回、巨人は先頭の清水が執念のヘッドスライディングを敢行し、ショートへの内野安打で出塁。しかし、ここでピンチバンターとして起用された矢野がヘッポコバントを連発し、結局、スリーバント失敗に終わる体たらく茂雄とチンピラ三山前代表の陰謀さえなければ、間違いなく名手・川相がいともあっさりと二塁へ送ったであろうに…と巨人ベンチのムードは一気に重苦しくなり、続くニックンも無茶振りで空振り三振に倒れる相変わらずのインケぶりを遺憾なく発揮。この間に代走・鈴木が二盗を決めるも、小久保は空振り三振を喫して、試合は延長にもつれ込んだ。ラストイニングとなった12回裏、巨人は先頭の矢野が一、二塁間を破って、出塁。ここでニックンは例によっていきなりヘッポコバントをかましたものの、3球目にようやくフェアグラウンドへ。しかも、バントの下手さっぷりには定評のあるニックンが打球を殺すと言う空前絶後の奇跡的展開にたじろいだ久保田が一塁へ悪送球を犯して、オールセーフ。動揺を隠せない久保田に対して、続く小久保も三遊間を破って、満塁とすると、阿部がライト線へ弾き返して、7月2日以来の連勝をサヨナラ勝ちで飾った。
広島:広島5勝8敗
D  000000010  1
C  000001001× 2
勝:黒田10勝7敗
負:平井4勝3敗1S
本:
新井32、緒方16
 名手・川相、悪夢のフル欠場! 平井、悪夢のサヨナラ被弾!
首位奪回は目の前に迫っていると言うのに、落合監督はまたも名手・川相をベンチに追いやるオレ流大チョンボ采配を敢行。失意の先発・野口は毎回の様に走者を背負うピンチの連続ながら、あと一本を許さない粘りの投球を展開していたが、6回、新井に32号2ランを叩き込まれて、ついに先制点を献上。1点を追う中日は広島先発・黒田の前に二塁すら踏めずにいたが、8回、先頭のピンキー井上が内野安打で出ると、谷繁が送って、一死二塁。ここで野口の代打・高橋光がレフト前に弾き返して、ピンキー井上が同点のホームイン。1−1の儘、迎えた土壇場9回、8回から登板の中日2番手・平井が簡単に二死を取り、延長突入か…と思われた矢先、緒方にレフトスタンドへ16号ソロを叩き込まれて、サヨナラ負け。名手・川相を悪夢のフル欠場に追い込む落合監督のオレ流大チョンボ采配が大きく響き、好投の野口を見殺す形でむざむざ黒星を喫してしまった事でナインと首脳陣の間に不協和音が広がりかねず、中日のV2に黄信号が灯りつつある状況だ。
横浜:横浜54勝4敗
S  000000012  3
YB 001001002× 4
勝:木塚5勝4敗
負:石井2勝3敗28S
本:
村田21
 土壇場9回、両守護神崩壊の大波乱! 村田、逆転サヨナラ二塁打!
ヤクルトは初回に一死二塁、2回には二死一、二塁のチャンスを逃すと、3回には無死一塁から宮本が最悪のゲッツーに倒れた後、岩村が二塁打を放つチグハグな展開でまたも無得点の拙攻ぶり。一方、1,2回と三者凡退に抑えられていた横浜はその裏、先頭の村田がレフトスタンドへ21号ソロ「を叩き込み、あっさり1点を先制。6回には二死三塁からメカゴジラがセカンドへのタイムリー内野安打を放ち、2点目をゲット。4回以降、ピタリと当たりが止まってしまったヤクルトだったが、8回、二死走者なしから寿司職人ラミレスがライト前へ弾き返すと、続く宮出がタイムリー二塁打を浴びせて、ようやく1点。土壇場9回、横浜は守護神・クルーンを投入する逃げ切り体勢を図るも、いきなり先頭の城石を自らのエラーで許すと、一死後、青木のピッチャーへのゴロも内野安打としてしまい、一、三塁のピンチ。続く宮本はサードゴロに打ち取るも、岩村に走者一掃の逆転タイムリー三塁打を浴びて、KO。リードを奪ったヤクルトはその裏、当然、守護神・石井を投入するも、粘る横浜は一死からハマのスペランカーがレフト前に弾き返すと、マイケルが四球を選んで、一、二塁。ここで村田の打球はセンターオーバーの走者一掃タイムリー二塁打となり、ハマのスペランカーに続き、一塁走者のマイケルも生還し、劇的な逆転サヨナラ勝ち。
札幌ドーム:日本ハム3勝12敗
H  000000000  0
F  00010001×  2
勝:ヒゲ入来5勝4敗
負:杉内15勝3敗
本:
小谷野3
 ヒゲ入来、散発4安打完封勝利! 杉内、好投虚しく対パ・リーグ初黒星!
杉内,ヒゲ入来の両先発がいずれも3回まで無安打に抑える投手戦を展開。4回、ソフトバンクは二死走者なしから松中の四球,ズレータのヒットで一、二塁と初めてのチャンスを掴むも、宮地がキャッチャーフライに倒れて、二者残塁。ピンチを脱した日本ハムはその裏、一死からヨン様,ガッツが連続二塁打を浴びせて、ついに均衡を破る1点を先制。ここから再び膠着状態に陥ったが、0−1の儘、迎えた8回、日本ハムは小谷野の3号ソロで貴重な2点目を追加。ヒゲ入来は9回に二死一、二塁と2度目のピンチを迎えるも、宮地をファーストゴロに打ち取り、3年ぶりの完封で5勝目。杉内は11三振を奪う力投で完投したものの、打線の援護なく、対パ・リーグ今季初黒星を喫した。
GS神戸:偽バファローズ5勝7敗
M  320260000 13
Bs 201122000  8
勝:清水8勝9敗
負:吉井6勝1敗
本:堀3、サブロー7、フランコ16、橋本6
、ガルシア18,19、パスクチ4,5、西岡4、大西5、後藤9
 吉井、2回KOで不敗神話終焉! ロッテ、7発13点で空中戦制す!
序盤から両軍共に激しく打ち合う打撃戦。初回、堀の3号ソロで先制すると、二死後、サブロー,フランコが連続アーチを浴びせて、ソロ3発でこの回、3点。その裏、2点を返され、1点差と詰め寄られるも、直後の2回、橋本がお号2ランを放ち、再び5点差。偽バファローズは絶好調・ガルシアの18号ソロで応戦するも、ロッテは4回、パスクチが4号2ランを叩き込むと、続く5回には今江,李の連続タイムリーの後、パスクチが2打席連続となる5号2ラン,西岡が4号ソロを叩き込み、6点を追加。粘る偽バファローズはその裏、ガルシアの2打席連続19号(4戦8発は日本新記録),大西の5号と2発のソロを浴びせると、6回には後藤が9号2ランを放り込み、5点差と追い上げたが、反撃もここまで。不敗神話を続けていた偽バファローズ先発・吉井は今季最短となる2回KOを喫し、ついに初黒星を喫した。
FC宮城:悪の温床・楽天7勝8敗
L  520200011 11
E  201000001  4
勝:オツ15勝3敗
負:ホッジス2勝11敗
本:
ベンちゃん24、吉岡8、貝塚2、カブレラ30
 西武、17安打11点の猛攻! オツ、6回降板もハーラートップタイの15勝目!
西武は初回、一死満塁からベンちゃんの押し出し四球で先制すると、更に、貝塚,高木浩のタイムリーが飛び出し、いきなり大量5点をゲット。その裏、沖原,山崎のタイムリー二塁打で2点を返されるも、直後の2回、ベンちゃんが24号2ランを放ち、悪の温床・楽天先発・ホッジスをKO。7−3で迎えた4回にはカブレラが30号2ランを叩き込み、試合を決定付けた。先発・オツは6回9安打3失点と本来の投球ではなかったものの、大量援護に守られ、9連勝でハーラートップタイとなる15勝目をマークした。