6月30日

東京ドーム:巨人4勝4敗
S  000000000  0
G  00010000×  1
勝:上原6勝5敗
負:川島5勝6敗
 上原、14三振に快投で今季初完封! 清水、値千金の決勝犠飛!
初回、二死一、二塁のチャンスを逃す不吉な立ち上がりとなった巨人は2回も一死一塁の場面で怒濤のチャンスブレイカー・ニックンが無茶振りでどん詰まりのセカンドフライと相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。3回も二死満塁のチャンスに破戒僧・清原が空振り三振に終わる体たらく。3回で早くも6残塁と相変わらず、一発が出ないと如何ともしがたい巨人だったが、4回、一死二塁の場面で上原が川相不在の打線はアテにならないとばかりに自らセンター前へ執念のヒット。一、三塁となった所で清水がセンターへ犠飛を打ち上げ、ついに1点を先制。巨人はこの後も怒濤の残塁地獄を形成するも、先発・上原は自ら口火を切ってもぎ取った1点を死守すべく、立ち上がりからペース配分無視の投球でヤクルト打線を翻弄。1−0で迎えた8回、巨人はまたも上原のヒットで二死一、二塁のチャンスを掴んだものの、清水がショートゴロに倒れ、これで12残塁目。やはり、自分以外頼れる者はいないと開き直った上原は土壇場9回、三者三振で締めくくる快投で今季初完封を達成した。

 ハマのスペランカー、エアバッグで前半戦絶望の重傷!
ハマのスペランカーが名前に違わぬ貧弱ぶりを見せつけた。シーレックスでリハビリモードだったハマのスペランカーは腰痛も大分、癒えて、昇格目前だったが、28日に横浜市内の高速道路で自慢の愛車・ポルシェを運転中、スリップ。幸い、人身事故とはならなかったが、側壁に衝突した際に作動したエアバッグにより、左側の肩から顔面までを強打し、「左肩関節挫傷」に加えて、「左外傷性複視・網膜震盪」と言うケガを負った。肩の方は全治3日程度だが、左目は霞んで二重に見える状態で全治2週間と思いの外、重症。しかも、トレーナーによると退院後の調整期間は更に倍かかると見られており、前半戦の復帰は絶望的だ。現在、打率,本塁打の二冠をキープしながら、未だに克服出来ないケガへの弱さ。エアバッグの衝撃は相当強いものである事は確かだが、命を守る為の装置でそれ程の重傷を負っていたら、プロ野球選手として世話はない。膝の高さから落ちただけで死亡すると言う史上最弱主人公を擁する「スペランカー」の異名はやはり、伊達ではなかった