7月30日

東京ドーム:巨人3勝9敗
D  020500201 10
G  100001203  7
勝:マルティネス5勝2敗
負:野間口3勝3敗
S:岩瀬1勝1敗27S
本:
ピンキー井上7、福留16、ガッツな貴公子7
 野間口、6失点KO! 中日、打線爆発で破竹の10連勝!
2番ショートの聖域にニックンを置き続ける事が最大の過ち
だとようやく気付いたのか、悪太郎・堀内監督は2番に矢野を入れ、ニックンを3番へ。しかし、これは前日まで3番に入っていた阿部が体調不良でスタメン落ちを余儀なくされたからに過ぎず、清水も例によって欠場となるなど、相変わらず、釈然としないオーダーが展開された。一方、落合監督も名手・川相をベンチに追いやるオレ流大チョンボ采配を敢行。失意の先発・マルティネスは初回、よりにもよって、ニックンに先制タイムリー二塁打を浴びる屈辱的展開。しかし、直後の2回、巨人先発・野間口に対して、四球のT.ウッズを一塁に置いて、ピンキー井上がライトスタンドへ7号2ランを叩き込み、あっさり逆転。反撃に出たい巨人だが、その裏、先頭打者としてあえなく空振り三振に倒れた破戒僧・清原がまたまた故障でこの回限りで引っ込む有様。意気消沈の巨人に対して、中日は4回、4連打で3点を奪い、野間口をKOすると、更に、2番手・内海から荒木が2点タイムリーを浴びせて、この回、大量5点を奪い、大きく突き放した。巨人はこの後、一向に川相を出そうとしない落合監督のナメきった采配に乗じて、ジワジワと追い上げるも、8回、江藤の長らく足踏みしていた通算350号達成か!?と言う打球が無情にも天井に当たってレフトフライとなるツキのなさで流れを掴みきれない。中日は9回、福留の16号ソロでダメ押しの10点目をあげると、その裏から、ようやく名手・川相がサードの守備に登場鉄壁の内野陣を突破する事は困難極まりないとあっては、最早、一発に賭けるしかないとばかりにガッツな貴公子・仁志がレフトスタンドへ7号ソロを叩き込むと、この後、巧みに川相の守備範囲を回避しながら、2点を返し、なおも一死一、二塁のチャンスで守護神・岩瀬を引っ張り出した。しかし、ここで打席に入ったのはよりにもよって恐怖のゲッツー量産マシン・ニックン。案の定、ニックンはピッチャーゴロゲッツーに倒れる怒濤のチャンスブレイカーぶりを遺憾なく発揮し、ゲームセット。中日はこれで5年ぶりの10連勝となった。
甲子園:阪神7勝6敗
S  200301034 13
T  000000000  0
勝:館山7勝3敗
負:ブラウン4勝1敗
本:
岩村17、宮本5
 ヤクルト、前夜の鬱憤晴らす22安打の猛攻! 館山、プロ初完封で7勝目!
初回、岩村の17号2ランで先制したヤクルトは4回には宮本に5号3ランが飛び出して、5点目。完全に主導権を握ったヤクルトは6回に寿司職人ラミレスのタイムリーで1点を加えると、8回には5連打で3点,9回には4連打で4点と怒濤の集中打で試合を決定付けた。投げては先発・館山が大量リードに悠々と投げ込み、阪神打線を僅か4安打に抑える好投でプロ初完封で7勝目を飾った。
広島:広島6勝4敗2分
YB 110200002000  6
C  000311001000  6
本:
小池11、村田18、新井28
 村田、劇的逆転2ランも空砲! 新井、起死回生同点アーチ!
初回、横浜はメカゴジラの犠飛で先制すると、2回にはセドリックのタイムリー内野安打で1点を追加。更に、4回には小池が11号2ランを叩き込んで、4点目。しかし、その裏、広島は一死満塁から、代打・福井,代打・キムタクのタイムリーで3点を返し、1点差。続く5回に3安打を浴びせて、同点。そして、6回には二死走者なしから嶋の二塁打,ラロッカの死球で一、二塁とした所で求道者・前田がライト前へタイムリーを放ち、ついに勝ち越し。土壇場9回、守護神・ベイルを投入して逃げ切りを図った広島だが、二死走者なしまで追い込みながら、リトル万永くんにライト前へ弾き返されると、続く村田にレフトスタンドへ18号2ランをぶち込まれ、一気に形勢逆転。しかし、粘る広島はその裏、満を持して登場のクルーンから先頭の新井が起死回生の同点28号ソロを叩き込み、試合は延長に突入。広島は10回,12回と満塁のチャンスを作ったが、あと一本が出ず、結局、引き分けに終わった。
福岡ドーム:ソフトバンク6勝6敗
M  000000000  0
H  10011300×  6
勝:杉内14勝2敗
負:清水8勝8敗
 清水、水島の呪いで5回KO! 杉内、8回零封でハーラートップの14勝目!
ロッテの先発は恐怖のパ・リーグ撲滅漫画「ドカパロSS」において、シメられた直後の清水。後半戦早々、呪われてしまい、失意の清水に対して、ソフトバンクは初回、一死一塁からバティスタのタイムリー二塁打で早くも1点を先制。2,3回と一、二塁のチャンスを逃したものの、4回、一死二塁から鳥越のタイムリー二塁打で1点を追加。更に、5回には無死三塁のチャンスを掴むと松中がきっちり犠飛を打ち上げ、清水をKO。6回には2番手・セラフィニを攻め立て、大村の2点二塁打,バティスタのタイムリーでダメ押しの3点を追加。投げては先発・杉内が8回を散発5安打無失点に抑える素晴らしい投球を展開。9回は佐藤にマウンドを譲り、完封はならなかったものの、ハーラー単独トップとなる14勝目をマークした。
釧路:日本ハム6勝4敗
Bs 000030000  3
F  000010000  1
勝:吉井5勝0敗
負:ダルビッシュ2勝1敗
S:大久保1勝0敗19S
 老若不敗対決は吉井に軍配! ダルビッシュ、無念のプロ初黒星!
吉井,ダルビッシュといずれも不敗神話を続ける同士の投げ合いとなったこの試合、両者一歩も譲らぬ儘、中盤へ突入。0−0で迎えた5回、偽バファローズは一死から後藤,ブランボーの連打の後、北川が歩いて、満塁のチャンス。ここで阿部真がセンター前へタイムリーを放ち、ついに2点を先制。更に、日高が歩いて再び満塁となった所で松田さんのゲッツー崩れの間に1点を加えて、この回、3点。吉井はその裏、ガッツのタイムリー二塁打で1点を返され、この回限りでお役御免。6回以降は菊地原−加藤−大久保と繋いで、2点のリードを守りきった。吉井は無傷の5連勝。一方、ダルビッシュはついにプロ初黒星を喫してしまった。
西武吹き抜けドーム:西武6勝6敗
E  00100001004  6
L  00200000001  3
勝:吉田2勝1敗1S
負:大沼3勝7敗1S
本:
大島1
 延長11回、大島、決勝2ラン! 悪の温床・楽天、またも長時間ゲーム制す!
0−0で迎えた3回、悪の温床・楽天は中村,佐竹の連打の後、礒部が送って、二、三塁とすると、二死後、吉岡がレフト前へ弾き返して、1点を先制。しかし、その裏、西武は一死満塁のチャンスを作ると、フェルナンデスの犠飛であっさり同点。更に、続くカブレラがタイムリー二塁打を浴びせて、勝ち越しに成功。1点を追う悪の温床・楽天は毎回ヒットを浴びせながら、あと一本が出ずにいたが、8回、一死から吉岡,山崎の連打で一、三塁とした所で鷹野がレフトへ犠飛を打ち上げ、ついに同点。試合はその儘、延長に突入。2−2の儘、迎えた11回、長時間ゲームには無類の強さを発揮する悪の温床・楽天は一死一塁から代打・大島がライトスタンドへ今季初アーチとなる2ランを放ち、勝ち越しに成功。更に、二死後、中村,佐竹,礒部の3連打で2点を加え、この回、一挙4点。西武はその裏、1点を返すのが精一杯だった。