6月10日 東京ドーム:巨人3勝1敗 L 001000200 3 G 00020300× 5 勝:マレン2勝2敗 負:大沼3勝5敗 S:木佐貫2S 本:破戒僧・清原12、阿部13、ローズ14、栗山4 前回の対戦では死球合戦となって遺恨を生んだこのカード。巨人先発・マレンに対して、2回まで4安打を浴びせながら、攻めあぐねていた西武だったが、3回、二死二塁の場面でカブレラがタイムリーを放ち、1点を先制。一方、ベニー松山の好意を踏みにじるがごとく、この日も2番ショートの聖域にニックンを置いた事で相変わらずの拙攻三昧を続ける巨人だったが、4回二死から一発に賭けるしかないとばかりに破戒僧・清原,阿部の連続アーチが飛び出し、逆転に成功。6回にはローズも一発を浴びせるなど、3点を追加。2番手・久保が栗山に被弾し、2点差と詰め寄られたものの、最後は木佐貫が締めて、2セーブ目をあげた。 ナゴヤドーム:中日1勝3敗 M 002000121 6 D 000000020 2 勝:清水6勝4敗 負:マルティネス1勝1敗 本:フランコ13 川相を使わずにむざむざ連勝を止めてしまった中日。この日は交流戦首位を快走する好調・ロッテが相手だと言うのに、またも落合監督は名手・川相をベンチに追いやるオレ流大チョンボ采配を敢行。失意の先発はマルティネスは3回、2つの四球でピンチを作った挙げ句にサブローにタイムリー三塁打を浴びて、先制の2点を献上。7回には今江にスクイズを決められると、8回にはベニー松山のタイムリー等で2点を失い、0−5。ロッテ先発・清水の前に7回二死までパーフェクトと完璧に封じ込められてたが、最後まで諦めない川相スピリットが注入されている中日は8回、荒木のタイムリー等で2点を返したものの、反撃はここまで。勢いに乗りかけながら、一向に川相を使おうとしない落合監督のオレ流大チョンボ采配が大きく響き、連敗となった。マルティネスは来日初黒星。 FC宮城:悪の温床・楽天0勝4敗 C 002000300 5 E 000120000 3 勝:大竹4勝4敗 負:岩隈4勝7敗 S:ベイル1勝0敗8S 本:山崎10 悪の温床・楽天の先発は恐怖のパ・リーグ撲滅漫画「ドカベン パロ野球編SS」で真田一球の虚言にまんまとだまくらかされる浅はかな男として、シメられてしまったばかりの岩隈。水島の呪い以前に不振を極める岩隈は3回、ラロッカの先制タイムリー二塁打で2点を献上。山崎の一発,礒部のタイムリー等で一時は逆転して貰うも、7回、藤井のタイムリーエラーで追いつかれると、更に、末長に犠飛,嶋にタイムリーで再び2点のリードを与えてKO。悪の温床・楽天は8回二死満塁,9回に二死一、二塁とチャンスを掴みながら、あと一本が出ず、対広島4連敗で借金30となったた。 横浜:横浜1勝3敗 Bs 100200002 5 YB 000010000 1 勝:吉井3勝0敗 負:龍太郎1勝2敗 5連勝中の横浜と3連敗中の偽バファローズと言う対照的な両軍の対決となったが、先手を取ったのは偽バファローズ。初回、先頭の村松が二塁打で出ると、一死後、松田さんがレフト前へ先制のタイムリー。4回には連打で二、三塁のチャンスを作った所で阿部真の犠飛,日高のタイムリー二塁打で2点を追加。どん底から這い上がり好投を続けている先発・吉井はこの日も粘り強い投球が冴え渡り、6回を1失点で切り抜けてお役御免。偽バファローズは9回にも代打・五島のタイムリーでダメ押しの2点を加えると、最後は大久保が締めて、連敗脱出。これで吉井は3連勝となった。 福岡ドーム:ソフトバンク3勝1敗 S 000000000 0 H 00020000× 2 勝:ほんこん1勝1敗 負:霊感投手・高井4勝4敗 S:馬原3勝4敗2S 本:ズレータ21 ソフトバンク先発・ほんこんは走者を出しながらも要所を抑える粘りの投球を展開。何とか援護したいソフトバンクはヤクルト先発の霊感投手・高井の前に3回まで無安打に抑え込まれていたが、4回、一死から松中,J.マッケンジーが連続四球とノーヒットながらも絶好のチャンス。ここでJ.マッケンジーが牽制で刺されるチョンボをかますも、それを帳消しにするかの様にズレータがレフトスタンドへ21号2ランを叩き込み、ついに均衡を破る先制点をゲット。リードを奪ったソフトバンクは6回以降は小刻みに繋ぐ継投を展開。3連続KOと信頼を失っている守護神・三瀬にはお鉢が回らず、最後は馬原が締めて完封リレーを達成。5回無失点のほんこんは今季初勝利。 甲子園:阪神3勝1敗 F 2000011000 4 T 3000100001× 5 勝:ウィリアムス2勝1敗 負:横山1勝1敗7S 本:キュラソ星人14,15 泥沼の連敗を脱したい日本ハムは初回、青波の長瀬,木元のタイムリーで2点を奪う上々の滑り出し。しかし、その裏、先発・ヒゲ入来が捕まり、鳥谷のタイムリーの後、キュラソ星人に14号2ランを浴びて、あっと言う間に形勢逆転。史上2位の30球場から一発を放っているマニアックアーチスト・キュラソ星人は交流戦1年目にしてパ・リーグ全球団から一発を放ち、史上4人目の12球団からの本塁打を達成した。その後、1点ずつ取り合って迎えた7回、日本ハムは代打・田中幸のタイムリーでようやく追いつき、試合はその儘、延長に突入した。何としても落とせないと言う執念かヒルマン監督は10回から早くも守護神・横山を投入するも、一死を取った所でキュラソ星人にこの日2本目との15号ソロを叩き込まれて、サヨナラ負け。これで日本ハムは21年ぶりの10連敗となった。 この日、悪の温床・楽天の前田と阪神・沖原の交換トレードが成立した事が両軍から発表された。壊滅的に黒星を重ねる悪の温床・楽天に戦力を供出出来る余裕などある筈もなく、てっきり金銭トレードでの補強を画策していると思われていただけに交換トレードを成立させるとは驚きだ。かつてF1セブンの一角に名を連ねた沖原だが、同じくF1セブンのシャア少佐とは大きく水を空けられ、首位を走る阪神において二軍でくすぶっていた沖原は出番が増えそうな悪の温床・楽天への移籍に「心機一転、大きなチャンスだと思ってやりたい」とコメント。早くもこの日から一軍登録され、スタメン出場を果たした。一方、理不尽な合併により追われてしまった関西の地へ約半年で戻ってくる事となった前田だが、史上初めて悪の温床・楽天から放出された事は大きなトラウマになりそうだ。 |