7月9日 YB−S(熊本)、Bs−F(GS神戸):雨天中止

広島:広島5勝5敗
G  022000202  8
C  000402012× 9
勝:ベイル2勝0敗9S
負:木佐貫0勝1敗5S
本:
破戒僧・清原19、嶋13、新井23,24、阿部17
 木佐貫、初の救援失敗で5位転落! 新井、2打席連発&サヨナラヒット!
折角、ガッツな貴公子・仁志が復帰してきたと言うのに、今度はマッスル千代の富士が右足首捻挫で登録抹消と一向に戦力が整わない巨人は二軍で大暴れのルーキー・亀井を急遽、先発に抜擢。0−0で迎えた2回、一死から阿部が四球で歩いた所で破戒僧・清原がレフトスタンドへ2試合連続19号2ランを叩き込み、2点を先制。続く3回には一死一塁からインケツパワーを溜め込んだニックンが2番にあるまじき無茶振りでタイムリー二塁打を放つと、二死後、小久保にもタイムリーが飛び出し、4点目。楽勝の様相を呈してきたが、今の巨人がこの儘、簡単に逃げ切れる筈もなかった。3回まで無失点投球を見せていた先発・マレンが4回、突如、崩れ、嶋に13号2ランを浴びた後、栗原にタイムリー,石原に犠飛を許して、あっと言う間に同点。4−4の儘、迎えた6回には先頭の新井に23号ソロを叩き込まれて、勝ち越し点を献上して、KO。更に一死満塁の場面で野村のセカンドゴロの間に1点を追加され、6点目を献上。2点を追う巨人は7回、代打・川中の四球,清水のヒットで無死一、二塁のチャンス。しかし、ここでバントの下手さっぷりには定評があり、12球団で最も2番打者に向いていない男・ニックンが案の定、ピッチャー前にまともに転がすヘッポコバントを敢行し、川中は三塁で封殺。しかし、二死後、小久保,阿部が連続タイムリーを浴びせて、またも同点。しかし、8回、3番手・林が新井に2打席連続24号ソロを叩き込まれて、広島が再びリード。土壇場9回、守護神・ベイルを投入して逃げ切り体勢の広島に対して、巨人は先頭のニックンが完全に泳がされて当てただけのバッティングでどん詰まりのセカンドゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。しかし、この回からセカンドに回っていたキムタクがこれをまさかのエラー。相変わらず、悪運だけは強いニックンがタナボタで作ったチャンスにローズ,小久保は連続三振に倒れるも、ここで阿部がライトスタンドへ17号2ランを放り込んで、一気に逆転。巨人はその裏、守護神・木佐貫を投入するも、まさかの大乱調。一死から代打・浅井に四球,緒方にヒットを許すと、二死後、嶋を歩かせて、満塁となった所でこの日2ホーマーの新井を迎える絶体絶命のピンチ。ここで新井はライト前に弾き返して、代走・松本高に続いて、緒方も生還し、逆転サヨナラ。継投が無惨に失敗した巨人は一夜にして5位に転落した。
ナゴヤドーム:中日6勝5敗
T  011000000  2
D  110000001× 3
勝:岡本9勝3敗1S
負:江草4勝2敗
本:
福留12、ピンキー井上6、キュラソ星人22、立浪5
 名手・川相、悪夢のフル欠場! 絶体絶命の状況下、ソロ3発で辛勝!
首位阪神との差が開く一方でV2どころかAクラス死守すら危うくなってきた中日だが、この期に及んで落合監督は名手・川相をスタメン起用しないオレ流大チョンボ采配を敢行。川相不在の上、川相に代わって2番ショートを任されている井端の状態までどん底に陥っているとあって、最早、一発に賭けるしかないとばかりに初回、福留が12号ソロを放ち、1点を先制。直後の2回、すかさず追いつかれた中日はその裏、先頭の立浪がヒットで出るもオチョアが最悪のセカンドゴロゲッツー。ここでやはり、一発に賭けるしかないとばかりにピンキー井上がライトスタンドへ6号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。しかし、直後の3回、キュラソ星人に22号ソロが飛び出して、またも試合は振り出しに。その後、中日は頼みの一発が出ず、ゼロ行進。それでも、朝倉−高橋聡−岡本と繋ぐ必死の継投で阪神に追加点を与えず、2−2の儘、土壇場9回裏へ突入。この回からマウンドに上がった阪神3番手・江草に対して、先頭の立浪が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ5号ソロを叩き込み、サヨナラ勝ち名手・川相が悪夢のフル欠場に追い込まれ、一発に賭けるしかない状況で幸運にも飛び出したソロ3発で辛くも勝ちを拾った中日だが、3連戦勝ち越しを狙う為にも第3戦での川相の積極的起用が待たれる所だ。
西武吹き抜けドーム:西武4勝3敗
H  000000000  0
L  00002020×  4
勝:霊感投手・松坂7勝9敗
負:和田9勝5敗
本:カブレラ19

 恐るべし水島の呪い! ソフトバンク、完封負けで破竹の連勝ストップ!
破竹の15連勝を続けているにも拘わらず、パ・リーグの疫病神・水島新司のパ・リーグ撲滅漫画「ドカパロ」において、5位以下でペナントを終了させられると言う悪夢の様な呪いをかけられたソフトバンクに対して、「ミスター完投負け」の名を欲しい儘にする霊感投手・松坂は5回まで散発3安打無失点の好投を展開。一方、ソフトバンク先発・和田に対して、西武は4回まで5安打6残塁と拙攻続きだったが、5回、二死から四球を選んだベンちゃんを一塁に置いて、カブレラがバックスクリーンへ19号2ランを叩き込み、2点を先制。7回には一死二塁から、ベンちゃん,カブレラの連続タイムリーで2点を追加。ソフトバンクは土壇場9回、二死満塁で一発が出れば一気に同点と言う場面を作る粘りを見せたものの、最後はズレータが空振り三振に倒れて、27日ぶりの黒星となった。
FC宮城:悪の温床・楽天3勝6敗
M  100000010  2
E  00000041×  5
勝:岩隈6勝8敗
負:渡辺俊10勝2敗
本:
山崎12
 渡辺俊、援護貰えず、今季初KO! 岩隈、完投で6勝目!
ロッテは初回、ヒットの小坂を三塁に置いて、フクーラがレフトへ犠飛を打ち上げて、早々と1点を先制。先発が渡辺俊の時は打線が爆発すると言うジンクスがまたもや炸裂か…と思いきや、悪の温床・楽天先発・岩隈の前に2回から7回まで僅かに1安打と完全に沈黙。虎の子の1点を背に6回まで無失点投球を続けてきた渡辺俊だったが、7回、山崎のタイムリー二塁打で追いつかれると、更に、一死二塁となった所で益田,竜太郎に連続タイムリー二塁打を浴びると、二死後、佐竹にまでタイムリーを許して、この回、悪夢の4失点。8回に小坂のタイムリー二塁打で2点差となるも、その裏、山崎に12号ソロを叩き込まれ、今季初めてイニング途中での降板となった。岩隈は完投で6勝目をあげ、チームの連敗を3でストップさせた。