7月17日

東京ドーム:巨人3勝9敗
YB 004010020  7
G  020000011  4
勝:セドリック7勝4敗
負:桑田0勝3敗
本:
阿部18、村田17、金城6
 桑田、失意の4失点KO! 怒濤の拙攻三昧で3カード連続負け越し!
この日、巨人の先発マウンドに上ったのは桑田。前回の登板では茂雄復帰の暗黒Xデーに被られた上、ナベツネや滝鼻オーナーにシメられるなど散々な目に遭い、先週は先発として指名されながら雨で試合が流れ、スライド登板させて貰えずに、中13日空けられるなど、登板即抹消の地獄ローテーションと何ら変わりない扱いを受けるなど、逆境続きの桑田だが、それをバネに2回を無安打に抑える上々の立ち上がり。すると、その裏、巨人は四球の小久保を一塁に置いて、阿部がレフトスタンドへ18号2ランを叩き込み、2点を先制。二死後、ガッツな貴公子・仁志が粘った末に二塁打で出ると、桑田もレフト前へ執念のヒットを浴びせて、一、三塁とチャンス拡大。しかし、ここで清水はショートへの凡フライに倒れて、二者残塁。自ら作ったチャンスを潰された精神的ショックか、はたまた、塁上に残った事でリズムが崩れたのか、直後の3回、桑田は先頭の村田にレフトスタンドへ17号ソロを叩き込まれると、二死後、石井タクロー,小池と連打を浴びた後、金城を歩かせて満塁のピンチ。ここでメカゴジラにライト線への走者一掃逆転タイムリー二塁打を浴びて、4失点。悪太郎・堀内監督は早くも4回から桑田を引っ込める無情の采配をかまし、堪え性のない指揮官にナインの士気は下がる一方。5回からは謎の新助っ人・ミアディッチがマウンドに上るも、金城に6号ソロをぶち込まれて、5点目を献上。巨人は4回に二死一、二塁のチャンスを逃すと、5,6回には立て続けに併殺を食らい、7回も一死二塁のチャンスに後続を断たれるなど、相変わらず、一発が出ないと如何ともしがたいタイムリー欠乏症が発症。そうこうしているうちに8回にはシコースキーが代打・鈴木なおのりにタイムリーを浴びて、致命的な2失点。その裏、1点を返した巨人は9回、クルーンのエラーで3点差と詰め寄り、なおも一死一、二塁と一発が出れば、同点と言う場面を作ったものの、ローズ,小久保が倒れて、万事休す。これで巨人は3カード連続負け越しとなった。
岐阜:中日8勝3敗
S  010010000  2
D  01100200×  4
勝:朝倉3勝3敗
負:館山6勝3敗
S:岩瀬1勝1敗22S
 福留、決勝タイムリー三塁打! 朝倉、2ヶ月半ぶりの3勝目!
この日も名手・川相をベンチに下げる落合監督のオレ流大チョンボ采配により、大苦戦の中日。先発・朝倉は初回、2つの走塁死をかますヤクルトの拙攻に助けられたものの、打者5人で3安打1四球と言うおぼつかない立ち上がり。続く2回、2本のヒットで一死一、三塁のピンチを迎えると、館山の犠打を処理した際に自らエラーを犯して、先制点を献上。その裏、中日は3連打で同点とすると、続く3回には二死二塁からT.ウッズが勝ち越しのタイムリー。しかし、5回、一死一塁から、宮本がセンター前に弾き返すと、今度はオチョアがこれを後逸するタイムリーエラーをかまし、一塁走者・青木が一気に同点のホームイン。追いつかれた中日は6回、一死二塁から福留の右中間突破のタイムリー三塁打で再び勝ち越すと、続く代打・高橋光もタイムリーを放って、この回、2点。ここまで拙守を連発していた中日だが、8回から名手・川相がサードの守備に入ると、その堅実無比の守備力による絶大な安心感に支えられた救援陣がパーフェクトリリーフを見せて、逃げ切った。これで中日は今季4度目の4連勝。
甲子園:阪神8勝3敗
C  0000000001  1
T  0000000000  0
勝:永川3勝4敗2S
負:安藤4勝5敗
S:ベイル2勝0敗10S
本:
東出1
 レイボーン、来日初登板で7回無失点! 伏兵・東出、値千金の今季初アーチ!
広島の先発は来日初登板となるレイボーン。毎回の様に走者を出しながら、連打を許さない落ち着いた投球で7回を無失点と上々のデビューを飾った。一方、阪神先発・安藤も9回まで散発2安打無失点の好投を展開し、試合は0−0の儘、延長にもつれ込んだ。迎えた10回、広島は年に1本打つか打たないかの東出の今季初アーチが飛び出して、一発を叩き込み、ついに均衡を破る先制点をゲット。最後は守護神・ベイルが三者凡退に斬ってとり、完封リレーを達成。広島の連敗は5でストップとなった。
福岡ドーム:ソフトバンク4勝6敗
L  000010003  4
H  000021000  3
勝:宮越1勝0敗
負:馬原6勝5敗8S
S:森2勝2敗4S
本:
ベンちゃん20
 馬原、まさかの3失点で逆転負け! 宮越、9年目のプロ初勝利!
水島の呪いか、はーちゅんが左足首靱帯断裂で今季絶望となり、J.マッケンジーはこの日も右肩痛でスタメンから外れるなど、苦しい展開のソフトバンク。男・田口の必死のリードで4回までノーヒット投球を続けていた先発・新垣だったが、5回、先頭のベンちゃんにチーム初安打となる20号ソロを叩き込まれて、先制点を献上。しかし、その裏、ソフトバンクは二死一、三塁のチャンスに鳥越のタイムリー内野安打で追いつくと、男・田口がライト前へ弾き返して、勝ち越しに成功。続く6回には無死満塁からズレータの犠飛で1点を追加。7回途中から吉武を挟み、9回は抑えの馬原に繋ぎ必勝態勢に入ったソフトバンクだったが、この馬原が大誤算。一死からカブレラにヒット,ベンちゃんの四球を許して、一、二塁とすると、ここから礒?,高木浩に連続タイムリーを浴びて、同点。なおも、一、三塁の場面で中島にレフトへの犠飛を打ち上げられ、勝ち越し点を献上。その裏、西武5番手・森の前に3人で打ち取られ、万事休す。西武4番手・宮越は9年目にして、プロ初白星が転がり込んだ。
千葉マリン:ロッテ4勝5敗
Bs 001010100  3
M  000010000  1
勝:黒騎士3勝9敗
負:渡辺俊10勝3敗
S:大久保1勝0敗16S
 ロッテ、またも打線沈黙で3連敗! 渡辺俊、完投虚しく3敗目!
恐怖のパ・リーグ撲滅漫画「ドカパロSS」で助っ人は鎖国政策で抹殺するが、その代わりに水島キャラが鬼神のごとく打ちまくるから打線が強力…などと言われてしまった事で水島の呪いに取り憑かれたのか、すっかり打線に当たりが止まってしまい、好投の先発投手を悉く見殺しているロッテはこの日も同様の展開で大苦戦。登板時は打線爆発と言うジンクスもすっかり影を潜めてしまった事で動揺を隠せない渡辺俊に対して、偽バファローズは3回に平野のタイムリーで先制すると、5回には阿部真がタイムリー三塁打を浴びせて、1点を追加。その裏、ロッテは西岡の犠飛でようやく1点を返すも、結局、これがこの日唯一の得点に…。偽バファローズは7回にも阿部真の犠飛でダメ押し。6回から小刻みな継投を展開し、最後は大久保が締めて、ゲームセット。3試合で僅か2得点のロッテは今季初の同一カード3連敗となった。
札幌ドーム:日本ハム6勝4敗
E  00000000000  0
F  00000000001× 1
勝:建山2勝3敗
負:小倉1勝2敗
 ヒゲ入来、10回1安打の快投! 永池、痛恨のサヨナラエラー!
悪の温床・楽天相手に屈辱の4連敗を喫し、この日、負けると対戦成績が五分になってしまうピンチに立たされた日本ハムだが、この日は先発・ヒゲ入来が素晴らしい投球を展開。立ち上がりから球のキレが良く、悪の温床・楽天打線を翻弄し、7回までノーヒットに抑える完璧な内容。8回二死から藤井に初安打を許し、快挙達成はならなかったものの、その後も落ち着いた投球を見せる。しかし、肝心の味方打線が悪の温床・楽天先発・有銘の前に8回まで無得点に抑えられる体たらく。土壇場9回裏には一死一、二塁とサヨナラのチャンスを作るも、ここで田中幸がショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で試合は延長に突入。0−0の儘、迎えた11回、日本ハムは先頭の劇団ヒチョリがライト前に弾き返すと、木元の犠打で二進。しかし、ガッツはレフトフライに倒れると、続く青波の長瀬もサードゴロに倒れて、チェンジ…と思いきや、永池が一塁へ悪送球。ボールが転々とする間に劇団ヒチョリが一気に本塁をついて、サヨナラ勝ち。対悪の温床・楽天戦の連敗をようやく4でストップさせた。