7月12日

札幌ドーム:巨人3勝6敗
D  110031230 11
G  000002000  2
勝:マルティネス3勝2敗
負:上原6勝7敗
本:
井端4、ローズ21、小久保20、オチョア11
 上原、繰り上げ先発も5回KO! ミアディッチ、来日初登板は1回1失点!
またまた名手・川相を外す落合監督のオレ流大チョンボ采配をかましてきた中日に対して、巨人も2番ショートの聖域にニックンを入れる暗黒オーダーでお付き合いしてしまう大チョンボ。本来ならば、カリメロが先発予定の所、上原を中5日で立ててきた巨人だったが、中日は初回、立浪のタイムリーであっさり先制すると、続く2回には谷繁のタイムリーで2点目。5回には24打席ノーヒットと苦しんでいた井端に4号ソロが飛び出すと、二死二塁から福留,ピンキー井上が連続タイムリー。上原はこのピンキー井上の打球を足に受けて、無念の降板。6回からは謎の新助っ人・ミアディッチが来日初登板となったが、T.ウッズにタイムリーを浴びて、1回1失点と言う微妙な内容。一方、中日先発・マルティネスの前に5回まで無得点に抑え込まれていた巨人はその裏、2番がまるで機能しない以上、一発に賭けるしかないとばかりにローズ,小久保が連続アーチを浴びせて、ようやく2点。しかし、中日は7回にオチョアが11号2ランを叩き込み、再び6点差と広げると、8回にもダメ押しの3点を追加。その裏から名手・川相がサードの守備に入ると、その絶大な安心感に支えられた2番手・内村Pがノーヒット投球。9回に打席が回ってきた川相はとても9点差あるとは思えない執拗に食らいつくバッティングを展開。9球粘った末に凡退したものの、不甲斐ない古巣相手に川相スピリットを存分に見せつけた。しかし、この川相のプレーから何も学べない巨人はその裏もあえなく三者凡退に終わり、ゲームセット。何年経っても、首位と11.5差で迎えた札幌でのメークドラマと言う幻想にしがみついている巨人だが、あれは名手・川相の満塁弾があったからこその奇跡であり、川相不在の巨人には到底、再現出来る様な代物ではない事をまざまざと思い知らされる事となった。
千葉マリン:ヤクルト4勝5敗
T  300000310  7
S  300001100  5
勝:井川9勝3敗
負:ゴンザレス0勝1敗
S:久保田3勝2敗16S
 代打・片岡、満塁の走者一掃逆転二塁打! ヤクルト、拙攻たたって5連敗!
ヤクルト先発・藤井は立ち上がりから制球が定まらず、四球連発で二死満塁のピンチを作ると、スペンサーに押し出し四球を与える独り相撲で先制点を献上。更に、続く矢野には2点タイムリーを浴びて、この回、3失点。一方、阪神先発・井川の立ち上がりもピリッとせず、青木,宮本,岩村といきなり3連打を浴びて、2点を失うと、一死後、金村弟にもタイムリーを浴びて、あっさり同点とされる始末。両軍共に、2回以降も毎回安打を浴びせながら、あと一本が出ず、3−3の儘、試合は終盤に突入。迎えた7回、ヤクルトは二死二塁の場面で岩村がセンター前へタイムリーを浴びせ、ついに均衡を破る4点目をゲット。しかし、直後の8回、阪神は二死満塁のチャンスを掴むと、代打・片岡が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、一気に逆転に成功。ここからは藤川−ウィリアムス−久保田と繋ぐ必勝リレーで逃げ切り。阪神はリーグ50勝一番乗り。一方、敗れたヤクルトはこれで5連敗となった。
横浜:横浜2勝4敗1分
C  000000000  0
YB 10011000×  3
勝:アゴくら6勝3敗
負:黒田8勝5敗
S:クルーン1勝0敗14S
 メカゴジラ、全得点に絡む3安打! 散発4安打完封リレーで連敗ストップ!
横浜は初回、二死一塁からメカゴジラのタイムリー二塁打で先制すると、4回にはヒットのメカゴジラを二塁に置いて、内川がセンター前へタイムリーを放ち、1点を追加。更に、続く5回にも二死三塁からまたもメカゴジラのタイムリー内野安打で3点目。投げては先発のアゴくらが8回を無四球散発4安打12三振の無失点と完璧な投球を展開。9回は抑えのクルーンが3人で締めて、完封リレーを達成。横浜の連敗は4でストップした。
東京ドーム:日本ハム1勝8敗
H  1400001101  8
F  0000002320  7
勝:馬原6勝4敗8S
負:トーマス0勝5敗
本:
川崎2、バティスタ19、田中幸3

 杉内、水島の呪いで悪夢の白星消滅! 延長10回、荒金、決勝タイムリー!
水島の呪いに苛まれて勢いの止まってしまったソフトバンクだが、いつまでも呪いの影響に甘んじている訳にはいかないとばかりに初回、松中のタイムリーで先取点をゲット。続く2回には二死満塁の場面で川崎がライトスタンドへ2号グランドスラムを叩き込み、一気に4点を追加。ソフトバンクの楽勝ペースに思われたが、水島の呪いの足音が徐々に迫ってくる。その後、2点ずつ取り合って迎えた8回、日本ハムは二死走者なしから青波の長瀬の死球,SHINJOの二塁打で二、三塁とすると、田中幸がレフトスタンドへ3号3ランをぶち込んで、一気に2点差。土壇場9回には二死二、三塁からガッツがライトオーバーのタイムリー三塁打を放ち、ついに同点。延長に入った10回、ソフトバンクは二死から連続四球でチャンスを掴むと、守備固めで入っていた荒金がタイムリー二塁打を放ち、勝ち越しに成功。その裏、杉内の13勝目を粉砕した馬原が締めて、白星を強奪。水島の呪いに苦しめられながらも、ソフトバンクは連敗をストップさせた。
西武吹き抜けドーム:西武4勝7敗
M  200201104 10
L  032010300  9
勝:セラフィニ5勝3敗
負:小野寺0勝2敗
S:小林雅0勝1敗20S
本:フクーラ5
、中島5、カブレラ22,23、李20、フランコ14、今江4
 土壇場9回、3点差跳ね返す大逆転! モロ星人、決勝タイムリー!
涌井−久保のルーキー対決となったこの試合、両軍共に一発攻勢での点の取り合いとなった。まずはロッテが初回、フクーラの5号2ランで先制すれば、西武は2回、中島の5号3ランで一気に逆転。続く3回にはカブレラの4戦連続22号等で2点を追加。3点を追うロッテは4回、李の20号等で2点を返し、1点差。5回にカブレラに2打席連続23号ソロで再び突き放されるも、6回にフランコが14号ソロ。そして、7回には代打・里崎のタイムリー二塁打が飛び出して、ついに同点。その裏、西武は礒?のタイムリーで勝ち越すと、更に,高木浩,中島もタイムリーを放って、この回、3点。流石に決まったかに思われたが、土壇場9回、ロッテが驚異の粘りを見せる。まず先頭の今江が4号ソロを放ち、反撃の狼煙を上げると、一死二、三塁のチャンスにフクーラがセンター前へ2点タイムリーを浴びせ、一気に同点。更に、二死満塁となった所でモロ星人がセンター前へ弾き返して、逆転。その裏は守護神・小林雅が3人でピシャリと締めて20セーブ目。2日前に先発で6回投げたばかりにも拘わらず、5番手としてマウンドに上がったセラフィニに久々の5勝目が転がり込んだ。
盛岡:悪の温床・楽天3勝7敗
Bs 000021000  3
E  01300001×  5
勝:ラス1勝6敗
負:黒騎士2勝9敗
S:福盛4勝1敗9S
本:
吉岡6、ガルシア8
 吉岡、先制6号ソロ! ラス、10度目の先発で初白星!
悪の温床・楽天は2回、飯田のタイムリーで先制すると、続く3回には吉岡の6号2ラン、ロペスのタイムリーで3点を加え、偽バファローズ先発・黒騎士をKO。一方、悪の温床・楽天先発・ラスの前に4回までパーフェクトに抑え込まれていた偽バファローズは5回、先頭のガルシアがチーム初安打となる8号ソロを叩き込むと、下山にもタイムリーが飛び出し、この回、2点。6回には無死一、三塁から大西が犠飛を打ち上げ、1点差。3−4の儘、迎えた8回、悪の温床・楽天は礒部のタイムリーで貴重な1点を追加。最後は福盛が3人で締めて、逃げ切り。ラスは10試合目の先発でようやく初勝利を手にした。