7月20日 神宮:ヤクルト5勝6敗 G 001105104 12 S 011011040 8 勝:林2勝2敗5S 負:ゴンザレス0勝2敗 S:小林雅1S 本:宮出6、川中2、ローズ24,25、岩村16、小久保21 殺人投球・シコースキー、今度は宮出を血祭り! ローズ、2発で乱戦制す! 序盤から点の取り合いとなったこの試合。まずヤクルトが2回に宮出の6号ソロで先制すれば、3回に巨人は川中が2号同点ソロ。その裏、ヤクルトが宮本のタイムリーで勝ち越せば、4回に巨人はローズの24号ソロでまたも同点。ヤクルトは5回に岩村の16号ソロで三たび勝ち越すも、直後の6回、巨人はローズの四球,小久保の二塁打で無死二、三塁とした所で阿部がライト線へ走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、逆転に成功。更に、この後、怒濤のチャンスブレイクでインケツパワーが充電されたニックン,川中のタイムリー,清水の犠飛で3点を加え、この回、一気に5点。その裏、表の攻撃で代打を出された先発・カリメロに代わって、巨人のマウンドには2番手・シコースキーが登場。しかし、先の横浜戦では牽制球で脇腹をスナイプして、小池を抹殺したシコースキーは、今度はいきなり先頭の宮出の顔面をスナイプ。昏倒した宮出はその儘、担架で運ばれたが、シコースキーも勿論、危険球退場。ここで緊急登板を余儀なくされた久保は一死を取ったものの、土橋にヒットを浴びて、一、三塁のピンチ。ここで悪太郎・堀内監督は何と先発要員の春風亭半ケツを投入。春風亭半ケツは真中のセカンドゴロの間に代走・米野の生還を許したものの、続く青木もファーストゴロに打ち取り、ピンチを脱出。ピンチを切り抜けた巨人は直後の7回、小久保が21号ソロをぶち込んで、8点目。これで試合は決まったかに思われたが、8回、悪夢が訪れる。4点リードと言う事で余裕ぶっこいて投入した新助っ人・ミアディッチが2四球1安打の乱調で二死満塁と一発で同点の大ピンチを迎えて、あえなくKO。ここで代わった林もいきなり青木に右中間突破の走者一掃タイムリー三塁打を浴びると、続く宮本には一、二塁間を破られて、あっと言う間に試合は振り出しに戻って、カリメロの白星が消滅。同点で迎えた土壇場9回、巨人は先頭の清水がヒットで出ると、すかさず二盗に成功するも、ここで送りバントに行った鈴木が空振りする大チョンボで飛び出した清水が牽制で刺される最悪の展開。しかし、鈴木は汚名返上のヒットを放つと、すかさず執念の二盗。ここでローズが左中間スタンドへこの日2本目となる25号2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。更に、この後、インケツパワーを放出しきっているニックンが死球を食らう悪運の強さを見せつけるなど、二死満塁のチャンスを作ると、投手の林がレフト前へ自らを援護する2点タイムリーを放ち、この回、4点。その裏、ヤクルトは二死満塁と粘りを見せたが、最後は代打・小野がレフトへ打ち上げ、万事休す。大乱戦を制した巨人は辛くも自力優勝の可能性を残して、前半戦を締めくくった。 左:リリーフ陣の乱調で9勝目を粉砕されたカリメロ ナゴヤドーム:中日6勝4敗 C 000000000 0 D 00013000× 4 勝:人斬り抜刀斎9勝3敗 負:大竹6勝7敗 S:岩瀬1勝1敗25S 谷繁、先制犠飛で7連勝! 人斬り抜刀斎、ハーラートップタイの9勝目! 川相の会心の一打がチームに火をつけ、今季初の6連勝を果たした中日。連勝を続けた儘、前半戦を終えたい所だが、この日も落合監督は名手・川相をベンチに下げるオレ流大チョンボ采配を敢行。意気消沈の中日は初回一死二塁,2回二死一、二塁,3回、二死一、二塁と再三のチャンスを逃し続ける拙攻三昧。しかし、4回、一死三塁のチャンスに谷繁がライトへ犠飛を打ち上げ、ようやく待望の1点を先取。すると、続く5回には一死三塁から立浪がタイムリー二塁打を浴びせると、T.ウッズが歩いた後、福留のタイムリー二塁打,ピンキー井上の犠飛でこの回、3点。投げては先発・人斬り抜刀斎は6回を無失点に抑えると、何と7回からは山本昌が登場し、無難に三者凡退に斬ってとる。8回から名手・川相がサードの守備に入ると、その絶大な安心感に支えられながら、岡本−高橋聡−岩瀬が広島の反撃を断ち切り、完封リレーで7連勝。人斬り抜刀斎はハーラートップタイとなる9勝目をマークした。 甲子園:阪神7勝2敗3分 YB 0000000001 1 T 0000000000 0 勝:ゲーリー川村4勝1敗 負:ウィリアムス2勝3敗 S:クルーン2勝0敗16S 連夜の延長、メカゴジラ、値千金の決勝タイムリー! 阪神、48日ぶりの連敗! 前夜の投手戦を引きずるかの様にこの日も両先発が相譲らぬ好投を見せた。阪神先発・福原が8回を4安打無失点に抑えれば、横浜先発・斎藤タカシも9回を3安打無失点。結局、両軍ゼロ行進の儘、試合は連夜の延長に突入した。迎えた10回、阪神3番手・ウィリアムスに対して、横浜は先頭の小池がヒットで出ると金城の犠打で二進む。ここでメカゴジラがセンター前へタイムリーを放ち、ついに均衡を破る1点を獲得。その裏、前夜、日本最速161kmを計時し、乗りに乗っている守護神・クルーンが無難に締めて、完封リレーを完成。阪神は6月2日以来となる連敗を喫した。 西武吹き抜けドーム:西武6勝8敗 Bs 003000000 3 L 000000000 0 勝:JP8勝9敗 負:ミッチー0勝1敗 S:大久保1勝0敗18S 塩崎、先制2点タイムリー! JP、7回無失点の好投で8勝目! 今季初先発となるミッチーに対して、偽バファローズは3回、阿部真が死球,平野がヒットで出ると、日高が送って、一死二、三塁のチャンス。ここで塩崎がセンター前へタイムリーを放ち、2点を先制。更に、村松が歩いた後、松田さんにもタイムリーが飛び出し、この回、3点。4回以降、偽バファローズはエラーの走者を一人出しただけと完全に沈黙するも、先発・JPが7回まで無失点の好投を見せると、8回からは菊地原,9回からは大久保と繋ぐ完封リレーで逃げ切った。敗れた西武は実に9年ぶりにBクラスで前半戦を終えた。 札幌ドーム:日本ハム4勝8敗 M 003003414 15 F 000004000 4 勝:久保8勝1敗 負:伊集院光の弟子・金村8勝7敗 本:木元15、李22、小坂4 ロッテ、15安打15点の猛攻! 李、一発含む3安打5打点! 3回、ロッテは大塚,今江のヒットで一死一、三塁とすると、小坂がスクイズを決めて、先制。更に、続く堀が2点タイムリー二塁打を浴びせて、3点のリード。6回にはサブロー,李,今江のタイムリーで3点を追加。ワンサイドゲームと思われたが、その裏、日本ハムは一死走者なしからミスタースナイパー・坪井が歩くと、ガッツがヒットで繋ぎ、青波の長瀬が死球を食らって満塁となった所で木元がレフトスタンドへ15号満塁弾を叩き込み、一気に2点差。しかし、ロッテは直後の7回、フランコのタイムリー,李の22号3ランであっさり4点を取り返し、10点目。これで完全に流れを引き寄せたロッテは8回には小坂の4号ソロ,9回にも4点を加えて、ダメ押し。先発・久保は大量リードに守られて、ルーキー単独トップとなる8勝目をマークした。 |