6月7日
千葉マリン:ロッテ4勝0敗
G  000010000  1
M  10010000×  2
勝:小林宏8勝2敗
負:上原4勝5敗
S:小林雅0勝1敗18S
 拙攻拙守で好投・上原を見殺し! 巨人、単独最下位へ逆戻り!
この日の決算取締役会でナベツネが代表取締役会長に就任する事がついに内定。表向きの代表権は滝鼻オーナーにあるが、実質的にはナベツネが最高権力を握っているのは言うまでもない。恐れていたXデーの到来で重苦しい空気に包まれた巨人は相変わらず、一発が出ないと如何ともしがたく、初回、いきなり満塁のチャンスを作りながら、どん底状態の破戒僧・清原が凡フライを打ち上げて、三者残塁に終わる体たらく。落胆の色を隠せない先発・上原に対して、その裏、先頭の小坂がセンター前へ痛打。これをローズが後逸する大エラーをかまし、ボールが外野を転々とする間に小坂は俊足を飛ばして、一気に先制のホームイン。4回には一死から橋本,今江の連打で二、三塁とすると、完全に無警戒の巨人バッテリーの虚をついて、代田がスクイズを決めて、2点目を追加。4回までに5残塁と十八番の拙攻三昧を繰り広げていた巨人だが、5回、二死二塁の場面でローズが大エラーの汚名を返上するタイムリーを放ち、1点差。しかし、小林宏−藪田と繋ぐロッテの継投の前にあと1点が届かない。2−1の儘、迎えた土壇場9回、ロッテは守護神・小林雅を投入する逃げ切り体勢。これに対して、巨人は一死から阿部が二塁打を放ち、一打同点のチャンスを作ったものの、矢野,ガッツな貴公子・仁志と倒れて、万事休す。小林宏はこれでハーラートップタイの8勝目。上原は2失点完投ながらも、打線が見殺し。巨人はロッテ相手に4連敗で再び単独最下位へ転落した。
FC宮城:悪の温床・楽天3勝1敗
D  003000141  9
E  001000000  1
勝:鈴木1勝0敗
負:ホッジス2勝7敗
 ルーキー・鈴木、プロ初先発初勝利! 井端、先制2点タイムリー!
名手・川相を立て続けに幽閉し、日本球界史上初めて悪の温床・楽天に3連敗したと言う悪夢の様な歴史を残してしまった中日
。悪の温床・楽天相手に史上初めてシーズン負け越しを喫するチームとならない為には3連勝しか残されていない状況だが、復帰間近の茂雄からの圧力が強まっているのか、落合監督はまたもや名手・川相をベンチに追いやるオレ流大チョンボ采配を敢行。やる気の感じられない指揮官に士気が高まらない中日ナインは2回まで一人の走者も出せずにいたが、流石に、悪の温床・楽天に4連敗の屈辱だけは避けたいと3回、突如、制球を乱したホッジスから一死満塁のチャンスを掴んだ所で井端の2点タイムリー,立浪の犠飛で3点を先制。7回に1点を追加した中日は8回には3本のタイムリーで4点を追加し、試合を決定付けた。投げてはプロ初先発となった鈴木が7回途中まで1点に抑える好投でプロ初白星。悪の温床・楽天相手に負け越す危機はひとまず免れたが、依然として、リーチがかかっている事に変わりなく、予断を許さない状況だ。
横浜:横浜2勝2敗
F  000000000  0
YB 10000010×  2
勝:アゴくら4勝2敗
負:鎌倉3勝3敗
 アゴくら、5年ぶり完封で4勝目! 日本ハム、打線沈黙で泥沼の7連敗!
日本ハムの先発はアゴくら、横浜の先発は鎌倉。「週ベ」読者ページファン限定枠でよだれモノの「倉健」対決がついに実現した。しかし、鎌倉は初回、先頭の石井タクローを歩かせると、一死二塁となった所で金城にタイムリーを浴び、早々と先制点を献上。2回以降は走者を出しながらも、あと一本を許さない粘りの投球を展開するも、一方のアゴくらが付け入る隙を与えない好投を展開し、1点ビハインドの儘、鎌倉は6回限りで無念の降板。7回から代わったトーマスに対して、横浜は一死三塁から小池の犠飛で2点目を追加。アゴくらは終盤に入ってもペースが落ちず、結局、散発3安打の完封で4勝目。日本ハムは引き分け2つを挟んで7連敗となった。
西武吹き抜けドーム:西武1勝2敗
S  101003110  7
L  000100110  3
勝:ガトームソン2勝0敗
負:霊感投手・松坂4勝7敗
本:
寿司職人ラミレス17、礒?2
 霊感投手・松坂、6回KO! 寿司職人ラミレス、先制打&ダメ押し弾!
ミスター完投負けの称号が付きつつある霊感投手・松坂に対して、ヤクルトは初回、寿司職人ラミレスのタイムリーで先制すると、3回には中井美穂の旦那・古田がタイムリーを放ち、2点目。一方、ヤクルト先発・ガトームソンに対して、西武は4回、中島のタイムリーで1点差。5回まで9三振を奪いながら、この日も完投負けの気配が漂いつつある霊感投手・松坂だったが、6回、二死一、二塁から城石,宮本に連続タイムリー二塁打で3点を失い、久々のKO。ヤクルトは西武の粘られながらも、4点のリードを守りきり、首位の座をキープした。
倉敷:広島1勝2敗1分
H  001000001  2
C  00004100×  5
勝:黒田8勝2敗
負:杉内8勝2敗
本:
福井1、緒方6、求道者・前田14
 黒田、気力の投球で連敗阻止! 2失点完投でハーラートップの8勝目!
前回、素晴らしい投手戦を演じた黒田と杉内がまたもや激突。案の定、この日も1点を争う展開となったが、先手を取ったのはソフトバンク。0−0で迎えた3回、先頭の大村が二塁打で出ると、川崎のライトフライで三進。ここでバティスタがライト前へ先制のタイムリー。4回まで2安打の快投を見せていた杉内だが、5回、福井に2年ぶりとなる同点弾を浴びてから変調。一死二塁から稲嶺のタイムリーエラーで勝ち越しを許すと、二死後、緒方に6号2ランを放り込まれて、この回、4失点。続く6回にも求道者・前田に14号ソロを浴びた杉内はこの回限りでKO。黒田は9回にエラーで2点目を失ったものの、完投でハーラートップの8勝目をマーク。広島の連敗は5でストップした。
GS神戸:偽バファローズ1勝2敗1分
T  100012000  4
Bs 001001000  2
勝:橋本2勝1敗
負:吉川0勝4敗1S
S:久保田1勝2敗8S
 仰木マジック、2度目の奇襲は失敗! 黒騎士、完全投球で先発復帰アピール!
前回、そこそこに結果を出した事で調子ぶっこいた仰木さんは中継ぎ要員・萩原を2試合連続して「1番手のリリーフ」として先発起用。しかし、萩原は初回、いきなりシーツのタイムリーで先制点を献上。一方、阪神先発・前川も3回に押し出し四球で同点を許し、あえなくKO。1−1だと言うのに、早くも両先発がマウンドから姿を消した5回、阪神はシーツの犠飛で勝ち越すと、6回には矢野,藤本の連続タイムリーで2点を追加。偽バファローズはその裏、エラー絡みで1点を返すと、中継ぎ降格となった黒騎士が7回からの3イニングをパーフェクトに抑える好投。しかし、阪神の小刻みな継投の前に反撃を断たれた。