6月3日
東京ドーム:巨人2勝2敗
H  000010010  2
G  10011000×  3
勝:マレン1勝2敗
負:新垣4勝3敗
S:久保2勝1敗5S
本:
阿部12、J.マッケンジー14、ニックン5、ズレータ19
 マレン、完投逃すも移籍初白星! 久保、久々の5セーブ目!
9試合ぶりの白星を手にしたものの、巨人は相変わらずの拙攻三昧。初回,無死一、三塁のチャンスにローズが併殺に倒れるの間に1点を先制するのが精一杯。続く2回も無死一、二塁のチャンスを潰すと、3回には一死一塁のチャンスを逃す有様。しかし、4回、あまりのタイムリー欠乏症ぶりに業を煮やした阿部が一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ12号ソロを叩き込み、2点目をゲット。J.マッケンジーの2試合連続14号ソロで1点を返された直後の5回裏、巨人は先頭の清水がライト前ヒットで出塁。ここで悪太郎・堀内監督はエンドランを仕掛けるも、怒濤のチャンスブレイカー・ニックンは2番にあるまじき無茶振りでバットに当てる事すら出来ず、清水は二塁で憤死。しかし、このプレーでインケツパワーを充電したニックンは2番にあるまじき無茶振りでレフトスタンドへ通算100号となる4号ソロを叩き込む結果オーライの展開で3点目。先発・マレンは完投ペースの投球を展開していたが、8回、ズレータの19号ソロで1点差と詰め寄られると、土壇場9回、一死一塁のピンチを迎えた所で無念の降板。ここで新守護神に任命されている木佐貫ではなく、何故か、久保がマウンドに上がったが、久保はバティスタ,松中と打ち取って1点差を守りきり、久々の5セーブ目をマーク。マレンは2失点の好投で移籍初勝利を飾った。巨人はこれで広島と並ぶ5位タイとなった。
ナゴヤドーム:中日2勝2敗
F  004000003  7
D  20204000×  8
勝:久本1勝0敗
負:ヒゲ入来2勝2敗
S:岩瀬1勝1敗15S
本:
木元12、小田2、ガッツ16
 ヒゲ入来、5回8失点KO! 日本ハム、引き分け2つ挟んで4連敗!
今日も今日とて名手・川相をベンチに追いやる落合監督のオレ流大チョンボ采配炸裂により、中日はまたも大苦戦。初回、T.ウッズのタイムリー,福留の犠飛で2点を先制するも、3回、先発・山井が木元に12号3ラン,小田に2号ソロを浴びて、あえなくKO。2点を追う展開となったものの、最後まで諦めない川相スピリットが注入されている中日はその裏、稲葉のタイムリーエラー,森野のタイムリーで追いつくと、5回には一死満塁から谷繁が勝ち越しタイムリー。更に、代打・高橋光がインターフェアー,荒木がタイムリーを放つなど、この回、一気に4点をゲット。8−4の儘、試合は進み、迎えた土壇場9回、名手・川相がサードの守備に入る必勝体勢となったが、これに対して、川相擁する鉄壁内野陣は突破不可能と察知し、一発狙いに走った日本ハムは一死一塁からガッツが16号2ランを叩き込み、6番手・岡本をKO。更に、急遽引っ張り出された事で準備不足の岩瀬に対して、劇団ヒチョリのタイムリーで1点差と詰め寄ったが、反撃もここまで。最後は金子がファーストへのファールフライに終わり、万事休す。3番手・久本は今季初勝利をマークした。
神宮:ヤクルト2勝2敗
E  3000230002 10
S  0040310000  8
勝:福盛1勝1敗3S
負:石井2勝1敗12S
本:山崎6、寿司職人ラミレス15,16、岩村10、礒部11,12
 礒部、シーソゲーム制する決勝2ラン! ヤクルト、5連勝でストップ!
破竹の連勝を続けているチームが相手だと、何故か強さを発揮する悪の温床・楽天は初回、山崎の11号2ラン等で3点を先制。ヤクルトが3回に寿司職人ラミレスの15号3ランで一気に逆転すれば、悪の温床・楽天は5回に酒井のタイムリーで再び勝ち越し。その裏、ヤクルトが岩村,寿司職人ラミレスの連続アーチで再びリードを奪えば、直後の6回、悪の温床・楽天は礒部の11号2ラン,ロペスのタイムリーでまたまた逆転。その裏、岩村のタイムリーで振り出しと二転三転していた試合だが、7回以降は膠着状態となり、8−8の儘、延長にもつれ込んだ。迎えた10回、悪の温床・楽天は一死二塁から礒部がこの日2本目となる12号2ランを叩き込み、均衡を破る10点目。その裏、9回途中からマウンドに上がっていた福盛が3人で締めて、今季初勝利。悪の温床・楽天の連敗は4でストップ。一方、ヤクルトは先月の7連勝を阻止された悪の温床・楽天相手に今度は5連勝を止められた。
西武吹き抜けドーム:西武2勝2敗
YB 000001004  5
L  01130010×  6
勝:オツ7勝3敗
負:ハマのチンピラ2勝5敗
本:
カブレラ11、ハマのスペランカー18
 豊田、4失点の大乱調で薄氷の勝利! オツ、6回1失点で7勝目!
2回、カブレラが天井を直撃する西武吹き抜けドーム初の認定ホームランで先制した西武は続く3回には高波のタイムリーで1点を追加。更に、4回には中村の2点二塁打,礒?のタイムリーで3点を加え、5点のリード。先発・オツは6回まで3安打1失点と余裕の投球を見せると、山岸−森と繋いで、最後は豊田で逃げ切る必勝リレーを展開するも、この豊田が大乱調。一死から石井タクロー,小池の連続二塁打で1点を失うと、二死後、メカゴジラ,ハマのスペランカー,マイケルと3連続タイムリーを許して、ついに1点差。更に、代打・鈴木尚を歩かせて、長打が出れば逆転と言う大ピンチ。しかし、ここで相川をピッチャーゴロに打ち取り、辛くも逃げ切った。
尾道:広島1勝3敗
Bs 101020000  4
C  000030000  3
勝:加藤2勝1敗1S
負:小山田5勝4敗
S:大久保1勝0敗6S
 小山田、5回4失点KO! 広島、巨人と並ぶ最下位タイへ!
3連敗中の偽バファローズだが、この日は序盤から主導権を握る幸先のいいスタート。まず、初回、ブランボーのタイムリー内野安打で先制すると、3回には後藤が2点二塁打。更に、5回に日高にタイムリーが飛び出して、4点のリード。今季ここまで自責点0の先発・吉井はこの日も老獪な投球が冴え、4回までに5安打を浴びながらも無失点に抑える粘りを見せていたが、5回、二死二塁から野村,新井,嶋と3連続タイムリー二塁打を浴びて、一気に1点差。しかし、偽バファローズの小刻みな継投の前に6回以降ピタリと当たりが止まり、あと1点が届かない儘、ゲームセット。3連敗の広島はついに巨人に並ばれ、最下位タイとなった。
甲子園:阪神2勝2敗
M  001030210  7
T  50100040× 10
勝:藤川2勝0敗
負:山崎0勝1敗1S
S:久保田1勝2敗7S
本:
矢野5、フランコ11、ゼブラ今岡11、悠久の若虎4
 ゼブラ今岡、決勝3ランで連敗阻止! 久保田、好救援で7セーブ目!
ロッテ先発・清水が初回から大乱調。いきなりシャア少佐に三塁打を浴びて、リズムを崩したか、シーツのタイムリー二塁打で先制点を許すと、更に、悠久の若虎・桧山のタイムリー二塁打,矢野の5号3ランで大量5失点。3回にもキュラソ星人の二塁打で1点を失い、まさかの6失点KO。しかし、首位を快走するロッテはここから猛反撃。4回にフランコのタイムリー等で3点を返すと、7回にはまたもフランコが11号2ランを叩き込み、ついに同点。5点差を追いつかれたものの、流石に甲子園での4連敗だけは避けたい阪神はその裏、一死一、二塁からゼブラ今岡が11号3ランを放つと、続く桧山もライトスタンドへ4号ソロを放り込み、一気に4点を勝ち越し。粘るロッテは8回に押し出し四球で1点を返し、なおも二死満塁のチャンスだったが、ここで代わった久保田の前にベニー松山が空振り三振に倒れて、三者残塁。久保田は9回も3人で抑えて、7セーブ目。阪神の連敗は3でストップした。
 5月の月間MVP発表!
この日、5月の月間MVPが発表された。セ・リーグの投手部門はリーグトップの4勝(1敗),防御率も2位の2.14と安定した投球を見せた黒田(広島)が4年ぶりとなる2度目の受賞。打者部門は打率.404,8本,29打点と打棒が爆発し、チームを首位へと導いたキュラソ星人(阪神)が実に9年ぶり2度目の受賞。一方・パ・リーグの投手部門は4勝(1敗),防御率1.67と好成績を残した杉内(ソフトバンク)が4月に続いて2ヶ月連続3度目の受賞。打者部門は打率.395,出塁率.408,34安打の3部門でリーグ1位の数字を叩き出した礒?(西武)が9年目にして初めて選ばれた。