7月3日

東京ドーム:巨人4勝5敗
C  021010000  4
G  000100000  1
勝:ロマノ4勝1敗1S
負:桑田0勝2敗
S:ベイル1勝0敗9S
本:
新井21、ローズ20
 茂雄、悪夢の復活デー! 巨人、モチベーション急降下で打線沈黙!
病床に伏せていても、名手・川相をシメる事だけは決して忘れない茂雄
復帰のXデーがついに訪れた。人気低迷に苦しむ巨人の客寄せパンダとして、この日、東京ドームのバルコニー席にその姿を現したのだ。奇しくも、この日の先発は一軍から上がったばかりの造反五人衆最後の一角である桑田。茂雄暗黒政権下では散々シメられただけに、好投すれば茂雄を嫌がらせる事が出来る反面、茂雄の為に頑張ったなどと、心にもない事をマスコミに書かれまくるのは必至と言う絶望的な状況に葛藤する桑田は2回、制球を乱して、無死満塁の大ピンチ。野村をファーストゴロに打ち取ったものの、石原には痛恨の押し出し死球を与えて、先制点を献上。更に、二死後、松本高にも押し出し四球を許して、この回、2失点。続く3回には新井に左中間スタンドへ豪快な21号ソロを叩き込まれて、3点目を献上。3点を追う巨人は4回、一死からローズライトスタンドへ10年連続となる20号ソロを放ち、ようやく1点。しかし、直後の5回、キムタク,嶋と連続三振に斬ってとった桑田が新井を内野安打で出すと、求道者・前田に右中間を破られる。これを追ったローズとマッスル千代の富士が交錯して処理が遅れ、この間、新井の生還を許して、4点目を献上。結局、桑田はその裏に代打を送られ、この回限りで無念の降板となった。最早、エース・桑田を勝たせる事も叶わず、今更、逆転した所で喜ぶのは茂雄効果で勝った事にしたい報道陣だけなのは明白とあって、完全にモチベーションが落ち込んだ巨人はチャンスらしいチャンスも作らぬ儘、敗れ去り、報道陣の目論見を見事に打ち破った
神宮:ヤクルト3勝6敗
D  100000100  2
S  00300200×  5
勝:ガトームソン4勝2敗
負:野口2勝3敗
S:石井2勝1敗18S
本:
岩村15、オチョア10
 名手・川相、悪夢のフル欠場で3位転落! 野口、失意の5失点KO!
第1戦は川相の大活躍により快勝,第2戦は川相がフル欠場に終わり大惨敗。学習能力があるならば、当然、この第3戦では川相を積極的に使ってくると思われたが、またも落合監督は川相をベンチに下げるオレ流大チョンボ采配を敢行。初回、T.ウッズのタイムリーで先制した中日だったが、失意の先発・野口は3回、岩村に2試合連続の15号3ランを叩き込まれて、あっと言う間に勝ち越し点を献上。6回には宮出に2点タイムリーを許し、無念のKO。7回に川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにオチョアに10号ソロが飛び出したが、焼け石に水。結局、名手・川相は悪夢のフル欠場に追い込まれ、中日はこの3連戦負け越し、3位転落となった。
横浜:横浜2勝6敗1分
T  021000102  6
YB 010000002  3
勝:安藤3勝4敗
負:秦1勝1敗
S:久保田3勝2敗10S
本:
矢野10、村田14、シーツ9、古木2
 矢野、先制10号アーチ! 守護神・久保田、ピンチ脱出で10セーブ目!
阪神は2回、矢野の10号ソロで先制すると、更に、相川のエラーで、この回、2点。続く3回にはシーツの9号ソロ,7回には鳥谷の1点ずつ加えると、9回にはまたもシーツに2点タイムリーが飛び出し、6点目。先発・安藤は8回まで村田の14号ソロによる1点のみに抑える完投ペースだったが、9回、先頭の石井タクローに痛打されると、続く代打・古木にレフトスタンドへ2号2ランを放り込まれ、3点差。更に、一死後、メカゴジラ,マイケルと連打を浴びて一、三塁となった所でKO。一発が出れば同点と言うピンチだったが、守護神・久保田は内川,村田ときっちり打ち取り、10セーブ目をマークした。
福岡ドーム:ソフトバンク10勝1敗
Bs 000030000  3
H  00033000×  6
勝:星野8勝2敗
負:歌藤0勝1敗
S:馬原4勝4敗8S
本:松中26,27,J.マッケンジー20、ズレータ26
、ガルシア4
 ソフトバンク、一発攻勢で12連勝! 松中、2打席連発4打点!
0−0で迎えた4回、ソフトバンクは松中,J.マッケンジー,ズレータの三者連続アーチが飛び出して、3点を先制。しかし、直後の5回、先発・星野が捕まり、二死一、三塁のピンチにガルシアにライトスタンドへ4号3ランを放り込まれて、一気に同点。追いつかれたソフトバンクはその裏、大村の死球,バティスタの四球で一死一、二塁のチャンス。ここで松中が2打席連続となる27号3ランをぶち込んで、勝ち越しに成功。この3点のリードをフェリシアーノ−馬原と繋いで逃げ切ったソフトバンクは12連勝をマークした。
FC宮城:悪の温床・楽天2勝5敗
F  410000000  5
E  11300001×  6
勝:岩隈5勝8敗
負:矢野0勝1敗
S:福盛4勝1敗8S
本:
鷹野6
 礒部、決勝タイムリー! 悪の温床・楽天、4点差から逆転勝利!
ついに悪の温床・楽天相手に屈辱の初黒星を喫してしまった日本ハム。連敗だけは避けたいと、初回、4安打の集中攻撃で早くも4点を先制すると、続く2回にも青波の長瀬のタイムリーで5点目。しかし、先発・ヒゲ入来が立ち上がりからピリッとしない内容で1回、2回と1点ずつ失うと、3回には連打で作った無死一、三塁のピンチで鷹野にライトスタンドへ6号3ランを叩き込まれて、ついに同点。4回以降、試合は膠着状態となり、5−5の儘、終盤へ突入。迎えた8回、悪の温床・楽天は先頭の益田がヒットで出ると、二死三塁となった所で礒部がセンター前へタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。9回は先発・岩隈からバトンを受け継いだ福盛が3人で締めて、この3連戦の勝ち越しを決めた。
千葉マリン:ロッテ6勝3敗
L  202000100  5
M  100100000  2
勝:霊感投手・松坂6勝9敗
負:小林宏9勝4敗
本:
ベンちゃん14
 ベンちゃん、先制14号2ラン! 霊感投手・松坂、12三振完投勝利!
初回、ベンちゃんの14号2ランで先制し、主導権を握った西武は3回にはカブレラ,フェルナンデスの連続タイムリーで2点を追加。先発の霊感投手・松坂は毎回の様にヒットを打たれ、4回までに2点を失うも、ストライク先行で毎回の様に三振を奪うテンポのいい投球でロッテに流れを掴ませない。何とか霊感投手・松坂を援護したい西武は7回、フェルナンデスのタイムリー二塁打で貴重な1点を追加。霊感投手・松坂は得点圏に6度も走者を背負いながら、要所を抑え、完投で6勝目を飾った。