7月13日


初球を思い切り痛打する川相

三塁線を破る走者一掃二塁打に

古巣相手に健在ぶり見せつける
札幌ドーム:巨人3勝7敗
D  003020250 12
G  100000010  2
勝:人斬り抜刀斎8勝3敗
負:カリメロ8勝5敗
本:
T.ウッズ19、福留13
 2年連続札幌で巨人討ち! 名手・川相、満塁の走者一掃タイムリー二塁打!
落合監督が名手・川相を外すオレ流大チョンボ采配をかませば、悪太郎・堀内監督も2番ショートの聖域にニックンを入れる暗黒オーダーを展開。両指揮官のボーンヘッド炸裂で凡戦模様の試合は中日がいきなり二死満塁のチャンスを潰す拙攻からスタート。その裏、巨人は先頭の清水がライト前に弾き返すと、12球団で最も2番の適性に欠ける男・ニックンが犠打を決めると言う驚天動地の大事件が起き、清水は二塁へ。この後、二死一、二塁と場面が変わった所で阿部がライト線へタイムリー二塁打を放って、1点を先制。更に、初回の守備で左膝を痛めた破戒僧・清原に代わる代打・江藤が歩いて、一、二塁とチャンスを広げるも、亀井がショートゴロに倒れて、二者残塁。続く2回には先頭のガッツな貴公子・仁志が二塁打で出るも、カリメロはヘッポコバントを連発した末に空振り三振。続く清水はショートへ打ち上げると、初回に起こした奇跡により、インケツパワーは空っぽになってしまったニックンも2番にあるまじき無茶振りでショートゴロに倒れる怒濤のチャンスブレイカーぶりを遺憾なく発揮して、仁志は二塁に釘付け。1点を追う中日は3回、一死から井端,立浪の連続タイムリー二塁打で追いつくと、続くT.ウッズがライトスタンドへ19号2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。5回には井端,立浪の連打の後、T.ウッズはゲッツーに倒れたものの、福留がライトスタンドへ13号2ランを叩き込み、カリメロをKO。完全に勢いづいた中日は7回にはピンキー井上のタイムリー二塁打で2点を追加。そして、8回、英智,福留のタイムリーで2点をあげ、なおも満塁と言う場面で7回裏から守備に入っていた名手・川相に打席が回ってきた。茂雄の川相幽閉策,落合監督のオレ流大チョンボ采配と不遇にも出番を奪われ続ける川相の為に必死にチャンスを作ってくれたナインの頑張りを川相が無駄にする筈もなかった。いきなり、初球を痛打した川相の打球は三塁線を痛烈に破る走者一掃の3点タイムリー二塁打昨年も札幌ドームでの巨人戦で会心のアーチを放っている川相だが、またもや古巣相手に敵に回すといかに恐ろしい男であるかをまざまざと見せつけるのだった。川相の活躍により、完全に巨人の息の根を止めた中日が圧勝。先発・人斬り抜刀斎は8勝目をあげた。
 左:川相不在の苦しさを改めて思い知らされたカリメロ

千葉マリン:ヤクルト5勝5敗
T  000000000  0
S  00001000×  1
勝:川島6勝7敗
負:福原5勝10敗
S:石井2勝1敗19S
 宮本、値千金のタイムリー! 川島、8回無失点で連敗ストップ!
福原,川島の両先発の投げ合いが続き、両軍ゼロ行進が続いたが、0−0で迎えた5回、ヤクルトは先頭の小野が二塁打で出ると、二死三塁となった所で宮本がセンター前へ先制のタイムリー。虎の子のリードを貰った川島は6回以降も安定した投球を続けると、9回からは守護神・石井がピシャリと抑えて完封リレーを達成。ヤクルトの連敗は5でストップ。福原は両リーグ10敗一番乗りとなった。
横浜:横浜3勝4敗1分
C  000000000  0
YB 00000002×  2
勝:ハマのチンピラ4勝7敗
負:デイビー2勝2敗
 松本奉、痛恨のタイムリーエラー! ハマのチンピラ、3年ぶりの完封!
ハマのチンピラ・三浦が7回まで1安打無失点の快投を見せれば、デイビーも制球に苦しみながらも7回を無失点と粘りの投球を展開。両先発が相譲らぬ好投で試合は0−0の儘、終盤に突入。迎えた8回、広島は一死から小池の四球,金城のヒットで一、二塁のチャンス。ここでメカゴジラはファーストゴロゲッツーに倒れる最悪の展開…と思いきや、松本奉の一塁への送球が逸れ、この間に小池が返って、ついに均衡を破った。更に、マイケルのヒットで一、三塁となった所で鈴木なおのりがショートへのタイムリー内野安打を放ち、2点目。ハマのチンピラは9回も三者凡退に斬ってとり、3年ぶりの完封で4勝目をマークした。

東京ドーム:日本ハム1勝9敗
H  100100320  7
F  200000100  3
勝:田之上3勝1敗
負:伊集院光の弟子・金村8勝6敗
本:
大村6、ズレータ28、川崎3、松中29、小田5
 ソフトバンク、一発攻勢で60勝一番乗り! 川崎、決勝2ラン!
大村の先頭打者アーチで先制された日本ハムだが、その裏、ミスタースナイパー・坪井がセンター前に弾き返すと、木元がタイムリー三塁打を浴びせて、あっさり同点。更に、続くガッツのセカンドゴロの間に木元が勝ち越しのホームイン。1点を追うソフトバンクは4回、一死からズレータが28号ソロをぶち込んで、同点。2−2で迎えた7回、ソフトバンクは一死二塁から川崎がライトスタンドへ2試合連続3号2ランを叩き込み、均衡を破ると、更に、二死後、ズレータに並ばれたばかりの松中が再びリーグ単独トップに立つ29号ソロが飛び出して、この回、3点。その裏、小田の5号ソロで1点を返されるも、直後の8回、鳥越がダメ押しの2点タイムリー。先発・田之上は7回途中で降板となったが、吉武−馬原がパーフェクトリリーフを見せて逃げ切った。

FC宮城:悪の温床・楽天3勝8敗
Bs 001003200  6
E  000000000  0
勝:光原7勝4敗
負:ホッジス2勝8敗
本:
ガルシア9
 平野、先制タイムリー! 光原、プロ入り初完投初完封勝利!
偽バファローズは3回、先頭の日高がレフト前ヒットで出ると、阿部真の犠打,早川のピッチャーゴロで三進。ここで平野がレフト前へタイムリーを放ち、先取点をゲット。4回無死一塁、5回無死満塁と攻めあぐねていたが、6回、再び無死満塁のチャンスを掴むと、後藤のタイムリー等で3点を追加。7回にはガルシアに3戦連続9号2ランが飛び出して、6点目。投げては先発・光原が尻上がりに調子を上げていき、プロ初完投初完封で新人王レースを争う久保と並ぶ7勝目をマークした。